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遅くなりましたが一応あげておきます。
「市職員調査は不当」
大阪労組、救済申し立て
大阪市が全職員に組合や選拳活動への関与を問うアンケートをしている問題で、市労働組合連合会(市労連)は13日、大阪府労働委員会に「不当労働行為に当たる」として救済を申し立てた。アンケートの即時中止や調査結果の破棄、市側の謝罪を求めている。同日夜には組合員約1千人を集めて抗議集会を開き、橋下徹市長への「徹底抗戦」を宣言した。
憲法違反と批判
市労連と傘下の3労組の委員長が、連名で府労働委員会に申し立てた。申立書では、組合・政治活動への関与を問うアンケートについて「職員の職務遂行とは無関係」とし、「個人の思想信条、人格権を侵害するとして違法」と訴えた。
中村義男市労連委員長ほ1月4日、橋下氏と面会した際、市バス運転手が勤務時間中に組合活動をした問題を謝罪。市労連は今月7日、人件費の大幅カットを受け入れた。
しかし、中村氏は13日夜の抗議集会で、アンケートについて「エスカレートする大阪市の組合攻撃、不当な弾圧に対じては断固闘う」などと演説。市と対決する姿勢を鮮明にした。橋下氏が退去を求めている市庁舎内の組合事務所の問題でも、入居継続を求めて市側を提訴する方針だ。
市労連の弁護団は会見で、組合活動への参加や、特定の政治家への応援などをたずねる質問は、憲法で規定された思想信条の自由を侵害するものと批判。アンケート自体が、使用者が労組の運営を支配したり、介入したりすることを禁じた労働組合法に違反すると主張している。弁護団の北本修二弁護士は「組合の方針を橋下氏が決めようとする姿勢は、不当介入そのもの。アンケートには市長の強権的、独裁的な姿勢が端的に表れている」と批判した。
市長命令だけど第三者調査
市側の主張
アンケートを作成した市特別顧問の野村修也・中央大法科大学院教授は、取材に「あくまで第三者的立場で実施するもの。人事権などを握る橋下市長が調査をすれは、憲法に抵触する恐れもある」と説明する。
野村氏は、橋下氏が労組の政治活動や労使交渉の経緯などを調べる専門家として起用。アンケートで市職員の選挙や政治活動への関与を把握し、「市と組合との関係を適正化する条例案」の制定に向け、提言や助言をするという。
橋下氏は、職員向けの説明文書で「任意の調査ではありません。市長の業務命令として、全職員に、真実を正確に回答していただくことを求めます」とし、回答しない職員は処分対象になり得ると発言。報道陣に対しても「判例に照らしても何も問題ない」「市の現状ではあれぐらいの調査をやらないと、実態解明ができない」などと述べている。
これに対し、野村氏は「強制力のない第三者調査でも真実に迫れるよう、市長はあえて業務命令を発した」と説明。アンケートの分析は野村氏が指名する外部の5、6人で進め、データも野村氏が管理するという。 「市長に見せるつもりはない。調査を終えればデータは抹消する」と話す。
(小河雅臣、宮崎勇作)
組合・政治活動
みっちり22間
アシケートの質問は計22項目。氏名や職員番号、所属や職種などを記入させ、組合活動や政治家の支援活動への参加経験の有無、職場での投票要請の有無などを「組合加入の有無を問わず」回答させている。政治的な活動を勧誘したり要請したりした相手の氏名や場所、時間帯についての回答欄も用意。この点は回答が義務ではないとしながら「通報窓口に情報提供も可能」として、野村氏の連絡先も明記した。
また、昨秋の市長選で平松邦夫前市長への投票を呼びかけるために労働組合が組合員に配布していた「知人・友人紹介カード」についても、誰から渡されたかなどを詳細に尋ねている。
職場のパソコンから回答するアンケートは、一度回答したら前の質問には戻れず、質問を飛ばして答えることもできない。市職員は「頭を抱える質問はかりなのに、間違えても訂正もできない。悪魔のようなアンケートだ」と嘆く。
アンケートの主な質問
・これまで大阪市の労働条件に 関する組合活動に参加したことがあるか
・この2年間、特定の政治家を応接する活動に参加したことはあるか
・この2年間、職場の関係者から、特定の政治家に投票するよう要請されたことがあるか
・特定の選挙候補者陣営への提供を目的とした紹介カードを 配布されたことがあるか。記入、返却したか
・組合幹部は職場で優遇されて いると思うか。具体的にはど のようなものか
・組合に加入しないことによる 不利益はどのようなものがあると思うか
2012年2月14日 朝日新聞大阪版 朝刊
市長が直接やるのは憲法違反とに認識はかろうじてあるようですが、第三者のアンケートを装って回答を強要するのは問題ないって認識がすごすぎますね。
さらに恐ろしいのはアンケートを作った市特別顧問の野村修也が中央大法科大学院の教授だということ。こんな人権感覚の人間が法律家を教育してるって恐ろしすぎますね。
ちなみに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120127-00000127-reut-bus_all
のオリンパス側の弁護や、野村総研強制わいせつ事件における野村総研側の弁護を担当するなど、かなりブラックな事務所のようです。野村総研のほうでは恫喝訴訟まで起こすなどやはり人権感覚が著しく欠けるようです。
>2割しかいない少数派の府民さん
内部通報で報復目的の配転人事の無効を訴えられた事件でオリンパスは敗訴しましたがhttp://ameblo.jp/jpmax/、オリンパス側の代理人が森濱田松本法律事務所所属の弁護士。妙な縁を感じますよね。
この事務所は四大法律事務所のひとつと言われ、弁護士を2~300人抱えています。
いわゆる渉外系の事務所で、こういう大型の事務所内では弁護士同士の競争も激しいです。
弁護士事務所の法人化や広告の規制が緩和されて出現してきた形態で、それまでの個人の師弟関係が主だった弁護士事務所の時代とは異なり、まるで会社間の競争のように事務所間の競争が展開されるようになってきました。この傾向は都会で著しいです。
森濱田松本法律事務所はまさに在野の司法に市場原理を持ち込んだ「司法改革」の申し子のような存在です。バカ殿がいかにも好みそうな事務所です。
司法改革が在野である弁護士の世界から人権感覚を奪いつつあります。
「恐怖政治」を批判…
与党民主党をはじめ自民党など各政党も態度を明確にし国会の責任を果たすべきであると考えます。“日本国憲法”を蹂躙する首長を諌め、法治国家を死守すべき責任を立法府である国会は果たさなければならないものと考えます。橋下市長のとんでもない、日本の最高法規である“日本国憲法”違反の蛮行を見て見ぬ振りを決め込むことは、民主主義を見捨てる悪行であると考えます。こんな無茶苦茶な橋下市長は、もはや首長の資格は全く無しと断ずる他にないでしょう…。
>2割しかいない少数派の府民さん
野村弁護士の「第三者的立場」のツッコミは観測霊さんがしてくださいました。私も不十分ですが少し突っ込みました。なんだか物足りないツッコミかもしれません
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-791.html
この野村弁護士ですが、専門は商法。新司法試験の商法の考査委員もつとめているとか・・・?あなおそろし
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%9D%91%E4%BF%AE%E4%B9%9F
人権を守るべき報道機関が口をつぐんでしまう現実
これほどまでに明らかな人権侵害に対して何も言わないのでは、マスコミの権力の監視という役割を自ら放棄していると言わざるを得ないと感じました。
橋下はやはり三百代言
いや、大学生どころか高校生でも並み以上レベルならおかしいと気づきます(「政治・経済」という科目がありますよ)。
>「違法なら然るべき手続きで修正される」
いつ“修正”されるんですかね。
このことで橋下サイドは何を得ることを目論んでいるのか。
労組を反社会的勢力として更なる印象操作し、大衆と分断することを狙っているのでしょうか。それとも、ただの暴走なのか。
いずれにせよ非常に気味の悪い動きですね。
野村修也のようなアカデミズムのエリートまでがこんなことに加担するとは世も末です。やはり、インテリは必ずしも当てにならない。インテリも金と権力の誘惑には弱い。そういうことなのでしょう。
そしてぶら下がりへのツッコミご苦労様です。
蛇足ながら、ちょっと補足しますと
> じゃあ「結論」が出るのは何年先になるのでしょうね?アンケートの締め切りは今日ですからそれじゃ意味ないんですけど。
仰る通り、
「アンケート取る。書かなきゃ処罰!」
↓
「処罰も質問内容も違法臭いよ。てか違法だろこれ」
↓
「じゃ違法かどうか調べていいよ」
(ここで譲歩したように見せかけていますが、そもそも調べとけって話だし、締切間近で実質違法か否かの判定は間に合わない。つまり、譲歩としては意味がない。意味のない譲歩を”してやってる”という”実質的には意味のない利益”を演出した、という事でわたしは”仮想の利益”と判定しました(笑))
しかし…書かなきゃ処罰されるアンケートの結果を「処罰する!」って言った市長がロクに見ない…何この茶番(=_=;)この調査にかかったお金、監査請求するべきなのでは…。そして普段財政がー!と言ってる人たちの財政感覚が馬脚を現した感じ。
> メダパニ煙幕まいてその隙に逃げるのが目的。
はぐれメタルより万倍タチ悪っ!(笑)
以下、ちょっとツッコミ。
> そんなところまでトップが文言までチェックできるわけないので。
おいおいおいおい。アンケートの最後にあなたのサインがあったんですけど!中身もチェックせずにサインしたの!?契約書読まないでサインするようなものじゃないの?危なくない?というか一応法律家としてそれはどうなの?いろんな意味で大丈夫?
> トップに対して組合をおそれているという若手の告発が山ほど来る。
この辺、完全に市長の”願望”じゃないですか?(^_^;)
> 平穏な組織の時にこんな調査やったら問題かもしれませんが、
いつやっても問題やっちゅうねん!
…いや、本当に、普段からこんな読解とツッコミに労力割かなあかん人と会話せなあかんて、記者の人らに同情しまっさ…(=_=;)
>2割しかいない少数派の府民さん
書き起こし、ご苦労様です。
> 一度回答したら前の質問には戻れず、質問を飛ばして答えることもできない。市職員は「頭を抱える質問はかりなのに、間違えても訂正もできない。悪魔のようなアンケートだ」と嘆く。
急造にしてもこれはひどい…。正確な記述ができないと「調査」としても欠陥なのでは?と逆に心配になってしまうんですが…。あと、これ仕事中に書かせてるんでしょうか?市職員も忙しいでしょうに…(=_=;)
> アンケートを作った市特別顧問の野村修也が中央大法科大学院の教授だということ。
なにこれこわい。
職務に忠実な法律家を「人権派」なんて揶揄するような社会の空気がこういう人を増長させているんでしょうね…。
特定の政治家
「特定の政治家」=「橋下徹」
ということも当然ありうるわけなんですがねえ。
労組に加入していても、個人として大阪維新の会の後援会に加入しているケースもあるのでは?
維新の会候補の応援活動に参加してる人がいても何らおかしくはありませんし。
このアンケートを通じて、
「市職員および市職員労組=反橋下」のイメージを殊更強調したいという市長側の意図が読み取れるのですが、その裏には、
「市長選で橋下氏、その他選挙で大阪維新の会の候補を応援していた市職員の存在が多数確認されているので何とかそれを打ち消したい」
という意図もあるのかもしれませんよ。
将を射んと欲せば、先ず馬を射よ~野村修也弁護士に懲戒請求を
ハシゲはダミアン、または「ブラジルから来た少年」でございますね。数年前、懲戒請求を煽って逆に懲戒請求されたとき、速やかにハシゲから弁護士バッチを引っペがすべきでした。そうしたら、知事にもなれず、タレントとしても活躍できなくなったかもしれません。
ウィルスは次々と変異・変身して免疫機構を躱し、体を犯していきますが、ハシゲはラガーメンだけあって巧みなステップで社会の免疫機構をかわし、だまくらかしてどんどん前進しています。膨れ上がる負の元気玉を集め旧来からの権力者とグルとなって巨大化した上に矢継ぎ早の転身に見られるように逃げ足も早いので、もはや行き着くところまで行かなければ止むことはないのではと恐れています。
とはいえ、戦いは続けていかなければ、というところで
2月16日のレイバーネットTVで、大阪のなかまユニオンの方が、「橋下に何かしようといっても(10年もかけていられないから)難しい。そこで、野村修也弁護士への懲戒請求をみなさんに呼びかけます。これは結構市長も嫌がるだろう」と仰ってました。幸い、日弁連からも声明が出ましたし、確か東京弁護士会所属だと思うですが、ここからも声明が出ています。金と利権に目が眩み、違法違憲の自覚がありながら調査の実務を担い、諌め改めさせきることも辞めることもしなかったのですから「犯意」は歴然で、真実・正義・人権の擁護を旨とする弁護士の品格を汚す非行なのははっきりしています。
証拠もロジックも割とわかり易そうだし、裁判や告発よりも敷居が低くそうなので、私もちょっと乗り気になりました。どこかの集会で弁護士の方にお会いしたら相談してみようと思います。あす18土、安田弁護士と思いをともにする夕べがありますので、そこが相応しいかな。
野村修也が記者会見するそうです
『大阪市の職員アンケート問題。調査担当の市特別顧問・野村弁護士が本日夕、記者会見します。追ってツイートします。』
だそうです。どうせ屁理屈を押し通すのでしょう。
第三者がどうだの、橋下市長には見せないだの。
そんで記者のツッコミはほとんどなく、
相手の言い分を垂れ流すだけのあまーい会見に
終わるでしょうね。
それで、事態を収束に向かわせると。
これ以上騒ごうものなら、過激派のごとき反社会的勢力、
国民の敵である労働組合は、いつまでゴタゴタ言ってるんだと
大衆の中で逆バッシングが沸き起こってくると。
そういう展開が予想されますが。
後進国化まっしぐらの今の日本のことですから。
日弁連、会長声明を発す
「大阪市のアンケート調査の中止を求める会長声明」
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120216.html
さぁ、弁護士・弁護士会の総本山のこの批判に“弁護士・橋下徹”はどう応えるのか?
速報的につぶやきます。大阪市職員アンケート問題で、市側の調査担当の野村弁護士は調査を「凍結」することを明らかにしました。事態が大きく動きました。橋下氏は「僕自身は問題ないと思っているが、弁護士の判断に委ねる」と発言。』
だそうです。
>青い鳥さん
凍結ってなんですか
判断下したのは野村弁護士でバカ殿はそれに従うんですね。さすがにこれは違憲ではないと言い張ったら野村弁護士は新司法試験の考査委員をおろされるんじゃないでしょうか。
でも全責任と全権限は自分にあるとバカ殿は明言してるんですから、きちんとおとしまえつけてもらいましょう
凍結は仮想利益
ではないでしょうか。
だって、昨日までの回答期限ですから、もう既に回答を回収してしまっているわけですよね。
インターネットで回答する仕組みなわけですから、
たちどころにデータがコピーされ共有される可能性は大でしょう。
欲しいものは既に手に入れた後での凍結措置。
橋下は影で高笑いしてるんじゃないですかね。
これが裁判になって争われたとしても、判決が確定する頃には、
とっくに橋下は市長の座にはいないでしょう。あわよくば市が無くなっているかもしれない。
橋下にとっては余裕のよっちゃんでしょうね。
橋下も野村も当初からの計算づくでの今回の凍結発表でしょう。
>フリスキーさん
ところでどれだけの職員が回答済みなんでしょうね?最初から一致団結して回答拒否を貫けたら良かったんですが・・
あと、二人とも違法行為に手を染めたわけですから弁護士会は動くべきかと。
追伸
それでも、橋下はあくまでデータは見ていないの一点張り。
コンプライアンスの専門家をブレインに引き入れたのは誠にしたたかとしか言いようがない。
そうやって今後も法令違反スレスレの策略を練りながら、
職員を締め付けていくのでしょう。
野村は“悪知恵袋”としての功績を上げていくのでしょう。
>フリスキーさん
データを破棄しない限り違法違憲状態は続いていますから「凍結」なんて無意味な宣言はまさに「仮装の利益」、この騒動をこれで幕引きさせようという意図見え見え
違法に個人情報を保有しつづけてるってことでなにか法的措置はとれないものでしょうかね。そのあたり労組は弁護士と相談してアクションを止めないで欲しいです。
こういうこといえるのが共産党だけって・・・なにしとんの社民党は
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-02-17/2012021701_01_1.html
日弁連は、野村修也に対する懲戒処分を下して、
弁護士会の総本山としての筋を通すべきでしょうね。
優秀な頭脳と知識を、こうやって悪用するような法律家には
制裁が必要だと思います。
それこそコンプライアンスのために。
日弁連の宇都宮会長あてに、メールで訴えてみようかと思います。
P.S
余談ですが、
元外交官のA木氏には、中島岳志の橋下徹の言論テクニックを解剖するを読むように
メールしておきました(笑)
訂正
遅過ぎる社民党の反応
社民党は今日になって重野安正幹事長が「見解」を出しました。
『大阪市職員に対する違憲・違法の「労使関係に関するアンケート調査」についての見解』
http://www5.sdp.or.jp/comment/2012/kennkai120217.htm
ま、“弁護士である者がこれを行ない、弁護士が監修していることに驚きを通り越して唖然としている”と批判しているのがまだ救いですが。
公務員批判が好きな人々から、「アンケートを凍結した弱腰野郎」の汚名を着せられることはあるかもしれませんが。
そのうち、教育委員の蔭山さんみたいな「言い分け大王」に成り下がるのがオチなのではと思います。
あの人のツイッターでの橋下擁護のみっともないこと。
百ます計算でデビューしたころの面影はもはやありません。
橋下に関わった人は一気に落ちぶれるのです。
やめときゃいいのにね。
みんなの党もあぶないよ。
大いに参考になりました
大いに参考になりました。
新聞を読んでいないので
橋下のぶら下がり記事起こし参考になりました
ありがとうございます