麻生邸リアリティーツアー逮捕事件、釈放後集会が開かれました
- 2008/11/11
- 13:54
詳しい模様はこちら
レイバーネットより
http://www.labornetjp.org/news/2008/1226017285355staff01
http://www.labornetjp.org/news/2008/1226069388873staff01/
逮捕された一人は
「今日渋谷で職質を受けた。警官の一人が、やがて自分に気がついた。『また公妨で捕まえてやるぞ』などと脅された」
とのこと。釈放後も嫌がらせとは、本当に腐ってますね。反省の色、ゼロ。順法精神、ゼロ。
また違法逮捕してやるとの挑戦状みたいです。ま、警察ならいつものことですけど。
「反戦と抵抗の祭<フェスタ>」実行委の中島さんが発言。「私たちはイラク反戦運動で知り合った仲間。フェスタを通じて人と人とのつながりをつくってきた。今年は『責任者出てこい』というスローガンを掲げた。今回は麻生の家を見てくるだけの、ただそれだけのツアーだった。この弾圧に抗議する賛同署名が1週間で600筆も集まった。何らかの形でやり返していく」と決意を表明した。
事件当日撮影されネットサイトに掲載された動画には、およそ18万回ものアクセスがあった。天井から吊るされたスクリーンに、逮捕前後の映像のオリジナル版と未公開の映像が上映された。
渋谷共同法律事務所の萩尾健太弁護士は、「プラカードに書かれた内容で逮捕した今回の弾圧は、『表現の自由』を奪う憲法違反の行為だ。完全な不起訴を要求して闘っていく」と力を込めた。
これから特別公務員暴行陵虐罪で告発して、警察の違法行為を追及して欲しいです。この罪はなかなか認められにくいのですが、あきらめずに。
マスコミは、虚偽報道を訂正せよ
「リアリティーツアー救援会」の山口さんが発言。「人が拉致され監禁されているのに、ネット上では物知り顔で彼らが批判・非難されている。警察は『公安条例』という弾圧の手段を与えられ、今では市民がただ歩くことが、政治的になっている」と告発。
今回の報道でマスメディアは、警察発表を無批判に受け入れ、参加者が警察の再三の警告を無視し、彼らに暴力を振るったなどという、まったくありもしないデマを繰り返した。だが現場で撮影された数々の映像が、真実を明らかにした。
「訂正報道をしてほしい」――山口さんは目を潤ませ、怒りで声を震わせながら訴えた。
マスコミは逮捕時の経緯を訂正報道して、三人を初めとするリアリティーツアー企画者の人々の名誉を回復する義務が有ります。警察発表丸呑みのの誤報道を垂れ流して名誉を傷つけたまま知らん顔というのは、メディアの暴力です。
本来マスコミは、こういう公権力の違法行為をきちんと社会に報道することによって権力の批判監視の役割を担わなくてはいけないのに、政府や警察のお抱え広報課みたいな存在に成り下がってるのがよくわかります。
http://www.news.janjan.jp/living/0811/0811090159/1.php
逮捕・送検されていた3人は11月6日、予定されていた拘置理由開示公判の直前に突然、処分保留のまま釈放された。黙秘して身元を明かさない容疑者が起訴前に釈放されることは普通はあり得ず、不当逮捕を暴露されかかった当局側の「恥を忍んで」の対処法である。(下線は私)
あのyoutubeの画像がなければ今回三人はこれほど早く釈放されなかったでしょう。救援会ブログもすぐに立ち上がり、多くの賛同署名も集まりました。ネットがなければマスコミが報道しない事実を世の中に伝えることができませんでした。
ネット右翼が勢力を広げやすいというネガティヴな面もありますが、マスコミが事実を世間に知らせないと言う現実がある以上、こちらから情報を世の中に発信できるネットという存在は頼もしい武器のなると感じました。
警察や公安は今回の敗北を反省して、いつかこの武器を取り上げようと規制の手を伸ばしてくるかもわかりません(植草さんのブログのアクセス禁止にはとても嫌なものを感じました)
しかし社会を少しでもよくしていきたいという同じ志しを持つものがネットワークをはり、情報を共有して発信できるのは、心強いことです。
ところで未だに無届けデモなんだからつかまって当然と信じてる一部に人々はこの部分ををどうぞ
Aさんの犯罪構成要件は成立しない―つまり、このイベントはデモではなかった、と判断できる最大の「証拠」が【映像1】だ。非常に皮肉な話だが、逮捕した当の警察がその直前まで「デモ」ではないと認めているからだ。
この映像は、参加者が集合したハチ公広場あたりでの撮影とみられる。左側のモザイクがかかっているのは主催者側の人物(逮捕されたAさんとは別人)、右側は現地を管轄する渋谷署の警備課長だという。2人は渋谷駅から麻生邸までの通行の方法について打ち合わせし、「スピーカーで大音量を出さない」「車道を歩かない」「麻生邸近くになったら、5、6人ずつに分かれて進む」などを談笑しながら取りきめている。
警備課長がこのイベントをデモと認識していたなら、打ち合わせなどするはずがない。届けが出ていないのだから、「すぐ解散しなさい」というべきなのが彼の職責だからだ。単に「麻生邸に向かう40人の通行」という認識だったからこそ、デモの形にはならないような通行方法を打ち合わせていたのだった。
これでもまだデモだったって言い張ります?
庁公安の筋書きは「極左過激派」集団
警視庁関係者が漏らしたところによると、イベント名が「反戦と抵抗の祭」とあることから「反戦」=極左過激派と見て主催団体を内偵したところ、見込み通り過激派が関係していることが分かったための手入れだという。これがもし事実なら、今回の逮捕は無届けデモの取り締まりに名を借りて「極左過激派」の家宅捜索などで情報収集することが真の目的だった可能性が強い。
しかし、反戦=即、極左過激派って、ものすごい偏見というか、時代遅れというか・・今時どういう思考回路してるんでしょう??
先のエントリーで少し触れた警察官の教育で、どんな教育をしているか垣間見えます。
警視庁の話 この事件の映像がネットで流れていることは承知しています。「不当逮捕」とかいわれても、個々の事案についてはお答えしていません。この件についてもコメントできません。
国家無答責じゃあるまいし、違法行為をしといて何も無しですませようなんてムシが良すぎます。
今後も引き続きこの事件の進展をチェックしていきたいと思っています。
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