一度位、政府が過去の徹底的な検証や責任追及するところを見てみたいなあ
- 2009/11/25
- 01:00
前のエントリーを書いていて、
「日本という国家は、過去のあやまちや不祥事を容赦なく暴露して検証し、徹底的に責任追及をしたことがいまだかつてあっただろうか?」
という考えがふと思い浮かびました。
古くは、戦争責任についても徹底的な自己反省を行ってきたとは、とても言えませんね。
戦前の軍国主義ファシズムを、建前でなくドイツ並みに徹底的に反省しているのなら、未だに従軍慰安婦問題等に関して国際社会から非難を受けるような態度をぐずぐずとり続けてこなかったはずです。
恥ずかしながら、ここはいまだに日本は正しかったなんて妄言が闊歩し、トンデモ歴史修正主義者が大きな顔をして政治家や幕僚長になったりする国です。
政界で様々な疑惑や不祥事がおこっても、そのうちうやむやにされてお蔵入り、忘れられることが多くありました。60年以上の自民党一党独裁支配下では自浄作用など到底期待できるはずもありません。
しかし戦後初めて本格的な政権交代がおき、初めて手加減のない責任追及ができるチャンスが訪れました。
政権交代したら、小泉竹中の構造改革路線がどのように日本をめちゃめちゃに壊したのか、郵政民営化の本当の狙いは何だったのか、具体的に暴露され白日の下に晒されるはずでした。
また、イラク攻撃をまっ先に支持し、本家アメリカがイラク攻撃は間違いだったと認めた後にもそれを撤回しなかった小泉や自公政権の責任追及も始まるはずでした。
少なくとも、政権交代直前まではこのような明るい希望にあふれた論調が多かったと記憶しています。
ところが現実はどうでしょう。
自民党の機密費使い込み疑惑一つ追及しようとしません。
小泉竹中批判の代わりに、聞こえてくるのは官僚批判ばかりです。(これ、わら人形叩きに通じるものがありますね)
小泉と似たような新自由主義的手法で事業仕分けしている現政権。
自衛隊がイラク派遣された地域は非戦闘地帯だったと180度手の平かえす官房長官がいる現政権。
このような政権がどうやって本気で前政権のあやまちを隅から隅まで検証し、責任追及などできるでしょうか。
もはや前政権の総括や責任追及など、今の政権がする気がないのは暗黙の了解、誰も期待していない・・というか、国民の多数は政治主導劇場や官僚叩きの新メニューに心を奪われちゃって、おめでたいことに、何を期待していたかすらすっかり忘れてしまったんじゃないでしょうか。
おかげで小泉竹中は相変わらず枕を高くして眠れることでしょう。
民主党が唯一実行した注目すべき追及は、日米密約、核持ち込み疑惑の解明です。
しかしこの調子では晴れて疑惑が解明されても、責任追及するどころか追認でおわってしまうかもしれません。「密約はやむを得なかった、必要悪だった」とかなんとか言って。
(11/26追記:案の定読売がこんな事社説を 日米密約調査 核抑止力の低下は避けよ(11月26日付・読売社説)
)
さて。
もしそうなったときに、国民はこの政権を徹底的に追及するのでしょうか?
それが一番大事なことのように思います。
「日本という国家は、過去のあやまちや不祥事を容赦なく暴露して検証し、徹底的に責任追及をしたことがいまだかつてあっただろうか?」
という考えがふと思い浮かびました。
古くは、戦争責任についても徹底的な自己反省を行ってきたとは、とても言えませんね。
戦前の軍国主義ファシズムを、建前でなくドイツ並みに徹底的に反省しているのなら、未だに従軍慰安婦問題等に関して国際社会から非難を受けるような態度をぐずぐずとり続けてこなかったはずです。
恥ずかしながら、ここはいまだに日本は正しかったなんて妄言が闊歩し、トンデモ歴史修正主義者が大きな顔をして政治家や幕僚長になったりする国です。
政界で様々な疑惑や不祥事がおこっても、そのうちうやむやにされてお蔵入り、忘れられることが多くありました。60年以上の自民党一党独裁支配下では自浄作用など到底期待できるはずもありません。
しかし戦後初めて本格的な政権交代がおき、初めて手加減のない責任追及ができるチャンスが訪れました。
政権交代したら、小泉竹中の構造改革路線がどのように日本をめちゃめちゃに壊したのか、郵政民営化の本当の狙いは何だったのか、具体的に暴露され白日の下に晒されるはずでした。
また、イラク攻撃をまっ先に支持し、本家アメリカがイラク攻撃は間違いだったと認めた後にもそれを撤回しなかった小泉や自公政権の責任追及も始まるはずでした。
少なくとも、政権交代直前まではこのような明るい希望にあふれた論調が多かったと記憶しています。
ところが現実はどうでしょう。
自民党の機密費使い込み疑惑一つ追及しようとしません。
小泉竹中批判の代わりに、聞こえてくるのは官僚批判ばかりです。(これ、わら人形叩きに通じるものがありますね)
小泉と似たような新自由主義的手法で事業仕分けしている現政権。
自衛隊がイラク派遣された地域は非戦闘地帯だったと180度手の平かえす官房長官がいる現政権。
このような政権がどうやって本気で前政権のあやまちを隅から隅まで検証し、責任追及などできるでしょうか。
もはや前政権の総括や責任追及など、今の政権がする気がないのは暗黙の了解、誰も期待していない・・というか、国民の多数は政治主導劇場や官僚叩きの新メニューに心を奪われちゃって、おめでたいことに、何を期待していたかすらすっかり忘れてしまったんじゃないでしょうか。
おかげで小泉竹中は相変わらず枕を高くして眠れることでしょう。
民主党が唯一実行した注目すべき追及は、日米密約、核持ち込み疑惑の解明です。
しかしこの調子では晴れて疑惑が解明されても、責任追及するどころか追認でおわってしまうかもしれません。「密約はやむを得なかった、必要悪だった」とかなんとか言って。
(11/26追記:案の定読売がこんな事社説を 日米密約調査 核抑止力の低下は避けよ(11月26日付・読売社説)
)
さて。
もしそうなったときに、国民はこの政権を徹底的に追及するのでしょうか?
それが一番大事なことのように思います。
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