コメント
生きている内にこんな時代になろうとは
戦中、祖父母の世代が体験したような、植民地支配の苦渋はかつての過去として、父母の世代らと獲得した権利をそれなりに享受して、つつましくも、なんとなく生きていける状況を安穏に過ごしてきただけだったのですが、どこかで平和というか油断していたのでしょうか?
それらの生活すら“幻想”として、脆くも崩れ去り兼ねない状況に対し本当に“恐怖”しています。
アイデンティティの危機にある日本
記事の最後にある「アイデンティティの危機に陥った日本」は、私の実感でもあります。国民の信頼を裏切る政党とマスコミの偏向姿勢にも原因がありますが、戦後積み上げてきた民主主義の基礎となる価値の喪失が進行しているように感じています。
そもそも何を問題提起しているのかわからない
聞けばフクイチですらもう興味がない状態ですよ。
中韓だってそうです。
大した軍備もないうえ、アメリカにも中国にも及び腰な国が戦争をやる度胸でもあるんですかねw
あと今のアメリカは内向きで経済的に緊迫してるからそう対外戦争もやっておれず、それに日本が引っ張られることもなさそうですよ。そもそも日本人が賛成しませんよ。
反対意見も載せte
■「右傾化」批判の誤り
・「安倍政権誕生となると、北京の論客たちはあらゆる機会をとらえて『日本はいまや右傾化する危険な国家だ』と非難し続けるでしょう。しかし『右傾化』というのが防衛費を増し、米国とのより有効な防衛協力の障害となる集団的自衛権禁止のような旧態の規制を排することを意味するのなら、私たちは大賛成です」
ブッシュ前政権の国家安全保障会議でアジア上級部長を務めたマイケル・グリーン氏が淡々と語った。日本の衆院選の5日ほど前、ワシントンの大手研究機関、ヘリテージ財団が開いた日韓両国の選挙を評価する討論会だった。日本については自民党の勝利が確実ということで安倍政権の再登場が前提となっていた。
CIAでの長年の朝鮮半島アナリストを経て、現在は同財団の北東アジア専門の上級研究員であるブルース・クリングナー氏も、「右傾」の虚構を指摘するのだった。
「日本が右に動くとすれば、長年の徹底した消極平和主義、安全保障への無関心や不関与という極端な左の立場を離れ、真ん中へ向かおうとしているだけです。中国の攻撃的な行動への日本の毅然(きぜん)とした対応は米側としてなんの心配もありません」
確かに「右傾」というのはいかがわしい用語である。正確な定義は不明なまま、軍国主義や民族主義、独裁志向をにじませる情緒的なレッテル言葉だともいえよう。そもそも右とか左とは政治イデオロギーでの右翼や左翼を指し、共産主義や社会主義が左の、反共や保守独裁が右の極とされてきた。日本や米国の一部、そして中国からいま自民党の安倍晋三総裁にぶつけられる「右傾」という言葉は、まず国の防衛の強化や軍事力の効用の認知に対してだといえよう。だがちょっと待て、である。現在の世界で軍事力増強に持てる資源の最大限を注ぐ国は中国、そして北朝鮮だからだ。この両国とも共産主義を掲げる最左翼の独裁国家である。だから軍事増強は実は「左傾化」だろう。まして日本がいかに防衛努力を強めても核兵器や長距離ミサイルを多数、配備する中国とは次元が異なる。この点、グリーン氏はフィリピン外相が最近、中国の軍拡への抑止として日本が消極平和主義憲法を捨てて、「再軍備」を進めてほしいと言明したことを指摘して語った。
「日本がアジア全体への軍事的脅威になるという中国の主張は他のアジア諸国では誰も信じないでしょう。東南アジア諸国はむしろ日本の軍事力増強を望んでいます」同氏は米国側にも言葉を向ける。
「私はオバマ政権2期目の対日政策担当者が新しくなり、韓国の一部の声などに影響され、安倍政権に対し『右傾』への警告などを送ることを恐れています。それは大きなミスとなります。まず日本の対米信頼を崩します」
グリーン氏は前の安倍政権時代の米側の動きをも論評した。
「米側ではいわゆる慰安婦問題を機に左派のエリートやニューヨーク・タイムズ、ロサンゼルス・タイムズが安倍氏を『危険な右翼』としてたたきました。安倍氏の政府間レベルでの戦略的な貢献を認識せずに、でした。その『安倍たたき』は日本側で同氏をとにかく憎む朝日新聞の手法を一部、輸入した形でした。今後はその繰り返しは避けたいです」
不当なレッテルに惑わされず、安倍政権の真価を日米同盟強化に資するべきだという主張だろう。
(ワシントン駐在編集特別委員)
ATM
サヨクの方は非武装を信じているらしい
こういうサヨクの人って、軍隊があることや徴兵制がなにか異常なことだと思っているのかなあ。世界には、徴兵制のほうが志願制より、貧乏人だけでなくエルビス・プレスリーだって軍隊に行くぐらいだから公平・平等だって論者だっているんだからね。
世界の大多数の国は軍隊があるのが普通だし、世界の大多数の国は第二次世界大戦は軍国主義日本の侵略戦争だと思っているし、世界の大多数の国は、政府が憲法を守る=憲法が政府を規制するのではなく、「国民が憲法を守る」と書く憲法草案は立憲民主的ではなく国家主義だと思い、世界の大多数の国は、戦前の日本社会の価値観を評価する政治家が指導する日本は「右翼的」だと思う……そこに矛盾があるのかな?
ところで、アメリカ政府は民主主義とは言えない独裁国家だって、自分の権益のためならずっと擁護してきたから、右傾化したアルゼンチン軍事政権だって、右傾化したチリのピノチェト政権だって、「うい奴じゃ」と頭なでなでだったんじゃない?
「日本は天皇を中心とした神の国」という首相を出す政党が、外から見たらどう見えるのか。
トンデモな右寄り国家でも、米政府としたら自分に忠実な国ならあえて問題にしないってだけで、普通の人々は、「こいつら民主主義、わかってんのか?」というと思えるけどねえ。
笑えるwwwww
この伝でいくと、党名に「社会主義」が含まれていたナチスの連中や、国有化の発明者だったビス・マルクでさえも「左」の一員になるんだろうなwww
無知は論拠にならない!!!www
マルクス以前の大昔から、「左」とは国家や資本のようなニセの公共性に対する否定的態度、止揚努力を表明する立場なんだよ!
もう少し頭冷やしてからモノ言えやw
それから、武装自衛論や軍事的抑止論の幻想からまだ醒めていないのも笑える。
世界一の核超大国アメリカが9.11テロさえ防げず、それまで自国の核軍拡政策を牽引してきたキッシンジャーやマレンのような連中が核兵器廃絶や軍縮政策に宗旨替えしているこのご時世に、シマグニ井戸のドブ蛙どもは依然、幻想に囚われた哀れな姿を晒し続けている。
無知やバカに付けるクスリはホント、無いってことだなwwwww
はじめまして。
> 右傾化なる状態の日本が周辺国の軍事的脅威になるのですかね?
そりゃあこれまで対外的に戦争を行わないといっていた国が「今後は戦争するかも」と言い出したら、それだけで地域のパワーバランスは変動しますから諸外国は警戒するでしょう。すくなくとも中国や韓国、朝鮮はそう見ていますし、その見方をイギリス、フランス、ドイツなど、ユーロでも共有しています。一連の「右傾化を憂う海外記事」はその証明ですよ。
> 国際社会は日本ごとき恐くもなんともないしそもそも関心が薄い。
相対的に日本の立場が低いものになっているのはそのとおりだと思いますが、「怖くともなんともない」かどうかはわかりません。かつてファシズム国家として世界中を相手に無謀な戦争に突入したことの有る国ですし、そうでなくても背後に控えるアメリカの動きを考えれば、お気楽に構えてもいられないでしょう。
> 大した軍備もないうえ、アメリカにも中国にも及び腰な国が戦争をやる度胸でもあるんですかねw
いやいや。経済的に衰えたとはいえ、日本は世界有数の軍事大国ですよ。軍事費で見れば世界4~5位に位置しますし、武装も先進的で機械化も進んでいます。島国で物資が輸入依存なところがありますから兵站にやや不安は残りますが、アメリカとの連携さえ怠らなければ問題にはならないでしょう。あと足りないのは実戦経験だけだとも言われています。
そして「度胸」の問題は、どんな拍子にクリアされるか解らない問題ですから、今現在度胸がないことを脅威ではない理由にはできません。しかも自己申告じゃね(笑)
> 今のアメリカは内向きで経済的に緊迫してるからそう対外戦争もやっておれず、それに日本が引っ張られることもなさそうですよ。
いいえ、逆です。アメリカが経済的に苦しいからこそ、その一部を肩代わりさせる形で日本を引っ張ろうとする動きがありえます。要するにアメリカが、戦争の資金面や地上部隊における治安活動や占領政策といった地味でコストがかさむ役割を日本に押し付けようと考えているという見方です。アメリカが9条改憲に前向きなコメントをだしたりするのはそれが理由とする説もあります。
ぶっちゃけアメリカの軍事産業にとっても、金を払ってくれればその出所が連邦政府だろうと日本だろうとどっちだって構わないのですしね。
> そもそも日本人が賛成しませんよ。
いやいや。元自衛官で「ヒゲの隊長」こと佐藤正久議員が言ったように「わざと戦闘に巻き込まれて応戦」なんて事態になれば「日本人の賛成」などなくても戦争状態に突入することはできます(もちろんそんな真相は公にはしませんよ。攻撃されたので仕方なく~って言います)。で、隊員に死者でも出ようものなら「彼らの死を無駄にするな」とずるずるのめり込んで行き~…みたいな展開はありえますね、っていうかそれをされたら日本人は反対するタイミングさえ与えられません。
もしくはアメリカにちょっと強い声明を出してもらって「アメリカを怒らせたら日米同盟がー!安全保障がー!仕方ないんじゃー」と言いながら参戦を強行(イラク派兵と同じ手口です)というシナリオもあるかもですね。。今は衆院で再可決もできる数がそろっているから、こういう懸念も出てきてしまうのです。
> ニューカマーさん
はじめまして。
いきなりでなんなんですが、その古森記者は以前『「右傾化」→「普通の国家並み」 米メディア、尖閣対立で日本側対応分析』という記事をMSN産経ニュースで書いているのですが、記事中でワシントンポストの記事を引用しながら、そのニュアンスを意図的に捻じ曲げた前歴をお持ちです。
くわしくはこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20120928/p1
Transnational History 『古森義久記者がまた捏造』
そしてその件に関して古森記者はだんまりを決め込んでいます。加えてCIAは、まぁ部署にもよるのでしょうけど、アメリカの利益のためなら軍事独裁政権も支援するし、暗殺や軍事介入の先頭に立ってきた悪名高い組織でもあります。そこの出身で、イラク戦争に日本を引っ張り出したブッシュ政権の高官のいう事ですから、その発言を、そういう不誠実な記者が引用している時点でいくらか割り引いて読むべき記事でしょう。
それにここのサイトでもちらほら現れているのですが「中国や朝鮮のほうが軍事力を増強しているからあっちのほうが右傾化している」という”相対化”はあまり意味がないかと。「日本の右傾化」は日本という国が以前と比べて軍事偏重、対外強硬路線、国内に対しては人権の制限や国家権力の増強といった反動的政策に重きをおくようになっている、という事への評価であって、そこへ他国のほうが~と関係ない物差しを持ち込んでも議論が混乱するだけです。そういう風に相対化していけば、中国や朝鮮でさえ「左翼国家」と呼び得るようなカオスな世界観ができあがってしまいかねませんよ(形式上の普通選挙さえ行われない国なんて、まだまだたくさんありますから)。
バッジ@ネオ・トロツキスト様へ
観測霊様
とありますが、以前から上記のような国にそれはダメだと内政干渉にも似た提言を受けていれば段々右傾化していくのも当然だと思います。「お前がいうな」ということですね。政治家が毅然とした態度を取ってこなかったことに対する反作用こそが今の右傾化の最大要因なんですよ。日本が軍を持てば(自衛隊は軍ですが)昔のように戦争になるとレッテルを貼らずに、武装中立社会民主主義国家のスウェーデン目指しましょうよ。
返信ありがとうございます。さて、
> 以前から上記のような国にそれはダメだと内政干渉にも似た提言を受けていれば段々右傾化していくのも当然だと思います。
「内政干渉に似た」他国への要求は日本もたびたびしていますしね。お互い様では?
で、”あいつらに言われたくない”というお気持ちもわかりますが、それこそ国民が「毅然と」していればいいでしょうに。「内政干渉にも似た提言を受けて」「政治家が毅然とした態度を取」らないので「右傾化していくのも当然」というような主体性のない国が今「軍隊」を持ったってアメリカにいい様に利用されるだけでは?止めておいたほうが無難だと思いますよ。
> 昔のように戦争になるとレッテルを貼らずに
他国からの干渉やそれに対応できない政治家がいるために排他的ナショナリズムや反動主義をこじらせてしまうような国が「軍隊」を持てば、早晩「昔のように戦争にな」りますよ。それも排他的ナショナリズムが基盤となれば、大東亜共栄圏というかつての建前さえない、「昔」以下の戦争をやりかねません。やはり危険だとしか思えないのですが。