コメント
橋下さん、あなた弁護士でしょ?…。
大阪の公務員は、橋下市長の召し使いではないんですね…。
《日本国憲法第19条》
思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
公務員も日本国憲法の庇護を受ける主権者(国民)です。教育基本条例案は明らかに憲法に抵触しますね。
>他にも憲法、教育基本法に抵触山盛りなんですが、文科省はそれについてはふれなかったのでしょうか?
情けないというか、それでも法治国家の官僚なのでしょうか?…。
>「目標」の決定方法、対象事項、変更時期などは全くの無制限、フリーハンド
知事が教育目標を定める際には、保護者・教育関係者や諮問機関などから意見を聴取する手続は一
切定められていません。
無茶苦茶でんがなぁ…。まさに独裁者擁護法案でっせ!!!。
>いくら違法なことをしようと、
多勢に無勢
勝てば官軍
無理が通れば道理が引っ込む
一番懸念している点です…。やはり、国会がハシズムと維新の怪に蝕まれる事が懸念されるところ…。何とか阻止せねばなりません。亀井静香氏をはじめ不穏なる動きがありますが、国会議員は、まず主権者の人権擁護、思想・信条・良心の自由を守ることを第一儀に考え、ハシズムに阿ることがない様に切望したい…。
《日本国憲法第99条》第1項; 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
橋下さん…あなたも弁護士なら、このくらいは、お解りの筈でしょ?。
秋原さんご指摘の通り、首長が替わるたびに教育がその思想に振り回されることは、絶対あってはなりませんね…。中庸を堅じすべきと考えます。教育に政治が介入してはなりません。 国会議員は日本の最高法規である日本国憲法を尊重する義務があります。
Re:
つい先日あった、職員に反省文を書かせたとかいう件、実は橋下氏がシンパの市幹部とともに仕組んだ「やらせ」かも知れないと私は疑っています。
TVのインタビューに答えた「職員」は、橋下氏が所属している芸能プロダクション(「炊いたん」だっけ?)が派遣した偽者なんじゃないか、と。
市職員に対する民間人からの批判をさらに激化させると同時に、橋下氏の力を示すという一石二鳥を狙ったのでは?
かつて氏が知事のとき、大阪府庁に一億円を寄附した女性の話がありましたよね。
府関係者には申し訳ないけど、私はあれをヤラセだと思っていますから。
だって本人が誰であるかを公開することは不可能だし、証拠がないでしょ?
今回の件も同じく。
彼は仮想敵をつくって人々を煽るためにはどんな手段もとる男です。
あっちがそうなら、批判するほうもそれなりの態度で彼をみていく必要があるのではと感じる今日この頃ですので、私見ながら上のような意見を述べさせて頂いた次第です。
>sanaezukiさん
この件に関しては
一方で、アンチ橋下派からは橋下さんの言論や手法に対する非難はあっても、橋本さんが取り組もうとしている問題に対する別解が殆ど示されないのが気に掛かります。
時には強引過ぎても問題を解決する政治家と、言論的には真っ当であっても実行力に乏しい政治家とが居た場合、失われた20年をだらだらと過ごした日本国民が前者を選ぼうとするのも、ある程度やむを得ないかと。
Re:
私は元々、維新の会関係者が唱える大阪衰退論に、大阪府域の過去の発展過程を知る元府民として異論を持っています。
地方自治の仕組みを変える必要がないというのもまた別解で、わたしはそう考えていますので。
「アンチ橋下派は彼の手法ばかり批判している」という意見にも納得できません。
それは橋下信者が専らそういう批判ばかりを取り上げているからにすぎません。
財政再建の失敗をはじめ、彼の政策のまずさそのものを批判する声がたくさんあることがおわかりでしょうかね。
大阪は衰退していない?
ただ、つい先日も橋下さんが縁故採用が蔓延っている(と思われる)現在の市の人事制度の見直しに着手した事がニュースになっていましたが、そう言った当たり前の事を橋下派/反橋下派に関わらず協力してやっていって貰えれば、と思います。
juna様へ…
はじめまして、青い鳥といいます。
>時には強引過ぎても問題を解決する政治家と、言論的には真っ当であっても実行力に乏しい政治家とが居た場合、失われた20年をだらだらと過ごした日本国民が前者を選ぼうとするのも、ある程度やむを得ないかと。
強引に、住民の暮らしや福祉を充実させ、暮らしの安心を保障し、公務員の方々の身分保障や人権擁護に力を尽くし、日本国憲法の精神を地方自治に活かす首長であれば、文句は言いませんが、橋下さんの強引は、教育への政治介入や、教職員の思想統制を企み、防災、福祉、中小零細企業振興予算などを大幅に削減する悪しき強引なんですね…だから問題を解決するどころか、住民の暮らしや教育を破壊する強引なんですね…。文化芸術予算もバッサリとカットしたんですよね…、だから、橋下さんには、首長の資格が果たしてあるのか、わたしには甚だ疑問と考えています。
あと《失われた20年》についてですが、橋下さんや大阪維新の会の皆さんなどが信望する『新自由主義・市場原理主義』が格差社会を固定化させ、デフレスパイラル(経済低成長の悪循環)を恒常化させたんですね…。これが巷で言うところの《失われた20年》で庶民の暮らしの安心と幸せを失わせたんですね…。橋下さんや、同じ考えの政治家が中枢に存在する限り、『失われっぱなし』になるとわたしは断言します。潤うのは、ほんの一握りの富裕層(輸出大企業など)だけでしょう。非正規労働者などの雇用環境・社会保障制度の整備をし、庶民の懐を温め、内需拡大に経済政策を転換しない限り、デフレスパイラル脱却は無理でしょう…。これは経済原則のイロハなんですよ…。
わたしは長期的には、以前、ohdede様がご紹介なされた【脱成長】社会を模索することを支持しますが…。juna様、長々と失礼しました。
僭越ながら、ご参考までに…。
青い鳥様へ
例えば教育への介入等についても、ただ単に反対を叫ぶだけでなく、介入されるのが嫌ならどうやって子供の学力の向上を果たしていくかを自ら打ち出して行く、と言った姿勢を教職員側に見せて貰いたいところです(前に橋下さんが府知事に就任してから途端に全国学力テストでの成績が上がったと言うニュースを見た記憶があります)。
それから「失われた20年」については、前半の原因は不良債権処理を怠っていた事、後半は過度なゼロ金利政策にあると認識しております。そしてその不良債権処理に道筋をつけたのが反新自由主義者の天敵たる竹中さんな訳ですが、そうやって何もかを新自由主義にその責任を押し付けてしまうのは間違っていると思います(特に前半の10年は、小渕・森等の新自由主義とは全く相反するばら撒き型内閣の存在が目につきます)。
Re:
しかも中学校については全く改善がみられませんでした。
まあ短期間で結論を出すのはなんですが、あれだけ学校教育に肩入れしたわりにはという感じです。
その代償が失業率全国トップになったことと借金一兆円増加ではとてもやってられないというのが、元府民としての正直な感想ですね。
べつに教育に特化した府政が民意というわけではないのですから、もっとバランスが考慮されて然るべきでしょう。
橋下氏を評価する人は、彼がもたらした負の部分をどうみるのでしょう?
実態をご存じなかったのなら無理もないでしょうけれど。因みに彼の評価と新自由主義の是非とは別の問題だと、私は認識しています。
財政再建に関しては、正直な話、太田知事時代のほうがずっと成果を出していたと思います。
府職員の給与が思いっきり下がったのも太田府政時代なんですよ(実は府立高校の教職員組合の活動が鎮静化したのも同じ)。
他県の方がそこまで橋下氏に高い評価をされるのであれば、彼をお招きする運動でもすればいかがでしょうか。
いつでも差し上げますがw
橋下さんの心算は…?。
>因みに彼の評価と新自由主義の是非とは別の問題だと、私は認識しています。
わたしが混同させてしまったのです。貴殿ご指摘の通りで、橋下出現の背景として持ち出したものです。舌足らずを陳謝します。
>by
2011/12/13(Tue)22:48様 (H.N.がない為悪しからず…。)
わたしは、元都市銀行で法人向け融資を担当し、実際に不良債権処理に現場で携わりました。
通常、銀行は主に土地・建物などの不動産を担保(抵当権設定後に)にお金を貸し出します。バブル絶頂期は、大切な融資審査もそこそこに、評価額の70%を目安に融資額を設定するのですが、今後の地価の高騰を見越して120%上回る融資をどんどんしてました。融資を優先するあまり、後順位で担保を設定して貸し付けるなどの行為も行いました。バブル崩壊後には融資先が事業に失敗して融資の回収ができず、さらに、担保の不動産は暴落して融資額を下回り、そして、劣後順位で担保を設定した金融機関は融資金も回収できず担保も取れない、という状況に陥りました。《小渕内閣の時代に莫大な額の公的資金(国民の血税)を投入したのです。》
北海道拓殖銀行や日本長期信用銀行のような都市銀行や長期信用銀行まで破綻する事態となり、破綻を免れた他の大手銀行も、国から大規模な公的資金注入を受けてその場をしのぎましたが、銀行の体力が奪われたことは、バブル崩壊後の日本経済を再建する上で大きな足枷となりました。銀行は融資に対して過度に慎重となり、中小零細企業に対する貸し渋りや貸し剥がしが横行しました。このため不景気に加えて、資金調達が困難となったために新規事業の立ち上げがしづらくなったばかりでなく、融資を受けられなくなったことによる倒産が連鎖倒産を招くなどして、失業率上昇を招きました。さらには、経営の行き詰まりや失業を原因とした中高年の自殺者も急増し、深刻な社会問題となったのですよ。
しかし、小渕内閣の下で行われた大規模な公的資金の投入によって、こうした信用収縮は収束することとなりました。2002年には不良債権残高は約43兆円に登りました。その影響でゼロ金利政策下においてでも、各金融機関が設備資金融資に消極的になり、企業の設備投資意欲が削がれ現在に至るデフレ不況のトバ口になったとわたしは考えます。リーマンショックやサブプライムローン問題と酷似する現象も見られ始めました。ゼロ金利政策のもと、様々な厚生年金基金などは低金利に悩み利殖を、ハイリスクな海外の投資ファンドに求め、何兆円もの損害を被る基金もありました。その中には、住宅ローンの不良債権を証券化したサブプライムローン証券という金融商品に手をだした基金もあるのです。日本の銀行・証券会社団(シンジケート)を通し、大企業などがマネーゲーム(博打)に興じ、現在に繋がるんですよ…。そのしわ寄せが、労働者派遣法による雇用環境破壊に繋がり、経済格差に繋がったのですね…。確かに貴殿ご指摘の通り、小渕内閣の時、経済戦略諮問会議のメンバーであった竹中氏の10兆円超の財政出動の提言は、預金者保護に寄与したことは認めますが、小泉以降の急進的な新自由主義・市場原理主義への傾倒はいただけません。貧困層を拡大させ、庶民の可処分所得を激減させ、暮らしを破壊したことは確かです。橋下さんの応援に駆け付けたみんなの党の渡辺氏などは、新自由主義・市場原理主義の信望者ですし、教育基本条例案にもあるとおり『グローバル社会に対応…云々…』の文言をみれば、橋下さんも同じ穴のムジナでしょう…。
教育関係の指摘は、元大阪府民からの伝言さまと同意見です。 鋭いご指摘に対し感謝し、今後も議論したいものです。できればH.N.を知りたいです…。
秋原さん…長々しいコメント、お赦しくださいませ…。
青い鳥様
先ずは丁寧なご説明ありがとうございました。
貸付過ぎるとバブルやサブプライムローン問題を引き起こし、貸し渋ると叩かれる銀行業務と言うのは一筋縄ではいかないようですね。そもそもこれだけグローバル化が進んでしまった現代において、一国の政府やら中央銀行如きが景気を左右出来るのかと言う事自体が疑問ですね。
当の橋下さんについてですが、例えば教育問題については元大阪府民からの伝言様は「あれだけ学校教育に肩入れしたわりにはという感じです」と厳しく断じられております。実際のところ、費用対効果が分からない事には橋下さんへの評価を下すのは難しい訳なのですが、どういう効果があったのかや代わりにどのような問題を巻き起こしたのか、と言った詳細が論じられる事は少ないように感じます(仮に橋下さんの手法が充分では無かったとして、ではそれ以前の教育関係者達は何をやっていて、どのような責任を取ったのか等も)。
自分の勉強不足と言われればそれまでですが、これまでの橋下府政が全くの悪政ばかりだったとは到底思えないのです。
> 教育基本条例案にもあるとおり『グローバル社会に対応…云々…』の文言をみれば、橋下さんも同じ穴のムジナでしょう…
この件については正直良く分かりません。世界はこの先ますますグローバル化していきますし、資源を持たない日本は、現在の生活レベルの維持を望む限り、嫌が上でもグローバル化に乗っかっていく必要があると思います。
P.S.
本題からは逸れますが、しばしばハゲタカファンドが新自由主義の象徴として叩かれ役要員に挙げられますが、彼らよりも寧ろ、甘い見積もりの元あり得ないような予定利率を保持する為にそのハゲタカファンドに出資する年金基金や生保業界こそ叩かれるしかるべきような気が・・・
juna様へ…
橋下氏の教育行政の功罪ですが、功がわたしにはわかりませんので、罪について、以前のわたしのコメントにて、わたしの思うところをjuna様にお伝えしますね…。
>>《昔の友が反旗…》
2008年に橋下元知事に府教育委員に任命された、陰山英男氏(立命館大教授)が「彼は変わってしまった。」 と、雑誌「AERA」のインタビューで吠えました…。 (引用開始)→→→→ 陰山氏;『「教育基本条例案」を初めて読んだとき「氷の刃」だと思いました。物凄く冷たくて、尖んがっている。教育という言葉のニュアンスとは、正反対です。教師に対する不信感に満ちていました。』『…橋下さんには、「賛成できないのなら対案を出してほしい」と求められましたが、対案を作ると条例案を認めることになります。ですから、我々教育委員5人は拒否したのです。』『彼の教育観は「世界標準で競争力の高い人材を育てる」というものでしょうが、それは教育の基本や目標にすべきことではないでしょう。』『条例案の最大の問題点は、マネジメント能力の高い人を任期付きで校長にするとしているところで、よく読めば、教師ではない人の採用を念頭に置いていることがわかります。』『校長を公募制にすれば、自社の教材を使わせようとする社長や、道徳教育に信仰を反映させようとする宗教関係者などが校長になってしまう可能性だってあります…。』『マネジメント能力はあっても、教師経験のない校長が評価し、最低のDを2年連続で受けたら免職になる。そんな環境では、教師の意欲も減退し、せっかくあがってきた学力が下がる危険性もあると思います。また、若い教師志望者が大阪を敬遠することも考えられます。』
(引用ここまで)
今まで橋下氏のブレーンであった方が言うだけに説得力がありますよね…。
>そもそもこれだけグローバル化が進んでしまった現代において、一国の政府やら中央銀行如きが景気を左右出来るのかと言う事自体が疑問ですね。
全く同感です。資本主義にもルールがあります。ほんの一握りの輸出大企業などの富裕層が潤い、大多数の庶民の暮らしが破壊される日本経済は異常に過ぎますし、グローバルと巷では聞かれますが、その中身の精査が大切なんですね…。juna様ご指摘通り、
>ハゲタカファンドに出資する年金基金や生保業界こそ叩かれるしかるべきような気が・・・
juna様に大賛成です…。
こうゆうマネーゲーム(賭博経済)をやめない限り駄目でしょうね…。第一次産業や世界に冠たる日本の最先端技術を活用した物造りなどの実体経済に舵をきらないと、またバブル崩壊の轍を踏むことは間違いないでしょう。TPP参加などもってのほかで、日本経済は壊滅的大打撃を受けます。断言します。
juna様は、経済方面にとても造詣が深くていらっしゃいますね…。心から敬服いたします…。
また色々と教えてくださいね… 。
青い鳥様へ
これまでの発言からも明らかなように、橋下さんは現在の大阪の教育界に対して不信感を持っているでしょうし、そう言った大阪府民も少なくないのではないでしょうか?
成果が一向に上がらない際にトップをすげ替えるのは企業でもスポーツでも政権でも(民主党は大失敗でしたが・・・)よくある事で、「教育は聖域だ」とその種のショック療法に激しく拒否反応を示す教育界側の閉鎖性にこそ、今の停滞の原因があるように思います。
> ほんの一握りの輸出大企業などの富裕層が潤い、大多数の庶民の暮らしが破壊される日本経済~
輸出企業が円安を謳歌していたのはもう既に過去の話で、自動車や鉄鋼業等と言った輸出企業ははどんどん現地化してしまっています。我々庶民の生活が貧しくなっているのは、BRICsやASEANと言った新興国が台頭して日本の国際シェアを奪っているからです(かつて日本がアメリカに対してそうであったように)。
それから一般には余り知られていませんが、日本は世界でも有数の農業大国です。今回の原発事故でケチがついたものの、Japanブランドはまだまだ健在なので、TPPでもFTAでも駆使して優れた日本の農畜産物を世界に売り込むべきです。
Re:
「30年前にいうのならわかるが、何で今更言うの?」
というのが正直なところです。
今の子どものことを考えているのではなくて、自分が子ども時代に受けた教育に対するリベンジの意味で橋下氏を支持している中年世代がいるんだと私は解釈しています。
大阪府は少子高齢化が進み、しかも府下にはそのスピードが速い地域があるといわれています。
府をトータルでみると、教育より高齢化社会への対応のほうが重点課題であると私は認識しています。
人口急増時代の学校不足からくるプレハブ乱立のすし詰め教室時代を経験した世代からみると、今の大阪の子どものほうが幾分かは恵まれた環境におかれているはずなんですが。
少子高齢化で、教育に対する不満は相対的に少なくなり、あまりとりあげられなかったので、不満をあげる少数派の人が以前より大きな声をあげるようになったのかもしれません。
それにつられた多数の人々がよくわからないで騒いでいるフシがあるんじゃないかなと私は感じています。
橋下氏のいう教育の問題に強く賛同する人々は、過去の話を蒸し返す行為が目立ちます。
しかもその話、特定地域にかたよったものも含まれていますし。
元大阪府民からの伝言様へ
> 「30年前にいうのならわかるが、何で今更言うの?」
> というのが正直なところです。
?
今現在子供を育てている親からすると(と言っても私自身は独身ですが)、30年前と今の教育環境を比較するのではなく、今の大阪の教育環境と周辺他県(特に良い成績を上げている北陸あたり)の教育環境とを比較しようとする(そして追い付き追い越すよう急き立てる)のはごく当たり前のように思えるのですが。そもそも、30年前は30年前でやっぱりその更に30年前より遥かにましになっていた筈ですし。
あと橋下さん自身に関しては当人が並外れた経歴を持っている所為か、自助努力と云うものを過大評価し過ぎる傾向にある気がします。
教育より高齢化社会への対応のほうが重点課題だと云うご指摘については、大阪だけに留まるものでなく、全く同感です。
しないで欲しいのです。まず、任期をきっちり勤めて、財政についても、教育についても、行政サービスについても、出した結果についての総括をして欲しいです。
橋下の知事時代、大阪府は、財政赤字は逆に膨らんでいるのですし、税収は減らしています。WTCの失政もあやふやにされて終わりでしたね。この点では、平松前市長のほうが、まだましな結果を出しているのです。これらの結果の総括をせずに、鞍替えをして、市長になったわけですが、橋下を支持する側は、橋下のパフォーマンスと演説術に取り込まれて、“橋下ならなんかやってくれそう”“座して死を待つよりは、多少強引でも橋下に託す”といった程度のレベルで支持している人が多いように思います。でも、府知事時代に上述したような点でポジティブな結果を出していないのですから、一体何を持って橋下に期待を出来るのか、私には理解が出来ません。
『橋下ならなにかやってくれそう』
と言った場合の“なにか”って何なんですかね?
『橋下ならなんとかしてくれる』
と言った場合、何をどうしてくれるんですかね?
府民、市民にとってメリットのある何をどうしてくれることを
期待しているのですかね?
府知事時代にそういった期待を叶えるだけの結果を残していますかね?
Re:
私は前々から思っていたのですが、橋下氏が府知事として高い支持を得たのは、
「集団として一定の規模を占めるが、府民としてはどちらかというと少数派に属する人々」
の意見を積極的にとりあげたことにあると思います(それが彼の戦略なのか、とりあげられた意見がたまたま彼の意向と合ったのかどっちかはわかりませんが)。
・関空の活性化(主に人口の少ない泉南地域に有効)
・学校教育(少子高齢化でこれに関わる層が昔より少ない)
・公務員待遇の問題(元々は大阪市で大きな問題となった)
の三つはその典型でしょう。
いずれも、強く関わる人は府民全体では過半数には届きません。
問題意識を持って声をあげても全府民に問題が共有化されにくい状況にあります。
これらを表に出して府民全体を巻き込んだことで、まず少数派だが一定人数の集団が彼を強く支持するようになったこと。
これが大きかったのでしょう。
この層にプラスして、
「今まで通らなかったことも彼なら聞いてくれる」
という期待感をいだいた層がこれに続いた、と。
逆に、彼が手をつけなかったものは
・高齢化社会対応
・インフラの更新(人口急増期に整備したものにそろそろ耐用年数が来ている)
・生活道路の整備(渋滞の件は四年前の知事選で対立候補も指摘していた。但し高速道路より一般道整備にニーズが高いのではないか?)
私の推測も入っておりますがおそらくこの三つはある程度府民共通の関心事になっていると思います。
それゆえ意識が共有されていて、もう語りつくされているからかえって無視されたのかなという気もします。
任期半ば頃の高い支持が最終年まではキープされ続けなかったのは、このへんに府民が気づいたからかもしれません。
彼がもし府民の平均的にニーズの高いものから手をつけていったとしたら、これほどの熱狂は起きなかったような気が私はしています。
なんか変な話ですけど、いかがなもんでしょう。
現役の府民の方にもご意見伺いたいところです。
> 現役の府民の方にもご意見伺いたいところです。
今日の朝日新聞の社会面にタイムリーな記事が載ってました。
”この街で 「橋下支持」の人々”というタイトルで、橋下新市長に投票した人たちの声をいくつか拾い上げています。
● テレビに映る感情むき出しの橋下氏。話に耳を傾けてくれそうな気がした。「よくなるか、悪くなるか。どっちに転ぶか分からないけど変わる可能性に賭けた」(20代女性)
● 「やりたいことをずばっと言い切り、やってしまう橋下さんのような人は、今の時代にいない」(20代男性)
● 選挙前、橋下氏の名前しか知らなかった。ネットで生い立ちを調べ、努力の人だと思った。「世間は競争、成果。強くないと生き残れない」(20代男性)
要旨の抜き出しですが、このような感じです。それぞれ期待感に濃淡はありますが、現状への不満、閉塞感が共通しているようです。
横すれ失礼致します。教育というのはそうそう、ころころ変えられる物じゃないんですよ。スポーツ選手とかがやり方を変えるのはきちんとした土台あってこそ。子供達は0から教育を受けるわけで、土台になる部分をとっかえひっかえしていては、きちんとした学力も身につきません。橋本氏がどんな目標立てるかは知りませんが、知識をただ詰め込めばすぐに学力になって使えるようになるかというとそういうわけでもないですしね。むしろ、興味のない生徒は知識詰め込めの授業なんてすぐに忘れます。頭になんか残りません。
>秋原葉月さま
橋本氏がどんな目標を建てるのかそら恐ろしい気がしますね。学力は急激に上がるようなものじゃない(子供達の興味がなければ当然勉強なんてしませんし)し、「橋本氏ならなんかできそう」という安直な判断で、門外漢である人に任せるべきことではないと思いますね。
Re:
現に色々試したところで成果は芳しくないのですから。
この状態だとむしろやればやるほど、父兄や子どもは、学力の無さを教師や教育システムのせいにして怠けるだけですよ。
いちばんいいのは橋下さんが父兄や子どもに対して面と向かって罵倒することです。
「さんざん対策をうったのにこのザマはなんだ!お前らが勉強しないせいで大阪の学力は上がらないんだ!もう俺はなにもやってやらんぞ!」
と言えばよろしい。
もういつまでも人の機嫌を伺っていてはいけません。
だいいち、府民は子育て世代ばかりではないのですから。
例えば、地方から出てきて一人暮らしをしている若者に対して、大阪はやさしい街といえますか?
よーく考えてみましょう。
Re:
お返事ありがとうございます。
閉塞感については、今の日本では全国共通の問題のような気がしています。
大阪だけ特にひどいというわけでもないと思うのですが、どうなんでしょう。
いちばんのショックは、大阪市が廃止される可能性があるのに、投票した人の約6割が橋下氏を支持したという事実です。
自分の住むまちに愛着を感じていない人がこんなにも多いとは。
なくなるのは大阪市役所だけじゃないんですけどね。。。
大阪市民ではなかった私がこれだけ反対してるのに、どういうことなんだろうと思います。
こんばんは。多分にわたし個人の感覚と周辺の状況からの推測になりますが、
> 閉塞感については、今の日本では全国共通の問題のような気がしています。
> 大阪だけ特にひどいというわけでもないと思うのですが、どうなんでしょう。
「閉塞感」についてはおっしゃる通り、おそらく日本全国どこでも同じだと思います。感じ方には個人や地域によって濃淡はあるでしょうが、「このままではいけない。でもなにをどうすればいいのかわからない」という漠然とした焦燥が行き場もなく人々の中に蓄積され、その内圧は高まっていると思います。
その中で大阪に特有の事情とは、ほかならぬ橋下徹という「強烈な個性」だと思っています。今回維新の会がW選を制することができたのは、「既存の体制と対決し、それを破壊してくれる(かのように見える)」橋下徹というはけ口に人々が殺到した結果と言えるかもしれません。
他の地域ではこの“はけ口”さえないから、維新の会の登場のような政治的な変動が生じていないだけで、今後“はけ口”となりえる人物が現れれば、大阪と同じことが起こるでしょう。
かつては、阿久根市の竹原元市長や、名古屋の河村市長が橋下氏に先んじてそういう“はけ口”となっていましたが、今はいずれも失速してしまいました。彼らは「達成可能な目標」を具体的に掲げていたため、市民の期待と視線は自然とその一点に集まり、そしてそれが失敗した時、彼らへの期待は失望に反転してしまいました。
橋下氏は後発の強みとして、それにしっかりと学んでいます。地方自治体では到底達成できないものであったり、漠然とした目標を、それも次々と目新しく掲げていきます。それらの目標が達成されるか否か、多くの人が確認するまもなく、新しい目標が提示されます。
そして彼は常にそこで「敵」と戦うのです。勝ち負けによらず、「戦った」という事実だけがエンターテインメントとして機能し、それが次々と場所を変え、相手を変え展開されていくうちに、誰も「戦い」の結果や意義には関心を持たなくなっていきます。なぜならそんな事をじっくり考えていたら、新しい「戦い」を見逃してしまうし、ひょっとしたらそもそも「戦い」の結果には興味がなかったのかもしれません。
既存の体制が圧倒的に強固なのは、皆体感として知っています。それは「変わらなくて当たり前」のものであり、それに対して「喧嘩を売った」という一点だけでも、既存の体制に鬱屈している人たちにとっては大いに溜飲を下げるものとなりえるでしょう。
ただそこで起きる変化がどういう性質のものか、人々は判断しかねている部分もあると思います。橋下市長の言動の粗雑さに不安を覚えながらも、「破壊」を期待して彼に投票をした人たちにとって、今回の選挙はまさに「賭け」だったのでしょう。
ただ、政治に失望している人にとって「変化」によって悪くなることはすでに想定内で失望は少ないです。ひょっとしたら橋下氏の投票した人も、橋下氏自身の政治手腕にはそれほど期待していないのかもしれません。
あるいは、自分たちが「破壊」の対象となるという事に実感が伴っていないのかもしれません。自分たちは社会の多数派であると自己規定している人たちにとって、攻撃も迫害も自分たち以外のところで生じるものであって、自分たちがその対象となる事にリアリティが感じられないのでしょう。
> 自分の住むまちに愛着を感じていない人がこんなにも多いとは。
大阪でも自分の住んでいるところに愛着を感じている人は多いと思います。ですが、それは自分の住居とその周辺の町内レベルの愛情にとどまっていて、大阪市という巨大な自治体は空気のような存在として、あまり意識されていないのではないでしょうか。
大阪市外に住む人たちにとってはまさに「他人事(市長選への投票権すらないのですから)」でしかなかったという事もあります。
あとは維新の会の掲げる「都構想」があまりに漠然としていたというのも要因の一つでしょう。不安を感じるほどの情報さえ提示されない。判断の下しようがないのです。
大阪市が解体されるという事にも、それで自分たちの生活の何が変わるのかという事がわからないために、「そうたいしたことにならないのではないか」という希望的観測が先に立つのでしょう。なにせ変化の後の事が全く想像できないのですから。
> 橋下氏は後発の強みとして、それにしっかりと学んでいます。地方自治体では到底達成できないものであったり、漠然とした目標を、それも次々と目新しく掲げていきます。それらの目標が達成されるか否か、多くの人が確認するまもなく、新しい目標が提示されます。
> そして彼は常にそこで「敵」と戦うのです。勝ち負けによらず、「戦った」という事実だけがエンターテインメントとして機能し、それが次々と場所を変え、相手を変え展開されていくうちに、誰も「戦い」の結果や意義には関心を持たなくなっていきます。なぜならそんな事をじっくり考えていたら、新しい「戦い」を見逃してしまうし、ひょっとしたらそもそも「戦い」の結果には興味がなかったのかもしれません。
↑
これこそまさにカルト集団が信者を縛り付けておくのに使うテクニックなんです
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-796.html
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