引き続いて野田総理の原発再稼働批判のエントリーです。
kojitakenさんが、金子勝先生のツイートをまとめてくださっているので引用しましょう。
◆kojitakenの日記
金子勝氏がTwitter「野田め」シリーズで野田佳彦(野ダメ)を批判
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120609/1339201480
金子勝氏のTwitterは「野田め」シリーズ。その中からピックアップ。
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/211106426838466561
【野溜め1】野田め政権は記者会見を行い、大飯原発再稼動を認めたが、言っていることは支離滅裂。安全基準は「暫定基準」だと言いながら、福島原発事故を再び引き起こさないための安全体制は整っている。政経塾には小学校の国語の時間がないのか…。 http://goo.gl/NMQBz
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/211108520525971456
【野溜めNHK2】先のNHKニュースで「国民世論を二分する」とあるが、ほとんどの世論調査では再稼動賛成が反対の倍ある。毎日新聞の調査では、「再稼動を急ぐべきではない」が71%を締めています。「国民の反対を押し切って」が正しい。 http://goo.gl/JzIhX
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/211114379750551553
【野田め4】安全性を担保できない原発=不良債権を抱える関電は昨年度は2500億円の赤字、今年度は4000億円になる。11基の原発のうち7基が1970年代に運転開始した老朽原発。40年廃炉原則を適用すると、10年以内に破綻する不良債権企業。だから安全無視で、なし崩し再稼動を狙う。
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/211116847842603008
【野田め5】保安院や原子力安全印会は電力会社の事故隠し・情報隠しを黙認してきた。結果、2001年JCO事故、2002年福島事故隠し、2005年耐震基準を守らず中越沖地震で柏崎刈羽原発事故、そして2011年の3・11に至った。このようななし崩し原発稼働が再び国民を危険に陥れるのだ。
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/211120080346562561
【野田め6】守旧財界・官僚のポチの野田め政権は、脱原発の「政治決断」ができない。さらにマニフェストの社会保障改革もくず籠へ。このままでは「失われた30年」に。民主党のエネルギーPTで拙速な大飯原発再稼動に異論が続出。歴史に禍根を残すな。 http://goo.gl/tX8XZ
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/211123670561726464
【野田目7】「安全神話」が福島原発事故をもたらしたが、野田目首相の記者会見は「安全神話」の再現です。電力会社の利益優先の姿勢に原子力安全委員会や保安院がゴマカシを続ける。それがバレても、安全だと繰り返す。最悪の事態に備えず、そんなことは起こるはずがないと繰り返す。終末のダメ首相。
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/211126395773005825
【野田ら目8】野田ら目首相が、もし福島の悲劇を繰り返さないというなら、仮の町も作らず、除染もせず、見殺しにしている福島県民に、この大飯原発再稼動を望んでいるか、世論調査を実施してからにしてほしい。この大飯原発再稼動は、明らかに福島原発事故など大したことではないとのメッセージです。
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/211216257683431424
【野田らめ9】野田ら目首相は、大飯以外の原発も「大飯同様に、引き続き丁寧に?個別に安全性を判断していく」と述べ、今後、安全性?が確認されれば運転を再開したいとする。当面、関西電力管内での15%以上の節電も継続。犯人=保安院の言うがまま。 http://goo.gl/B5oBi
「野田め」(野ダメ)を倒せ。
(引用ここまで)
新潟県の泉田裕彦知事も同様の批判をしています。
新潟知事「国民生活を人質」 首相の再稼働説明を批判
http://www.asahi.com/politics/update/0609/TKY201206080752.html
関西電力大飯原発の安全性に関する野田佳彦首相の説明について、東京電力柏崎刈羽原発を抱える新潟県の泉田裕彦知事は8日夜に談話を発表した。
泉田知事は「『福島を襲ったような地震や津波が起きても事故を起こさない』と限定付きでの『安全宣言』で、福島を襲ったものとは異なる直下型地震の場合は再び『想定外』との言い訳が通る説明になっている」と指摘。
新たな原子力規制機関ができていないことにも触れ、「万が一の事態が生じた場合の対策も固まっていない中で、新たな『安全神話』を創造することになり、極めて無責任。国民生活を人質にして安全を軽視した宣言となっている」と痛烈に批判した。
この再稼働は夏限定ではありません。永続的な稼働を狙っています。そして全国の残りの原発の順次再稼働も。
そもそも安全基準は暫定的なもの、と細野大臣は述べていました。
暫定的な安全基準で永続的な稼働に見切り発車するってどういう事でしょうか、一体どこが安全なのでしょうか。
ひんしゅくを買った政府の「原発事故収束宣言」にもかかわらず福島原発事故の検証は終了しておらず、修習のめども立っていません。
事故を踏まえて新たな安全規準が設けられたわけでもありません。
避難した福島県民に安定した次の生活を提供できているわけでもありません
なのに再稼働ありきで上っ面の暫定的な安全基準だけパスさせて、永続的な再稼働になだれ込もうという暴挙は許されません。
3.11の史上最悪の原発事故でヨーロッパを中心に脱原発方向へ向かおうとしています。
しかし当事者国の政府は、世界に繋がる海を汚染してそれをどうすることもできす手をこまねいたままでいるというのに、国民の大多数が原発に反対しているというのに、それらを無かったことのように扱い早々に原発維持路線に強行に戻りました。
世界は日本の政府の極悪ぶりに驚愕の目を向けるのではないでしょうか。
以前
こちらに書いたことをもう一度繰り返しましょう。
非常事態になった時いかに(国が)国民を守れるかは、その国がいかに優れた民主主義国であるかと比例するのだあらゆる機会に何度も書いていますが、日本の民主主義度はとても先進国を名乗れないほどの酷い後進ぶりです。
そして日本の政府は一部のお財界様の金儲けにのみ尽くし続ける男芸者である以上、国民を守るどころか原発による危険と犠牲を更に強いるだけの反・国民的な存在でしかないのだと改めて痛感します。
さて、kojitakenさんが某所で次のようにつぶやかれていたのに私も同意です。
橋下が「期間限定の再稼働」の論陣を張って、「野ダメ」と対決しているかのような演技をしていることにむかつく。「ずっと稼働」と「期限を切っての稼働」の(似非)対立構図から思い出されるのは、かつての自民党の「増税派」対「上げ潮派」。ともに新自由主義であることには違いないのだった。今回のはともに「原発維持」
そんなわけで次は再び、橋下氏の「なんちゃって脱原発」について。
- 関連記事
-
スポンサーサイト