PCはなんとかネットを見れるまでには回復しましたが、頻繁に接続は切れてしまうし、キーボードもイカレ気味で文字の入力がスムーズにいきません。
なのでコピペはPCで、文章入力は携帯で、と併用しながら騙し騙し使っていきます。
ああめんどくさい(^_^;)
そんなわけで、コピペ中心エントリーになります。
コメントのお返事は新しいPCが来てからにさせてくださいm(_ _)m
東電の人の命を使い捨てにする体質をメモ
ついに3人がベータ線で被曝してしまいました。経過が心配です。
作業員の過酷さを家族が語った記事がこちら
◆asahicom
原発、過酷な現場 食事はカロリーメイト・椅子で睡眠
(1/2ページ)http://www.asahi.com/national/update/0324/TKY201103240475.html
(2/2ページ)http://www.asahi.com/national/update/0324/TKY201103240475_01.html
震災から25日で2週間。東京電力福島第一原発は予断を許さない状態が続く。一方で、現場の作業環境も劣悪さを増している。その一端を、東電社員の家族が明かした。
「睡眠はイスに座ったまま1、2時間。トイレは水が出ず、汚れっぱなし」
今週初め。神奈川県に住む女性のもとに、第一原発で復旧作業にあたっている夫から初めて電話があった。夫は40代、東京本社の原発部門の社員だ。11日の震災発生後からほぼ連日、対応のため会社に泊まり込んだ。16日、ようやく自宅に戻ったが、出勤すると、そのまま第一原発行きを命じられた。
「ヘリに乗る。福島に行く」
こんなメールを最後に、メールも電話もつながらなくなった。
16日は3号機から白煙が上がり、放射線量が上昇。自衛隊は上空からの放水を断念した。東電の会見では、夫の旧知の同僚がつらそうな顔で対応を迫られていた。
「お父さん大丈夫かな」。2人の小学生の子どもも不安を口にした。
夫は原発部門を希望したわけではなかった。理系の大学を出て入社し、「たまたま配属された」。以後、原発の現場と本社勤務を繰り返した。2007年の中越沖地震の際、柏崎刈羽原発で火災が起きた時も現地に2週間ほど詰めた。当時はメールや電話で様子を知ることができたが、今回は音信不通。自衛隊が接近をためらうほどの放射能の中で、「いったいどうしているのか」。
20日、ようやく本社の専用線を経由して自宅に電話があった。「食事は“カロリーメイト”だけ。着替えは支給されたが、風呂には入れない」。あまり感情を表に出さない夫は淡々と語り、2分ほどで電話を切った。
23日の電話では、「そろそろ被曝(ひばく)量が限界のようだ」。交代はまだか。もし夫が健康を害したら、家族はどうなるのだろう。政府に頼りたいが、新聞やテレビのニュースによると、菅直人首相は東電幹部に「撤退などありえない。覚悟を決めて下さい。撤退した時は、東電は100%つぶれます」と怒鳴ったという。不安と、悲しさがこみ上げた。
24日、原子力安全・保安院が、3号機のタービン建屋地下1階で作業員3人が被曝したことを明らかにした。
国民の、電力会社への厳しい視線は理解できる。でも、「いま体を張っているのは、家庭を持つ、普通の市民であることもわかって欲しい」。(佐々木学)
「たまたま配属」されてしまったがためにこのような作業を命ぜられた作業員の命を東電は守る気があるのか、怒りを禁じざるをえない報道を次に。
命がけの作業員守れ…幹細胞の事前採取訴え
読売新聞 3月26日(土)10時13分配信
福島第一原発の作業員らが全身に大量被曝(ひばく)をして「造血幹細胞移植」が必要になった場合に備え、作業員自身の造血幹細胞をあらかじめ採取して冷凍保存しておくよう、専門医が提言している。
移植の際、免疫拒絶反応を防ぎ治療の可能性を高めるためだ。
虎の門病院の谷口修一・血液内科部長によると、原発事故を巡り事前採取が行われた事例は世界的にもないが、「命がけで作業にあたる人たちを守るために行うべきだ」と訴える。同部長は今回の事故を受け、造血幹細胞の採取にかかる期間が従来(4~5日)の半分程度で済む未承認薬の輸入を計画している。
東京電力は、今回の事故で、作業員の幹細胞の事前採取は「行っていない」としている。
東京電力は、今回の事故で、作業員の幹細胞の事前採取は「行っていない」としている。な、なんだってーーーーー!?
東電が幹細胞のことを知らなかったとは言わせません。作業員を見捨てるつもりだったとしか思えません。
東電の胸くそ悪くなるいい加減さは記者会見ひとつ取っても明らかです。全文はリンク先をご覧ください。
法と経済のジャーナルAsahi Judiciary
長ぐつ履かず、警報も無視、福島第一原発で作業員被曝
(引用開始)
24日午後4時3分、記者会見が始まり、武藤栄副社長が説明を始める。
(中略)
――協力企業の3人の方の被曝について、どういう状況で、何をしていたのか、詳細を教えてください。
きょうの午後、3号機のタービン建屋の地下で電気関係の作業をしていました作業員3名の方の個人線量計の値が170ないし180ミリシーベルトを示していることが確認をされたということでございます。そのうちのおふたかた(2人)につきまして、汚染が確認されたということで、病院に搬送したということでございます。地下で電気関係のケーブルの接続の作業をしていた作業員の方々3名に汚染が見つかった。そのなかで2人について足に(放射性物質による)汚染があったために病院に搬送したとういことでございます。
――足の汚染というのは?
タービン建屋の地下に水が少したまっていたようで、水に足がつかっていた状態でしばらく作業をしていたという情報がございますけれども、その状況につきましては調査中でございます。3人のうちのおふたかたの足にベータ線熱傷(β線熱傷)の可能性も否定できないという判断がございまして、除染をしました後、医療機関に搬送したということでございます。
――協力企業の会社の名前を教えてください。
会社名につきましては差し控えたいと思います。
――ベータ線を出す放射性物質がなぜそこにあるんでしょうか?
現時点では確認できておりません。
――3号機のタービン建屋は壊れずにほぼ無傷のまま残っていることで間違いないでしょうか? 水は津波をかぶったときのものでしょうか?
タービン建屋につきましては、詳細を調査したわけではありませんが、原子炉建屋のような状況とは違って、健全な状態にあるというふうに思っております。水がどこから来たかということについては、何とも申し上げられませんが、津波の水もあったと思いますし、あるいは、それ以降、水が入った可能性も考えられますし。どこから来た水かを明確に決めるのが難しい。
――ベントで漏れ出てくるような放射能のレベルではないですよね?
それについても、どんなレベルだったか、よく見る必要がある。
(中略)
計画線量は20ミリシーベルトで、その値を超えると線量計のアラーム(警報)が鳴り出すように設定していた。
――アラームは鳴っていた?
アラームは鳴っていたと思う。
――それでも作業を続けたのはなぜ?
そこは直接、作業員の方にお話をうかがわないといけない。アラームが鳴っていたのになぜ作業したのかは、現状では把握できていない。
――作業員は自分の判断で撤退できるのか?
線量計を持っているので、ご自身の判断で撤退できる。
――現実的にはどうなのか?
ご自身の判断で作業を止めていただける状況はあった。
――実際はどうだったのか?
実際は、と言われると、直接、作業員にお話をうかがわないといけない。
――作業員の所属会社の社名を教えてほしい。
それは控えさせていただきたい。
私が聞いている範囲では線量の管理は、自分で線量を守るのが最後の砦。他人が押しつけて、出てくるのが駄目だなどという環境にはない。そうでないと(みずからの意思で退避できないと)法律に抵触してしまうわけで、自分で出てこられない環境であることは絶対にない。
――現場の具体的な状況だが、放射線管理員の方はどこにいて、どういう指示をしていたのかは分かるか?
管理員は前日に現場での作業で線量を測っており、当日は現場に管理員はいなかった。
――前日と当日で、現場の状況が変わるということは想定していないのか?
そうですね。前日と同じ状況と判断していた。
――きょうは放射線管理員はどこにいたのか?
ちょっと確認したい。
――放射線管理員がつくのが規則ではないのか?
事前にその場の雰囲気(空間線量)を測って、その場の作業環境を確認している。今回は前日の作業環境と変わらないと判断した。
――前日と放射線量が全然違う理由は分からないか?
今は分かりません。
――そもそもの疑問だが、アラームが鳴ったら退避するように指示しているのか?
アラームが鳴ったら退避するよう指示していました。ただ、全面マスクをつけていて音が聞こえないということもある。アラームが鳴り響く中で、自分のアラームじゃないと判断したケースもある。どういう事情だったか、環境だったかというのは作業員本人に確認しないと分からない。
――「熱傷の疑いがある」ということと「外傷がない」ということに矛盾はないのか?
現状確認した限りでは外傷はないが、状況から作業員が(病院に)行った方がいいと判断された。
――東電と協力会社との契約の関係は?
確認とっておりません。
――2次下請けか、3次か?
確認してお答えする。
――相当な水が急にたまったのはなぜか?
調査中です。
――復水器が壊れたとか
分かりません。
――ベータ線の核種は何か? どういうとこから出てくるのか?
水に含まれるヨウ素とかセシウムもベータ線を出す。皮膚と水が接触するとベータ線熱傷の可能性あると判断したのでは? どこからかは分からない。
――電気工事をやる際に下に水がある場所でなんの絶縁措置も執らないのか。
そこも含めて確認する。
――長靴を履くのが普通。前日に水があることが分かっている。
おっしゃるとおりだと思う。部分的なものかも。改めて確認する。
――作業指示の時にどういう指示したのか。手順は。確認してくれ。
はい。
――復旧を急ぐあまり無理させていたのでは?
安全を最優先にということは、関係する人間は認識して進めている。
――安全第一なら放射線管理員がなぜつかなかった?
確認する。
――安全管理がずさん。
確認する。
――汚染されている水が危ないという認識があるなら、すぐ出てくるのでは?
同じ回答で恐縮だが、本人たちに確認する。
――その日の状況によって空気の流れで線量予測できない。なんで当日サーベイしなかったのか。
確認する。
――放医研(放射線医学総合研究所)には搬送しないのか。
まだその情報は聞いてない。
――1回の作業の上限の放射線量は?
法令(の上限値)が250ミリシーベルト。それを超えないように。だいたいの目安を持ってやっている。その一つが警報値。
――短時間で250を浴びるのと、何回にも分けて浴びるのでは違う。
作業の種類による。雰囲気(空間放射線の測定結果)とかみて、作業計画たててやる。
――現場に行って水がたくさんあったときに、3人が外部と連絡することは?
現場の状況が違うと連絡をとる。
――連絡をとる手段はあったのか?
確認します。
――単独で作業している方は?
単独作業はない。
――お互い線量はチェックできるのでは?
ポケットの中に入れて、その上にアノラック。脱がないと見れない。
――アラームは意味なさない?
アラームは鳴る。
――線量計はアノラックの外に出さなくていいのか?
アノラックのポケットに入れる。何段階かで鳴る。
――20ミリは1回の作業の上限?
1日の作業。作業ごとに設定値を決めている。
――複数人で作業をしているとき、誰が帰ると判断しているのか。1人だけ帰ることは可能なのか?
仮に1人だけ超えた場合、1人を帰す。
――線量計は数値は残るのか?
日々、数値をパソコンや紙に書いて管理している。
――長靴、短靴で分かれたのはなぜ? 東電では現場での服装について定めたものはない?
どなたが長靴で、というのはいま分からない。東電としての必要な装備は定めているが、足の装備は汚染防止という観点からは特にない。
――会社(作業員が所属する会社)によって、長靴と短靴が分かれた?
結果的にそういうことは言えると思う。
――くつの定めはない?
場合によっては靴を覆うオーバーシューズをつけることもあるが、はしごをわたることもあるので、はきものをつけていれば身体が汚染されることはない。
――現場でのやり方は適切だった?
その辺については我々の判断がどうだったのか確認したい。
――保安規定などでは、放射線の高い場所で作業するときには、作業計画を立てて、責任者の承認を得て、責任者が立ち会わないといけないと定められているはずだが……
作業計画は基本だが、ちょっと確認したい。
(引用ここまで)
なんですかこの会見は。
「確認します」ばっかりで会見の呈をなしてません。
放射線量はアノラックを脱がないと確認できない、アラームは鳴ってもわからないかもしれない
なんて、意味ないじゃないですか!
被爆は作業員の判断ミスの可能性もありそうな含みを残す言い方も気になります。
なんといっても作業員たちの所属会社や氏名の身元を一切明かそうとしない態度が、被害隠蔽の意図丸見えです。
東電や政府のやり方は行き当たりばったり、
不透明で、
原子力保安院の対応もお粗末すぎで話にならないと海外でも酷評されて続けてきました。
案の定、東電は被爆した作業員たちに高放射能の危険を告知していなかったことが発覚
高放射線量、作業員に周知せず=東電「3人の被ばく防げた」-2号機に真水注入作業
時事通信 3月26日(土)12時16分配信
東日本大震災で被災し、深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の3号機タービン建屋地下で作業員3人が被ばくした事故で、東電は26日、1号機の同建屋地下で18日の時点で高い放射線を検出しながら、現場の作業員に周知していなかったことを明らかにした。1号機も3号機同様、地下に高濃度の放射性物質を含む水たまりがあり、東電は「しっかりと注意喚起していたら、今回の被ばくは防げた」と認め、謝罪した。
一方、同社は26日、1、3号機に続いて2号機でも、消防ポンプによる原子炉への真水注入を始めた。真水には核分裂反応を抑えるホウ酸を混入、2号機は中央制御室の点灯も同日中に行う。また、1~3号機のタービン建屋地下で高濃度放射能が検出された水を慎重に排出。4号機の水についても、濃度分析を急いでいる。
東電によると、18日に1号機タービン建屋地下の放射線を測定。1時間当たり200ミリシーベルトの高い放射線量を観測した。24日午前9時には、同建屋地下の水たまりの放射能濃度を測るため水を採取したが、測定担当者は高い放射線が出ていることを意識し、短時間で作業を終わらせたという。
しかし、被ばくした作業員3人にはこうした情報は伝わっておらず、3人は同日午前10時から3号機のタービン建屋地下で作業を開始。約2時間後に作業を終えた後、線量計の記録から最大約180ミリシーベルト被ばくしていたことが分かった。同社は、18日に検出された高い放射線量の情報について「知っていたのは1号機の関係者だけだと思う」とした上で、「情報の共有に甘いところがあった。反省している」と述べた。
あとから「反省している」で済むことと済まないことがあると思いますが(怒)?
つまり、放射能について知識を持ち合わせない下請け会社の社員を、高放射能が検出されてたにもかかわらず危険を告知せずに現場に送った。
この作業員の命を担保する幹細胞もあらかじめとってなかった。
この作業員たちが今後どうなるのかを世間の監視から隠すために、作業員の所属や氏名を決して公表しようとしないようは名も無き下請け社員の命を使い捨て闇に葬り去ろうとしている。
死んでもかまわないという扱いをしている。
という認識でよろしいでしょうか東電さん?
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