コメント
今回の記事とは直接関係はないのですが
若者はなぜファシストにダマされるのか?
【政治・経済】
2012年4月20日 掲載
歴史の暗部に学ぶべき
<橋下大阪市長「理想の男性上司」調査で一気に1位>
大阪市の橋下徹市長(42)が「理想の男性上司」アンケートで1位になった。産業能率大がこの春就職した新入社員466人(男性314人、女性152人)から回答を得たもので、橋下は32票を獲得。昨年の29位から一気にトップに躍り出た。2位は池上彰、3位はイチローだ。
橋下の政治姿勢はファシズムをもじって「ハシズム」と呼ばれている。府知事時代は職員の給与カットを断行し、市長になるや職員の思想を調べるようなアンケート調査を実施。「君が代起立条例案」を可決し、服務規定に反する職員は断固処分する方針を打ち出した。
今月2日の発令式では新職員に「みなさんは国民に対して命令をする立場に立つんです」「人が人に命令を出すなんていうのは唯一、公権力を持った者、みなさんしかできないんですよ」と訓示した。権力こそ正義といわんばかりの姿勢は独裁者そのもの。なのになぜ理想の上司なのか。
「若者が子羊化しているからです」とは社会学者で作家の岳真也氏だ。
「長年大学で教えていますが、いまの若者は10年前と全然違う。自分から“飲み会をやろう”と言えず、誰かについて行こうとするのです。他人にリードされないと何もできない。強いリーダーシップを感じさせる橋下氏に憧れるのでしょう。しかも世の中は深刻な不況で、誰もが将来に希望が持てない。第1次大戦後のドイツで若者がヒトラーに熱狂した状況に酷似しています」
ヒトラーは国民が外国勢力を敵視するよう誘導した。橋下は公務員という身近な存在への反感を増幅させている。単純な思考しかできない若者は「あいつら、税金で楽をしやがって」と憎悪とねたみを募らせ、それがさらに橋下人気をあおる格好だ。
「いまの若者はファシズムを理解していないのです。学校でもヒトラーについてあまり教えないため、橋下氏のように次々と発信する人を見ると、“ブレなくてカッコいい”と感じてしまう。これは危険なことです。ヒトラーだけでなく、正義を振りかざしながら、結果的に悪事に走った例は歴史をみればいくらでもある。犬を愛するあまり生類憐れみの令で庶民を苦しめた徳川綱吉しかり、仏門の腐敗を正すという大義のもとに比叡山を焼き討ちした織田信長しかり。新社会人こそ歴史を学んで欲しいと思います」(岳真也氏)
賢者は歴史に学ぶ――。
子供たちは大人の姿を見て育つものです。
賢者に子供を育てたいのなら、ハシゲにNO!もしくはGet Lost!!といってやらねばなりませんね。
赤ん坊を真っ先に犠牲にする日本の大人たち
『0歳児に戻って、叫びたい。』
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-3325.html
「大人はカネがない時に赤ん坊を真っ先に犠牲にするんか~~このアホボケカス~~」
「子羊化」は日刊ゲンダイ読者層が先輩
>子供たちは大人の姿を見て育つものです。
仰る通りだと思います。
その視点から、ご紹介の日刊ゲンダイの記事をさらに「もう一歩進めて」考えてみたいと思います。
今どきの新入社員・・・(大卒であれば)石原慎太郎が都知事選で当選した1999年(まさに世紀末w)には9歳でした。
彼らが見てきた大人とは「そういう大人」、1975に美濃部共闘で「石原を落選させた大人」ではありません。
ちなみに、1975年に9歳だった子供は、1999年に33歳、現在は46歳です。
つまり今の46歳=1966年生まれの人々は、1975年の大人の「シンタローにNO!もしくはGet Lost!!」には学ばなかった、ということになります。
また、この産能大のアンケートについては、あのkojitakenさんも触れていて(http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20120419/1334793043)、曰く、
>一方、橋下への投票がわずか2票だった女性新入社員はエライ。
なんと、男性は314人中30人が橋下に投票したのに対して、女性は152人中2人しか橋下に投票していなかった!
ということは先の記事、「若者が子羊化している」は不正確で、正しくは「『男性』の若者が子羊化している」、という事になりますね。
(ゲンダイの記事は女男比には触れてなかった、のでしょうね。)
もっと言えば、
>この手の「調査」は昔から小泉純一郎だのプロ野球監督の長嶋茂雄だの「わしが育てた」星野仙一だのといった、およそ上司には持ちたくない人間ばかりが上位を占める
と、要するに今に始まった現象ではなく、さらに先の石原にしても、支持率の女男比は常に有意に差が出ます。
以上のことから、子羊化を「若者の現象」とするのはかなり無理があると思われます。
つまり何が言いたいかというと、
今の「男性の若者」が子羊化しているのは、デモもストもやらなくなった「46歳の子羊化している男性」を見て育ったからに決まってんだろーが!
ってことで、まあ日刊ゲンダイも自分の読者層にキビシーことは書けないでしょうから、今回は40歳代男性のfunaboristaが「自己批判」も込めつつ、あえて記事に突っ込ませていただきました。
ふなぼりすた様へ 感謝申し上げます
なるほど、その指摘には唸りました。最初から子羊が子羊を育てているようじゃ、去勢されて当然でしょう。ハシゲ自称知事(日本国憲法を守らない以上政治家としての正統性はありません)時代にハシゲを厳しく批判した職員が女性ばかりだったと言うのもうなづけます。
ちなみに私は30代後半に差し掛かっているサガン鳥栖のサポーターです。サガンの報道は非常に少なかったことから、メディアに対する不信感は強いです。
小野哲 様
フューチャーズ時代からの歴史も少しは存じ上げてますよ。
フーチャーズ消滅危機、そしてあの古賀時代を乗り越え、とうとう今年J1昇格を果たしたチーム関係者・サポーターには敬意を表します。
イクヲさん、牛島さん、井川さん、「永遠の17番」坂田先生、そして危機を乗り越えたサポーターたちのことは、もっと広く世間に知られるべきだと思います(もちろん古賀某の事も/っと、既にご自身のブログに書かれていらっしゃいましたね)。
(秋原さん、記事とは関係ないコメントですみません。)