安倍氏の総理再就任へのはなむけとして、いまやネットではすっかり有名になった吉井英勝議員(共産党)と安倍総理(当時)とのやりとりをブログ「日々雑感」さんから転載させていただきます。
(以前当ブログでも
こちらと
こちらで掲載しています)
●自民党 新総裁の安倍晋三は、提言された原発事故予防対策を拒否し続けてきた男
http://hibi-zakkan.net/archives/18210279.html
自民党 新総裁の安倍晋三は、提言された原発事故予防対策を拒否し続けてきた男
福島第一事故の原因を作った人間の一人。と言っても過言ではない
提言された原発事故予防対策を拒否し続けてきた安倍
2006年12月13日 衆議院議員 吉井英勝
巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a165256.htm
2006年12月22日 内閣総理大臣 安倍晋三
巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b165256.htm
1-4
Q(吉井英勝):海外では二重のバックアップ電源を喪失した事故もあるが日本は大丈夫なのか
A(安倍晋三):海外とは原発の構造が違う。日本の原発で同様の事態が発生するとは考えられない
1-6
Q(吉井英勝):冷却系が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない
1-7
Q(吉井英勝):冷却に失敗し各燃料棒が焼損した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない
2-1
Q(吉井英勝):原子炉が破壊し放射性物質が拡散した場合の被害予測や復旧シナリオは考えてあるのか
A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない

過去を振り返らない男
(都合の悪いことだけ)

コイツ福島原発で事故が起こったこと知らないんじゃね!?もしかして・・・
(引用ここまで・強調は私)
安倍氏は間違いなく福島原発事故の引き金を引いた犯人の一人です。
なのに今も悪びれることなく原発推進を掲げています。
原子力規制委員会が新たに定める安全基準を満たした場合、原発の新設を認めることもあり得るとの考えですから驚きです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012120102000094.htmlこういう人物を事故から二年もたたないうちに再度総理に据えるこの国ってなんなのだろうと思わずにはいられません。
しかし、このような極右モンスター内閣ができた要因のひとつに小選挙区マジックがあったことは確かです。
次の記事も是非お読みください。
◆Everyone says I love you !
自民が比例27%の得票率で小選挙区79%が取れる小選挙区制の弊害と、戦後最低の投票率の衝撃◆上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場
小選挙区選挙は廃止しかない(その1:民意切り捨て・・・56%の死票)繰り返しますが、
議会に正確に民意が反映されることが、民主主義と言える大前提です。
小選挙区制で選出された議員で構成される議会の不公平さは、中世身分制議会に似てると思います。
中世身分制議会は圧倒的に人数が多い平民を代表する議員よりも貴族代表の議員の方が多く、議会は民意が正確に反映されてるとは言いがたい不公平なものでした。
第一党であると言うだけで不当に議席数が多くなる小選挙区制も同じようなものではないでしょうか。
民意の過半数である56%の票が全く反映されない議会は、中世身分制議会と変わりないと思います。
そういう議会が出戻りの極右モンスター内閣を産んだことは覚えておきましょう。
1990年代に小沢氏主導で小選挙区制が導入されて、民主主義の大前提が葬られてしまいました。ある意味、
民意がちゃんと反映されない中世のような議会に逆戻りしたと言えるのです。
しかしこのことをマスコミ、特にテレビは大問題として取り上げようとはしません。
ですから私たちは、まず、
民主主義の大前提を「とり戻す」ことから始めないとお話になりません。
このことを口が酸っぱくなるほど強調したいと思います。
(こんな大前提から始めるのですから、すごろくで振り出しに戻らされたような徒労感がありますが仕方ありませんね)
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