コメント
新型インフル特措法案について(1)
それにしても思い出されるのは、3年前での大阪でのインフルエンザ騒動です。
お殿様 橋下は、2009年5月中旬、中高生数人がインフルエンザに感染したとの報をうけ、なんと大阪府全域、南の端の岬町にいたるまで、中学高校の休校(一週間でしたか)を命じました。修学旅行なども「キャンセル料は払う」と見得を切って中止・延期させました。
実際の子供たちの流行は二学期に入ってからピークをむかえ、今度は各学校内の学年閉鎖や学級閉鎖が相次ぎましたが、やがて年が開け三学期になってから終息しました。流行のピークといっても、たしかに例年よりは多かったようですが、定点あたりの患者数が数倍になったわけでもなかったし、感染しても子供たちの多くは3日ほどの休養で体はもとにもどりました。
この間、学校行事や部活動の対外試合などは中止や延期があいつぎ、大混乱しました。具体例はあげませんが、数々のファシズム的指導が各学校でされました。修学旅行キャンセル料は、なかなか払われませんでした。結局は、業者にかなりの値切り交渉をしたのち、遅れて払われた模様(府立学校の場合)です。
新型インフル特別措置法案について2
さきほとの投稿の続きです。
3年前の騒動の総括はされたのでしょうか。お殿様のはしゃぎすぎ、「命令一つで大阪府の教育界をうごかす味をしめた」こと等について、あの当時から批判はあまりみられませんでした。それどころか。一般の市民、教員もインフルエンザこわさに過剰反応がめだちました。
「予防のマスクがよい」(実際は感染者が自分の飛沫をまきちらすことの防止効果はあるが、ウイルスを体内にとりこむことは防げないはず)とばかりに店からマスクを買いあさり、子供たちの着用を強制したりしました。私にはマスクが国防服にみえてなりませんでした。教職員組合ですら、「危機管理体制をきちんとするよう」教育委員会に交渉したりしました。インフルエンザの予防については、大学医学部学生(予防指導を理解して実行する度が相当高い層)が大量に感染した例もあり、感染防止に努めるよりはむしろ感染して免疫力をつけるほうがよいという説のほうが私には理解できます。それなのに、当時、上述の過剰反応のなかにいて毎日つらかったです。お殿様のおはしゃぎを批判するより、職場の仲間(時には保健室の養護教諭も)の反応に対峙することははるかにむつかしさをともないました。このような反応がお殿様のおはしゃぎや今回の法律提案の下地となるのではと思います。高学歴・情報化時代でも人々の判断力基盤は弱いです。どうすればよいのでしょうか。
国の責任を免責するための「規制」
お返事にも書きましたが、私は秋原さんが懸念していることとあわせて、
仕事をしないと生活できないのに、外出規制や保育所閉鎖によって仕事ができなくなるなど
個々人の生活実態を無視した「規制」が定められることで、
結果的に生活を取るかルールを守るかということを「自己責任」にしてしまい、
そのために病気に関連して被害がおきれば、
「ルールを守らないその人が悪い」「自分の生活のために仕事を休まなかったその人が加害者」ということにされてしまう
可能性を懸念しています。
またそれによって国の責任を免責し、当事者を非難の対象にする、そういう風潮を助長するおそれもあります。
原発をめぐっても、補償もない中で作物を出荷しなければ生活できないのに、
放射能が検出されれば、出荷した農家を非難するようなことがありましたが、
インフルエンザ対策は必要としても、規制によって、国民の生活を守るという国の責任を免責する方向にならないように厳しく見ていく必要があると思います。
民主党は即刻、退場を…、、、
天下の悪法“治安維持法”…。
1933年、東京築地警察署の特高警察による凄惨な拷問により慟哭のもと命を絶たれた作家で日本共産党員の小林多喜二の亡きがらの横に縋り付き『おいっ、多喜二起きろッ!目ぇ覚ませッ!!!。』と泣き叫けんだ母セキさんの痛ましい姿が甦りました…。
最近の右傾化甚だしい日本…。戦後66年が経ち暗黒・軍国時代が風化されつつある現代日本に強い危惧を感じます。 君が代、日の丸を礼讚する石原慎太郎や橋下徹の様な、ひと昔前の日本人なら忌避したパラノイア(極右偏執者)が万雷の喝采を浴びる日本社会…。 橋下に媚びうり擦り寄る自民党・民主党のなりふり構わぬ醜態…。
やはり、天下の悪法治安維持法と並び称される“小選挙区制度”を直ちに廃止し、民意を正確に反映する“完全比例代表制度”を導入しない限り、財界・アメリカべったりの悪政はなくならないことが明らかになってきましたね…。このままの酷い状況が続けば日本社会は必ずや崩壊するでしょう…。 昨年、日本の自殺者数…30,513.名… 14年連続で三万人を超えてしまいました。特に気がかりなのは、秋原さんが以前からご指摘の若年層層の皆さんの自殺の急増です…。就活鬱・内定取り消し・パワハラを苦に命を絶つ若者…。たくさんの非正規労働者を解雇する一方で、正社員の過労死や過労自殺…。民主党の愚策の大罪は、許されざるものです。政権能力がないのであれば、自ら退場すべきです。国民の命の尊厳が危機に晒されているのだから…。
同じ医師として
しかし民主党が ファッショ政党として 集会は禁じようとしているって話は どうでしょう。
民主党は そんなことさえ 考えてないで、超真面目に アホな提案をだしただけじゃないですか?
>もとおちぶれ教員さん
新型インフル騒動の時あんなに大騒ぎしたのは日本くらいのものです。あのとき私は日本社会の非常な危うさ、脆さを目の当たりにした気がします。
当時の舛添厚労相は、まるで戦争でも始まるかのように目を血走らせ興奮して、「新型インフルは封じ込めて見せます!」とまるで決死隊の司令官(笑)
医学的に無意味な検疫に時間と労力を投入し続け、発熱外来とか訳のわからんことに狂騒してかえって必要な治療が提供できなくなってしまい、有害でしかありませんでしたね。
実に不条理、非合理的です。正しい情報に基づく合理的な対処がとれなかったのです。
マスコミも連日感染者数を発表する熱の入れようでヒステリックに煽りたて、国民は一億総動員時代と変わらぬメンタリティで、それが合理的な対処かどうかも考えず思考停止状態で激しい同調圧力。マスクが国防服、げにげに。
感染者や感染した生徒のいる学校に対するバッシングもひどかったですね。
川崎の高校生はニューヨークに修学旅行に行って感染したんですが、その高校生と学校は非国民か犯罪者扱いで実にお気の毒でした。
流行が終わってみればなんということもなく、いったいあの高校生や高校は何のために心が病むほどのバッシングを受けねばならなかったのか。
バッシングした側は皆都合良く喉元過ぎればきれいさっぱり忘れています。、
腹立たしいです。
「数々のファシズム的指導が各学校でされました」とのこと。
いかに日本の社会が簡単にファシズムにひれ伏してしまうか
おかしいことにはちゃんとNOが言える個人主義、民主主義が日本ではいかに未発達で脆弱か、
ということだと思います。
大阪のバカ殿は教育基本条例でそれをますます脆弱にし破壊しようとしていますね。
日本って、いまだに赤子の手をひねるように簡単に「一億総動員」でき、ヒステリックに非合理的な行動を強要できる社会なのだと思います。
それが約束したキャンセル料を支払わない「口だけ見栄張る男、バカ殿」のはしゃぎすぎをいさめることもなく結果つけあがらせ、「高学歴・情報化時代でも人々の判断力基盤は弱い」ことの原因なのではと感じています。
こちらで内田樹さんが「学校教育の目的は、次世代においてこの集団を支える成熟した市民を一定数(全部とはいいません)、継続的に供給していくことです。それが教育の第一目的です」と述べられており、共感しました。
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-815.html
こういう教育を積み重ねていくしかないのでしょうね。
>もりぞのさん
> 民主党は そんなことさえ 考えてないで、超真面目に アホな提案をだしただけじゃないですか?
そうかもしれませんね(^^;
でも、一旦法律が制定されると、本来の趣旨とは別に、言論弾圧など手段として悪流用される危険性はあると思うのです(そういうのを機能的治安立法って言います)。児童ポルノ規制法なんかもそういわれています。
特にコンピューター監視法が成立し、これから秘密保全法も通そうとしている最中なので、私なんかは余計過敏に警戒してしまうのです。
>青い鳥さん
今野田内閣が行ってるTPPや消費税のごり押しも同じくファッショ的。
中央もファッショ、太平洋バカ殿地帯もファッショ
もうどうしましょう
>向川まさひでさん
また明日そちらのコメント欄へ伺いますね