コメント
冷静な判断を…
自戒を込めて言わせて頂くのですが、先ずは、障害者の権利について、障害者を一方的に福祉施策の「対象」ととらえる「上から目線」の人権観を改めなくてはならないと思うんですね…。障害のない人が持つのと同じ基本的人権を享受する「権利の主体」だという見方に立つべきと強く思います。 こんなことは、秋原葉月様はじめ、こちらのblogの常連さんの皆様には、“釈迦に説法”なのですが、バカ殿様はじめ人権意識の極端に低い方の頭には、叩き込んで頂く必要があるんですよ…。 障害者の皆さんが自立した、自己決定、自己実現ができ、社会に貢献できる個人として認められることを目指すことが可能な社会を整備する義務があるんですよ、国や自治体には…。社会の均等化という言葉がありますが、それは社会の制度や環境が《特に障害者を中心とする》すべての人に利用できることを指すんですね。 芋掘りを楽しみにしていた幼児を泣かしたり、立ち退きを迫ったり、利用者の多い障害者施設を強引に廃止する様な、バカ殿は、首長の資格は、全くないと言わざるをえませんね…。
秋原葉月様のご指摘通り、橋下氏を支持することは、人間の尊厳を蹂躙する政策を支持するに等しいということを、わたしたち主権者ひとりひとりが、自覚する必要がありますね…。 勇ましく見える独裁者が一番、恐ろしいんですよ…。 ムードに流されるのではなく、冷静に立ち止まり、判断したいものですね…。 自治体の首長に独裁者をすえると、暮らしが崩壊しますよ…。 (^_-)-☆
とりあえず撤回するようですが
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120218ddlk27040398000c.html
(引用開始)
稲スポーツセンター:新館で存続 府が廃止案取り下げへ /大阪
松井一郎知事は17日、府が廃止条例案を提案していた府立稲(いな)スポーツセンター(箕面市)について、利用者らでつくる「センターを守る会」の片山友子代表(34)らと府庁で会談し、同条例案を取り下げ、センターを存続させる考えを伝えた。【堀文彦】
センターは障害者の社会参加を目的に96年開館。年間約3万人が利用していたが、府は「地域でのスポーツの場の提供は市町村の役割」として昨年9月議会に廃止条例案を提案。利用者らが「障害者の生きがいが失われる」として存続を求め、署名活動をしていた。
松井知事は会談で「利用者の皆さんにはご心配をおかけした。署名活動で苦労もおかけした」と述べた。
府はセンターを来夏から、児童福祉のために活用する。このため、現在センターで行っているスポーツ活動はできなくなるため、代替施設として、敷地内のグラウンド(約1700平方メートル)に新センターを建設、14年ごろの開館を目指す。
車椅子利用者で、センターのビームライフル射撃教室に通う片山さんは「センターでの活動は生活の一部だったので、存続を聞いて安心した」と話した。
(引用終了)
あと、こちらも
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120217-905231.html
(引用開始)
橋下氏の廃止案撤回、大阪の障害者施設
大阪府の松井一郎知事は17日、府立の障害者施設「稲スポーツセンター」の閉鎖方針を撤回、利用者らと府庁で面会し「ご心配をおかけしました」と陳謝した。継続審査となっていた廃止条例案は取り下げる。
廃止案は昨年9月、橋下徹前知事(現大阪市長)が府議会に提出。松井知事は記者団に「周辺施設(の活用)で大丈夫だと考えたが、通い慣れた場所が大切だと分かった」と理由を述べた。
慎重さに欠ける行政対応で利用者らが振り回された格好。利用者の女性は松井知事への感謝を強調した上で「必要な場所なのだという理解があれば、そもそも廃止案は出さなかったと思う」と悔しさをにじませた。
基礎自治体が担うべき施設だとの認識で橋下前知事が方針を出した経緯があり、広域と基礎自治体の役割分担の在り方にも影を落としたと言えそうだ。橋下氏は撤回について記者団に「松井知事の判断だ」と述べた。(共同)
2012年2月17日20時11分]
(引用終了)
とりあえずは撤回しましたが、何かまだ一悶着ありそうな気がします。
「地域でのスポーツの場の提供は市町村の役割」だというのなら、児童福祉だって市町村の役割のはずで、バカ殿理論で言えば、児童福祉にだって府の金はだせないはずなのですが。
不思議なのは、撤回といっても、利用者を一旦センターから追い出して新しい体育館を作ると言う点。そもそも、新しく作るならスポーツセンターの改修なんかしなくても、新しい児童福祉施設を建てればいいだけのはず。府の提案だと、現センターの改修費+新体育館の建設費の二重払いになるのではないでしょうか?また、新施設の費用負担を名目に使用料の値上げなどを言い出すかもしれません。さらに追い出されている間のコミュニティーの維持も問題になるでしょう。
2月25日に地元で説明会があるようですが、ここでまた爆弾が飛び出すかもしれませんね。要注意です。
http://www.sfj-osaka.net/spo/6thsetumeikai.pdf
>「周辺施設(の活用)で大丈夫だと考えたが、通い慣れた場所が大切だと分かった」
日頃、あれほど「民意・民意」とのたまっているバカ殿ですが、手下の知事にこんなことを言われてしまうとは。結局のところ民意なんか何一つ考えていないことがよく分かりますね。
>橋下氏は撤回について記者団に「松井知事の判断だ」と述べた。
またしても責任丸投げのバカ殿クオリティ爆発ですね。