辺野古代替基地はやはり自衛隊使用が目的?政府の二重三重の詐欺は許せません
- 2010/08/30
- 13:30
何故辺野古に代替施設を作るのかについて、考えられる可能性
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-221.html
(前略)見方を変えると、実は自衛隊が今まで沖縄でもてなかった専用滑走路を持つ目的のために、普天間基地の代替施設という名目で辺野古に施設を作ろうとしているのではないか、と考えられることを我樹丸さんの記事で気づかせていただきました。
(こちらをお読みくださいhttp://gajuma.blogzine.jp/okinawa/2010/05/post_db6d.html)
推測ではありますが、もし自衛隊が沖縄で悲願の専用飛行場を持つために施設を作りたいのだとしたら、県内移転になるのも頷けます。
それに、日本はグアム協定によっても代替施設建設の義務を負わないことは以前コメントでも触れましたが、それにもかかわらず施設建設は義務であるかのように振る舞ってることも頷けます。
日本の防衛、抑止力のために沖縄に海兵隊をどうしても置かねばならないことが勉強して分かった、だから断腸の思いで辺野古に基地を作る。
そう鳩山前総理は言っていました。ところが実際はどうでしょう?
◆情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
辺野古移転して立派な基地をつくってもどの海兵隊が使うかは最後まで不明…寛大な国日本
(引用開始)
普天間飛行場が辺野古に移転した後(つまり、海兵隊の主要部分がグアムに移転した後)、どの程度の米海兵隊が沖縄に残るのかについて、まったく米国のフリーハンドとなっていることが分かった。つまり、立派な基地は作ったはいいが、「年に数回訓練で使います」(本音:海兵隊員の沖縄バカンス用の拠点にさせていただきます)でも構わないということなのだ。本当に米海兵隊のプレゼンスが沖縄に必要なら、日本政府は米国政府から最低限の海兵隊の沖縄駐留部隊について言質をとるはずだ。それをとっていないということは…海兵隊のプレゼンスは大した問題ではない、としか考えられない。
(略)
最低限度の駐留海兵隊を決めていないということは、海兵隊のプレゼンスが別に重要でも何でもないということだ。日本政府が本当に海兵隊に抑止力があるはと考えてないということだ。海兵隊がいようがいまいが、どうでもいいわけだ。
(引用ここまで)
ちょっとちょっと。
海兵隊は日本の防衛のためにどうしても必要なんじゃなかったの?
だったら、最低限度の駐留海兵隊を決めていないってどういうこと?
やっぱり海兵隊の抑止力なんか日本政府だってほんとはあるとははなっから思っていないわけですね?
つまり鳩山さんは大嘘つきだったのが明らかになったわけです。
ところが日本政府は莫大なお金をかけて、これから明らかに人数が減り、しかもいつ使うかわからないような海兵隊の基地としては不釣り合いな程大規模な基地を予定しています。
しかも100年~200年耐久使用可能という頑丈さで。
いつも貴重な記事をかいてくださる我樹丸さんのブログからです。
◆写真で見る・知る沖縄
【普天間】 やっぱり、自衛隊
琉球新報(webから転載します)辺野古に自衛隊常駐 普天間代替施設
2010年8月26日
【米ワシントン24日=与那嶺路代本紙特派員】米軍普天間飛行場移設問題で、防衛省が名護市辺野古の代替施設に自衛隊を常駐させる案を検討していることが分かった。日本政府案として日米協議の場で提示した。5月の日米声明に「日米間の施設の共同使用」が盛り込まれ、詳細は今後の検討事項とされていた。共同使用の形態が明らかになるのは初めて。自衛隊が常駐すれば、地元から基地強化につながるとの反発が噴き出しかねない。米側は軍の運用が制限されることから難色を示している。常駐させる部隊と規模、飛行訓練を伴うかなどをめぐり、米側との交渉は曲折がありそうだ。
防衛省が常駐を求める理由に、自衛隊の訓練地域の拡大や技術向上などがあるが、人口増加により経済的効果が生まれ、地元に受け入れられやすいとの見方もある。
米軍と自衛隊の共同使用については、5月末の日米共同声明で「両政府は(略)米軍と自衛隊との間の施設の共同使用を拡大する機会を検討する意図を有する」と明記。
英文では「Shared Use」と表記されている。
この英文を、日本側は「自衛隊の常駐を前提とする共同使用」ととらえ、5月以降、省内で検討を加速し、米側に提案した。
だが米側は、代替施設はあくまで米軍管理で、軍の許可の下で自衛隊に使わせる「常駐を伴わない一時使用」と理解。共同声明文の解釈が分かれ、使用形態をめぐる互いの利害が一致せず、結論には至っていない。
(引用ここまで)
日米協議の場に、
日本政府が「辺野古に自衛隊を常駐させる案」を提示していたというのだ。
これも、沖縄県民にはまったく説明がないこと。
今のところ、米側は難色を示しているが、
日本政府の本音が見えてきた感じだ。
「沖縄に自衛隊の新しい基地をつくる」という意図があるのであれば、
普天間基地の《県外移設》などということが、実現するはずがない。
海兵隊すべてがグアムへ移転する計画も明らかにされているが、
そのことを検証しようとさえしない政府・防衛省、
その裏にはこうした意図があったのだ。
どこまで沖縄県民にだけ、負担を押し付けるつもりなのか。
5月に政府が言っていた「自衛隊と米軍との共同使用」の実態は「自衛隊の常駐使用」だったことがわかりました。
やっぱり「日本の防衛のため、抑止力のために米軍基地を仕方なく辺野古に」なんてのはタダの口実、嘘っぱち。実は自衛隊が長年欲しがってた沖縄の自衛隊飛行場を建設するのが最初からの目的で辺野古移転に執心したのだとしか考えられません。
もしテニアンへ国外移転にしろという世論が盛り上がっちゃったら沖縄に自衛隊飛行場を作れなくなりますから、そりゃ政府は必死でテニアンのラブコールをスルーするはずですわかります。
辺野古でなければならないと国民に思い込ませるため、「ルース大使様が辺野古にしろと激怒した」「辺野古にしなきゃ日米同盟の危機だ」と架空の話をでっちあげて国民を脅したわけですねわかります。
辺野古基地は自衛隊のためという腹づもり。だから基地の規模も大きいし耐久年数も長い頑丈なのを作ろうとしてるわけです。これから先ずっと自衛隊が使うために。(辺野古に建設中の兵舎は米兵用サイズではなく自衛官用サイズという噂もあります。http://alcyone.seesaa.net/article/160731345.html )
なんと卑劣なやり方でしょうか。
まず最初に、民主党は去年の衆院選で普天間基地は国外、最低でも県外と言って沖縄県民を騙して議席を総取りしました。
ところが選挙に勝ったら一転して自民党の辺野古案に逆戻り
しかも共同声明までだしちゃいました。これは自民党政権下でもできなかったこと。
岡田外相は辺野古移転を認めなきゃ普天間基地はそのままだがそれでもいいのかと恫喝するし、前原沖縄担当相は税金をつぎ込んで露骨な分断工作をあれこれと継続しています。
これだけでも酷い詐欺なのに、
辺野古に作ってたのはほんとは米軍基地じゃありませんでした~、
実はいままで欲しくても持てなかった沖縄自衛隊飛行場でした~、
まんまとゲットしちゃった~
とあらば、県民を愚弄しきっています。
自民党真っ青の阿漕さ。二重三重の許し難い詐欺です。
こうしている間にも、普天間住民は基地被害に苦しみ続けています。せめて騒音被害だけでも一刻も早くなんとかしなければなりません。たとえ基地の行く末が決まらない今だって、夜間早朝飛行禁止を米軍が守りまでしつこく申し入れ続けるとか、政府が打つ手は何かしらあるはずなのです。
でも政府は住民の苦しみを少しでも和らげるために何かしよう、なんて気は金輪際、一切、毛頭ありません。
鬼ですか、政府は。
まるで植民地の住民達を人間とも思わない宗主国のようです。
あ、宗主国のようです、て・・・日本の政府は宗主国の傀儡政権だったんだわ(^^;
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