コメント
日本共産党の機関紙ですが、しんぶん赤旗の11日一面から。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-11-11/2008111101_01_0.html
…どうも「あれ」は田母神氏特有のものではなく、「防衛大学公認」の歴史観だったようです。というか、彼がせっせと「防衛大学公認」にするためにがんばってきたようです。
(以下、「しんぶん赤旗 日曜版2008年11月9日号」より孫引きです)
「マレーシアの軍関係者のパーティーで『戦前においても外国との比較で言えば、日本は極めて穏健な植民地政策を実施した』とあいさつ」
(航空自衛隊連合幹部会機関誌『翼』2003年9月号)
「日本は朝鮮半島や中国を侵略し残虐の限りを尽くしたという」「それは今では、ウソ、捏造の類であると証明されている」「もちろん創氏改名などしていない」
(航空自衛隊幹部学校幹部会機関誌『鵬友』2007年5月号)
(これらふたつの発言を踏まえたうえで、これ↓)
「常日頃学生に対し歴史認識、慰安婦、教科書問題等で中国や韓国にきちんと反論すべきだと言ってきた」
(航空自衛隊連合幹部会機関誌『翼』2003年9月号)
(引用ここまで)
当時、田母神氏は統合幕僚学校長という、自衛隊幹部を養成する責任者でした(2002年12月~2004年8月)。現在の自衛隊幹部には、こうした彼の教育を受けた人間がまだまだいるということですね。11月7日の朝日新聞の記事を補強する材料です。もちろん田母神氏に教育を受けたからといって、田母神氏の自爆史観(笑)に「感染」するとは限らないわけですが。むしろそうであってほしい、という祈るような気持ちです(苦笑)。
>「これは言論弾圧だ」
ああ、やっぱり出ましたね。この手の言いがかり(苦笑)。
なんでこういう時に限って「公(おおやけ)」っていうものを軽視したがるのか、わたしには理解不能なんですけども。「日本人は戦後教育のせいで公共心が劣化した」という言説の証明のつもりなんでしょうか。自作自演ですけど。
ちょっと考えればわかると思うんだけどなぁ…。もし、アメリカ大統領が「日本人は黄色い猿だ」なんて公開の場で発言したら、どんなことになるか。それで大統領が辞めることになったら、田母神氏の「定年退職」を「言論弾圧」という人たちは、これも「言論弾圧だ」と批判するのかな。
確かに言論の自由は大事ですよ。でも、あんた、人には社会での立場、公の立場ってものがあるでしょうってことですよね。大きな組織になればなるほど社会に与える影響も大きい。そういう組織の幹部の言うことは、やっぱり社会に影響を持つし、下手をすればそのまま現実になってしまう。それが国の大臣や、軍隊の将軍(田母神氏は、軍隊的な地位に当てはめるなら、これに当たりますね)なら、なおのこと。だから、そういう人たちには「慎重な発言」が求められる。その意味で、「言論の自由」は制限されうる。北朝鮮でなくてもね。
そのくらい知ってて欲しいなぁ、と切に願う今日この頃です(苦笑)。
>こねこさん
赤旗は偶然にもちょうど読んでて、使えるな、とおもってた所です
v(^^)v
日曜版は取ってないので助かりましたm(_ _)m
防衛大では自爆史観が公式の授業内容であり、自衛隊に入れば「私が声をかけたら論文は1000はあつまる」ほどの絶対的な総司令官が直々に自爆史観を訓示し、最も遵守に直面している9条を堂々と変えろと教えられる。
これはもう、憲法が許容している自衛隊では有りません。旧日本軍のゾンビです。
産経新聞によれば、自民党内でも田母神擁護を表明してる議員がいるようですね。http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081111/plc0811111019011-n1.htm
国民の関心が非常に強かったにもかかわらず、中継させなかったのは、あの爆弾親父の暴走を現行犯で目撃されるのを恐れたからでしょうか?国民の知る権利をないがしろにしてます。ここからしてどうかと思いますよ。
おまけに防衛省はまたしても「定年退職」にした理由を変えてきました。変える度に意味不明になっていきますね。
防衛大の授業内容や普段幕僚長がどういう指導をしていたか、政府や防衛省が知らないわけ有りません(もし知らなかったとしたらそれはそれで大問題ですし)
これは田母神氏だけの問題じゃなく、こういう人物をあえてトップに起用する政府が主役だと思っています。
自衛隊という軍事組織が組織ぐるみで自爆史観のもと動いているということは、日本政府、日本という国は、戦前と価値観が変わっていないのだと諸外国から認定されても文句言えません。総理就任の度村山談話踏襲を求められるのは、この国の政府は信用されてないからです。田母神氏の歴史観と政府の本音の歴史観は似たようなもの、それが問題です。
天木直人さんも11/7のブログで仰ってましたが、まるでホロコースト否定論の様な歴史修正主義は誤りであることを国民の前で再確認するのが一番大事だと思うのです。
田母神さんの、ネットでも支持されてる発言には、この人、ニュー速の常連かしらと思っちゃいましたよ。確かにネトウヨにとっては凄い親玉です(笑)
これまではもしこんな自爆史観であってもリアルではなかなか正面切って言えませんでした。それが今ではリアルでもどうどうと自爆史観を口に出来るようになってきた。
自爆史観が力をつけてきたのだと思います。
学問的に言っても全く取るに足らない、世界からの笑われて相手にされない妄想史観でも、国内では、うそは繰り返せばほんとになる、歩く人が多ければそれが道になる、という状態です。
言論の自由に関しては仰るとおりです。学校の先生がこんなこと言っちゃいかんでしょ、とか、立場をわきまえた責任ある発言が求められ、それができなかったら場合によっては社会的責任を問われるなんてことは私たちの社会生活でだって日常茶飯事です。でも誰もそれを思想や言論の弾圧とは言わないです。社会生活の常識のレベルですよね。
ましてや国の中枢に携わる人間ならなおさらです。
色々なブロガーさんが参考になるエントリーをたくさん書いていらっしゃるので、近いうちにまとめてみたいと思っています。
ご無沙汰しています。
「日本の防衛にとりわけ不安を感じる今日この頃」
http://azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-810.html
私、国家情報漏洩罪に問われやしないかとドキドキしてしまいます(^^;