民主党王国の愛知で河村氏が圧勝、民主党支持者の8割が河村氏に投票したことで、この選挙は菅政権への審判だ、市民は菅政権の政治にNOという意思表示をしたのだという見方があることを知りました。
(例えばこちら
http://www.amakiblog.com/archives/2011/02/08/#001823)
でもそれ、違う気がします。
だって、
・河村減税→大多数の富裕層でない市民はほとんど恩恵なし。恩恵受けるのは一握りのカネモだけ→税収減によって福祉、介護、教育予算カット→大多数の富裕層でない市民負担増
・菅政権の消費税増税→一握りのカネモは痛くも痒くもないが大多数の富裕層でない市民負担増
同じ穴の狢じゃないですか(呆)
カンシにNOを突きつけるなら、カワムラシにもNOを突きつけるのが本当です。
【公開前の追記】
民主党は大敗を受けて一転して議員報酬半減への賛成で市議会選に望むことにしたそうです。
名古屋市議報酬半減案、民主・前市議ら容認へ トリプル投票結果で一転
2011年2月8日 13時40分
名古屋市議会の解散の是非を問う住民投票で失職した民主党の前市議らは8日午前、市内で会合を開き、河村たかし市長が提案する議員報酬半減への賛成を掲げて出直し市議選に臨むことで一致した。
河村市長は、自ら率いる地域政党「減税日本」から報酬半減に同調する候補者を40人近く擁立する方針。すでに賛成を表明した公明に加え、解散前の市議会で最大会派だった民主勢が賛成に転じることで、改選後の市議会で、議員報酬が年800万円に改定される可能性が高まった。
名古屋市議の報酬は条例で年1600万円と規定。市議会は昨年11月から、特例で月20万円を削減してきた。河村市長は昨年2月以降、5度にわたり、年800万円に半減する条例改正案を市議会に提出していた。
議会はいずれも否決した一方で、有識者や無作為抽出の市民で構成する検討会議で報酬額を定める条例を11月議会で可決した。
6日に行われた市長選や住民投票でも議員報酬は焦点となり、河村市長側の地滑り的勝利の原動力になった。
民主市議団前団長の諸隈修身氏は会合後に会見し「投票で示された民意を最大限尊重しようという判断。慎重な意見もあったが、『半減じゃないと勝ち抜けない』との見解で一致した」と述べた。
恒久的な市民税10%減税には「市民サービスを低下させないことと、借金を増やさないことが条件。財政状況を見ながら判断していく」と反対を表明した。
これに対し、河村市長は「民意を大事にするというなら、市長選で対立候補まで立てて反対した過去を総括してから決めるべきで、目先の選挙対策だ」と批判。報酬半減は議員のボランティア化を進めるためであり「そういう理念があるのか。市議選が終わればまた元に戻すと疑わざるを得ない」と切り捨てた。
(中日新聞)
政策理念など即返上して勝者に媚びる見苦しさ。
この節操のなさは、オール与党と言われたほど石原都政に追随してきた民主党が反自公掲げて都議会で大勝利、しかし築地移転や青少年健全育成条例で再びオール与党に戻ったことを思い出します。
しかしこの程度の変わり身の早さはどうってことないのでしょう。
民主党も言っている公務員削減と議員報酬半減とはもともと親和性がありますから。
こんなとこらからもカワムラシとカンシは真の対立軸ではない、単なる派閥間憎悪に過ぎないと言えるのではないでしょうか。
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