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世界の財産…“日本国憲法”
改めてよくよく考えてみると憲法を変えるべきという主張、現行憲法を守るべきという主張も国民主権が明確に規定されている現行憲法下だからこそ自由にものがいえることではないでしょうか。
仮に大日本帝国憲法下(明治憲法)であったなら、こんな論議さえもできなかったことは歴史が証明しています。
現行憲法の主権は国民にあるという厳然たる事実が自由な憲法論議を保障していることを、改憲を主張する人も護憲を主張する人も忘れないで欲しいものです。
第二次大戦前の大日本帝国憲法下では自由にものが言えなかったのですからね、主権は現人神とされる天皇だけにあって、国民は全員「臣民」(天皇の家来)とされていたのです。
ましてや女性には参政権だけでなく、基本的人権さえも認められていなかったのです。
あらためて言いたいと思いますが、憲法は国民主権が大前提で何ものにも変えがたいものだと断言します。
国家体制が優先されるような憲法に改定されれば、戦前の暗黒政治体制に逆戻りすることになる危険が現実のものになります。
>イタリアとウルグアイに次いで史上3番目だという。
だからといって内容が古びているわけではない。むしろ逆で、世界でいま主流になった人権の上位19項目までをすべて満たす先進ぶり。人気項目を網羅的に備えた標準モデルとしては、カナダさえも上回る。
まさに世界の宝・財産ですね…、こんなに大切な宝物をみすみす棄てる様な愚かな行為は、絶対にすべきではないですね…。平和憲法を持つ日本だからこそ、東アジアをはじめ、国際社会の平和と安定、核兵器廃絶のイニシアチブをもてるのではないでしょうかねぇ…。(^_-)-☆
進んだ憲法、でも実効性は?
ストやデモに対して、おそらく日本は主要国の中でも一番不寛容だと思いますよ。
「女性の権利」「教育権」「違憲立法審査権」などもご立派にうたってはいますが実態が伴っているでしょうか?
女性の管理職は最低レベルだし、高校無償化すら反対が多いこの国には、憲法を守ろうとする気概が見られません。
改憲案の天皇や国旗国歌、自衛隊についてはこれだけを見ると変更点がはっきりしませんが、恣意的運用が為される危険は大です。
君が代にしても、国歌として認められた時に文科省は「歌わないからといって教員に不利益を与えてはいけない」と声明を出しているのに、石原・橋下などは露骨に弾圧に向かい、しかも裁判所までがこれに追随しています。
これと同じことが起きるのではと、不信感が出てきます。
日本国憲法を実行させねばなりません
我々にできるのは護憲政治家の支援です。絶対に次回の選挙では憲法改悪をもくろむ愚か者どもを欠格政治家として追放すべきです。
ちなみに私はギリシャの陶片追放制を現代の日本にアレンジすべきと考えています。ただ、これにはポピュリズムに悪用される可能性があるのですが同時に政治家にいい緊張感を持ってもらうことができます。
私もコラムで東京新聞の記事を使いました。今こそ、日本国憲法が必要とされている時はないのです。正規雇用に関していうならば生存権、あまりにもひどすぎる富裕層の贅沢な生活には公共の福祉を盾に改善させていくべきです。
トービン税はそうした意味で合憲であり、消費税より今すぐ導入しなければなりません。消費税は今の状態では完全に日本国憲法に違反していると考えてもいいでしょう。
>飛び入りの凡人様
ストやデモに対して、おそらく日本は主要国の中でも一番不寛容だと思いますよ。
「女性の権利」「教育権」「違憲立法審査権」などもご立派にうたってはいますが実態が伴っているでしょうか?
女性の管理職は最低レベルだし、高校無償化すら反対が多いこの国には、憲法を守ろうとする気概が見られません。 [/紊��]
なぜそのように秋原さんに突っかかった物言いをされるのでしょうか。
日本国憲法の先進性それ自体は、それが現実の日本社会に反映されているか否かとは別に、
高く評価されてしかるべきです。
それが、まさに「宝の持ち腐れ」になっていることが問題なのであって、
秋原さんは「今の日本は既にこの憲法の精神が完全に浸透したよい社会になっているのだから
それを変えるべきではない」と主張されているわけではありません。
たしかに労働組合やデモを、まるでカルトや迷惑行為のように見なす風潮は未だに残っていますし、
憲法を踏みにじるような言動を繰り返す人間が選挙に当選しており、
現実には憲法の精神は遵守されているとも浸透しているとも言いがたいですが、
それは教育の機会の不足に因るものが大きく、憲法それ自体のせいではないと私は思います。
どんな優れた法も制度も、その「実効性」は運用する人間次第であって、
それを顧みずに制度の方が悪いかのように揶揄するのは、
あなた自身も批判している自民党ら壊憲派の発想に近づいてしまってはいませんか。
社会が人権を軽んじているがために、人権の尊重を唱える人間が「嘘くさいことを言う胡散臭い奴ら」と
見なされてしまうというのが、今の左派・リベラルを疎んじる風潮だと思いますが、
これはますます世の中の人権軽視の傾向を強め、結局は全員の首を絞める悪循環です。
>小野 哲様…、>ドロップ様…
> 我々にできるのは護憲政治家の支援です。
>正規雇用に関していうならば生存権、あまりにもひどすぎる富裕層の贅沢な生活には公共の福祉を盾に改善させていくべきです。
激しく賛同します。小泉政権以来の格差拡大・固定化は、これはもう“国家的犯罪”の域に達しています。元西ドイツ首相のウィリーブラント(ドイツ社会民主党党首;ノーベル平和賞受賞者)の言葉が思い起こされます…、『人々の生活を楽にしてくれない政治なんぞ、クソ喰らえだ!。』と…。こう胸を張りいいきれる政治家が、一体、今の日本に何人いるでしょうか?…。
>ドロップ様…
>高く評価されてしかるべきです。
それが、まさに「宝の持ち腐れ」になっていることが問題…
>教育の機会の不足に因るものが大きく、憲法それ自体のせいではないと私は思います。
どんな優れた法も制度も、その「実効性」は運用する人間次第…
>ますます世の中の人権軽視の傾向を強め、結局は全員の首を絞める悪循環です。
やはり、教育の機会が圧倒的に少ないことが、わたしたち主権者の財産である“日本国憲法”軽視、労働組合に対するあらぬ偏見を招いている主因であると、わたしも強く思います。
自分たちの自死行為を、喜んでいる日本の醜態を毎日みていますと、情けないやら、可笑しいやらで…、何と表現すれば良いのか…?、わたしには適当な言葉がみつかりません…。無くしてから後悔しても後の祭り…。今、“日本国憲法”が戦後最大の危機にあると考えます。
秋原葉月様が、日頃ご指摘されてみえる様に、“日本国憲法”の平和主義・基本的人権が、わたしたちの“血肉”になるのは、いつなのでしょうか?…。
>ドロップさん
ただ、飛び入りの凡人さんは、現状に対する憤りを書かれたのであって、私に食ってかかられたのではないと思います。文字だけだとニュアンスが伝わりにくくて、難しいですね^^
「絵に描いたモチ」でもない
もし、憲法がすべての点で「絵に描いたモチ」で、まったく実効性がないならば、彼等も敢えて変えようとは言わないはずです。現憲法の「何か」が彼らの望むところを大いに阻害していると考えるから変えたいのであって、それはどのようなことかを考えてみれば、皆さま思い当たることがあるでしょう。
彼等の邪魔立てをしてきたのなら、現憲法は不十分ながらも機能してきたと私は思います。
護憲・改憲から離れて議論をするとこうなるようです
以下はすべて東の発言です
>たとえば現在のOSで自衛隊を動かそうとすると,あいだに別のシステムを入れる必要があり,動作がすごく重くなっています。だったら自衛隊がもう少しサクサク動く,国がうまく回るOSに入れ替えたほうがいいんじゃないか。
>幻想かもしれないが,幻想なしに人は生きていけないから,試案では日本という国を尊重しろと書き,天皇は元首として位置づけました。
>いま人気を集めている強いリーダーは基本的に右翼です。左翼は批判しますが,強いリーダーが出てこないことこそが左翼の問題です。日本人がいま理念やビジョンを必要としているのは自明です。左翼はそれらをもっていたのに,いつのまにか単なる『突っこみ役』になってしまっている。それじゃあ負けますよ。保守的なナショナリストたちの理念そのものは理解できないところも多いですが,理念を出している。これが大事です。だから僕も,憲法改正試案というかたちで新しい国家像を提示するのです
>(憲法改正を主張する政治家は高揚感を漂わせていますが,東さんはどうでしたか・・・という質問を受けて)
テンションはあがりますよ。憲法かえるのはやっぱり気持がいいものですね。それは間違いない。新しい国のかたちをここに定義するんだみたいな,このワクワク感。
「護憲・改憲から離れる」というのがどういうことか、がとてもわかりやすく書かれた記事でした。
あずまんGJ(もちろん皮肉)。
なぜ非難されるのかわかりません
私は秋原様に突っかかった物言いをしているつもりは毛頭ございません。
私はこの国に対して
>憲法を守ろうとする気概が見られません
と書いています。要は「憲法を条文通りに運用するべきだ」と述べているのに、「制度の方が悪いかのように・・・」となぜ悪く解釈されるのか理解できません。
私は憲法の理想と現実の乖離を述べたのです。
理想が実現できないなら憲法の方を変えてしまえという本末転倒な意見には猛反対します。
>飛び入りの凡人さん
文字だけですとたまに真意が伝わらないこともありますので、誤解をといていただけるものと信じております。
>飛び入りの凡人様
前半の文章が秋原さんに対して「はあ?あんた何キレイゴト言ってんの?」と
言っているように読めてしまったのですが、私の誤読でした。
もちろん後半の方で自民らの案を批判しているのも読んでいるのですが、
前半を読み違えているせいで、ますます「整合性のないことを言っている」と受け取ってしまいました。
秋原さんもフォローして頂いてありがとうございます。
了解いたしました
フォローありがとうございます。
>ドロップ様
理解していただければ嬉しいです。
私の意見はひとつ
「世界に誇れる憲法があるのだから、もっと実践しろよ!」
です。このひとことに尽きるのです。
>飛び入りの凡人様…
>私の意見はひとつ
「世界に誇れる憲法があるのだから、もっと実践しろよ!」
です。このひとことに尽きるのです。
この記述を拝見いたしまして、誤解していたとわかりました次第です。わたくしも同様の考えを持ちます。
5/1 の貴殿の下記のコメントにも考えさせられました。
>左派に必要なのは、よりうまく騙すことじゃなくて、有権者に詐欺師に騙されないようにするための主張だと思うんです。
石原慎太郎や橋下徹の様な危険窮まる人物が、今の日本で万雷の礼讚を浴びている…、ひと昔前の日本では皆に忌避された筈のナショナリストが今や英雄と化す始末…。様々な要因が考えられますが、“社会の木鐸”を忘れ、権力に阿るマスメディアの劣化もありますが、飛び入りの凡人様ご指摘の通り、所謂、左派の煮詰まる戦略とでも言いましょうか…。あと、‘55体制下、確かに存在した確固たる信念ある政治家(左派・右派、保守・革新の別なく…)が見当たらない不幸…。だから、ひょいと出のタレント崩れの橋下徹のようなチンケな男を諌める政治家・人物が現れない…。飛び入りの凡人様ご指摘の左翼の言うことは“ケツの穴が痒くなる嘘”と皆が判断してしまう。 独裁者の暴走を阻止するにしろ、“日本国憲法”を死守するにしろ、今のままでは本当に、なし崩し的な崩壊が確実に訪れる“怖さ”を日に日に感じています。次期総選挙が日本の民主主義の葬儀にならないことを祈るばかりです…。ブログ主様、いつもとりとめなきコメントを掲載させて頂き感謝申し上げます。
飛び入りの凡人様へ
私はあなたのコメントを見て日本国憲法を大切にしているなということをすぐに見抜きましたよ。保守主義者でも護憲の旗を掲げている人はいるのです。
それを最初から敵のように扱われてしまうと困ります。私はそうした意味で極左も極右同様に嫌っています(政策の中にも参考になるものはあることはありますが)。どうか今回のことに懲りずにコメントをお待ちしています。革新政党だけではなく、保守派の中にも護憲保守主義者はいるのだということをわかっていただけるとありがたいと思います。
今やるべきは憲法を変えるじゃなくて、憲法を実践する……なるほど
日本国憲法は右翼が言うような、アメリカが押し付けてきた憲法ではなく、国際的に見て最先端の人権観念等を盛り込んだ理想の憲法……ホント、なんでこれを変えたがるのか。
最先端すぎて、イシハラやハシモトみたいな人にはついていけないのかなぁとか考えてしまいます。