唐突ですが・・・沖縄の歌っていいですね。あの独特のメロディや三線の音色は、何故か心に染みてきて癒されます。
先日kojitakenさんのブログで、THE BOOMの島唄の音階に隠された意味があることを知りました。
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kojitakenの日記 「島唄」に隠されたメッセージを今頃知った (引用開始) 1年前の記事を今頃知ったのだが、THE BOOMのヒット曲「島唄」で、音階の使い方にある工夫がされているとのことだ。「島唄」に沖縄音階が一部使われていない理由 - ||: フェルマータ :|| 上記リンク先の記事は、朝日新聞の別刷「be」に掲載された記事を元ネタにしている。その書き出しの部分は、今でもネットで閲覧が可能だ。asahi.com(朝日新聞社):海を越えた魂 ザ・ブーム「島唄」 - ショッピング 以下引用する。
「ウージの森で千代にさよなら」という歌詞は、ガマでの集団自死の悲劇を暗示します。旋律は沖縄音階を基調にしましたが、この「ウージ」の部分だけは日本的な音階に戻しました。「彼らを死に追いやったのは、当時の日本の軍事教育。沖縄音階では歌えない」と宮沢さんは判断したと言います。
最初の引用先であるブログ記事には、もう少し詳しく書かれている。以下引用する。…THE BOOMの名曲「島唄」(宮沢和史 詞・曲)の旋律は、沖縄音階(ドミファソシド)で書かれています。しかし、曲の途中で、沖縄音階でない、日本のヨナ抜き音階(ドレミソラド)が出現する箇所があります。
(略) ブログ主はさらに書く。…実は自分も、この部分の歌詞は集団自死のことだろうな、とは感じていました。だって、「千代にさよなら」、二番では「八千代の別れ」という歌詞が出てきますが、これが「千代に八千代に」という「君が代」からの引用であることは明らかです。
恥ずかしながら、これも指摘されてみて初めて気づいた次第だが、この引用には、戦前の天皇制に対する痛烈な批判とともに、「千代にさよなら」及び「八千代の別れ」には、天皇の戦争犯罪に対する批判、及び二度と戦前の天皇制になど回帰するものか、という作者の強い思いが込められていると思う。 (引用ここまで)ところが、世の中には自分に都合の良い解釈をする人もいるものですね、下の画像には驚きました。
「島唄」は思いっきり太平洋戦争、沖縄地上戦を美化した歌にされちゃっています。
島唄(歌詞に隠された意味 字幕付き) http://www.youtube.com/watch?v=uJtEq07O024&feature=related 日本はアジアの国々に行き、そこで勉強を教え、共に闘って白人達を追い出した。でも敵も反撃、ついに沖縄にまでやってきた・・・といった具合のオープニング。
もちろん「千代に」「八千代に」に隠された意味はノータッチ
トドメの最後は
『先の戦争で戦って亡くなられた方は、すべて靖国神社に神様として祭られています。
これは、国と亡くなられた方との永遠の約束です。』
と締めくくっています。
うわぁ・・こんな画像見たら、この歌を作った宮沢さんは泣きますよ。
沖縄戦で亡くなった民間人も靖国に合祀されています。この合祀は「死者に対する最大の冒涜だ」として、合祀を取り消すよう訴訟を起こしているうちなーんちゅの遺族の気持ちなど、こういう人には到底理解できないでしょう。
ブログ「なごなく雑記」さんの所で、「英霊か犬死か」(朝日放送系列)というドキュメンタリーが放映されることを知りました。
http://www.qab.co.jp/eirei/ 2010年09月05日(日) 25:50 on air テレメンタリー2010-英霊か犬死か-沖縄から問う靖国裁判 原告-崎原「戦死した母が命(ミコト)、神として靖国に祀られていたとは。死者に対する最大の冒涜だ!」 原告-安谷屋「たった2歳の弟が球(たま)部隊所属で死んだとして英霊にされている。祭神の名簿から削除して欲しいんです」 戦争で国のために命を捧げた軍人軍属246万柱を「神」として祀る靖国神社。そこに沖縄戦で死んだ民間人6万人近くが祀られていることはあまり知られていない。なぜ、軍人でもない沖縄戦の犠牲者、しかもゼロ歳児までが「軍神」や「英霊」となってしまったのか。 無断で祀られた家族の名前を祭神名簿から消してほしいと、沖縄の遺族たちは国と靖国神社を相手取り、裁判を起こした。そこには、国が戦後補償のような形で整備した「援護法」により、援護金をもらう代わりに一般の住民が「準軍属」と扱われるというからくりがあった。石原昌家教授「援護法こそ、沖縄戦の本質を覆い隠すもの。積極的な戦闘協力だったとして地上戦の惨劇を美化し、国の戦争責任の追及を回避するものだった」 原告の一人、彫刻家の金城実さんは、本土防衛の捨て石作戦といわれる沖縄戦の死者が「英霊」とされ、「犠牲になってくれてありがとう」と解釈されていることと、「抑止力」の名目で民主党政権が再び県内に基地を押し付けようとしながら、「感謝します」と発言した今の構図は同じだという。 命を差し出し、基地を差し出して感謝される沖縄。金城さんはそれが許せない。 戦後65年たっても日米の軍需拠点にされ続けている沖縄の弱さを射抜くためにも、金城さんは戦死した父を「犬死」として、まずは国の付与した栄誉をひきはがすこと。そして戦争の本質を問い、繰り返さないことこそ、戦死した人の死を「犬死」にしない唯一の道だと、靖国裁判に執念を燃やしている。 (赤字は私)
赤字で強調した部分に、靖国とは何かの本質が現れていると思います。
この番組、是非皆さんもご覧下さい。私も見ます。
地域により放映日時は異なるようですのでリンク先でチェックしてくださいね。
・・・忘れないうちに、録画予約、予約(汗;;
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