税金とは、搾取?それとも出資?
- 2009/12/25
- 16:00
竹崎孜著「貧困にあえぐ国ニッポンと貧困をなくした国スウェーデン」を読むと、北欧は様々な面で学ぶところが多い良いモデルであるとしみじみ感じます。
税金に対する考え方というかイメージも日本と違いちょっとした目ウロコでした。
日本では「税金」というとあまりポジティブなイメージがもたれていません。どちらかと言えば「せっかく稼いだのにぶんどっていかれてしまう」というネガティブなイメージです。
でもこれって逆に言えば、日本では税金は納めた国民が納得いくような使われ方をしていない、ということの証なのではないでしょうか。皆が納得のいく富の再分配がなされていれば、否定的なイメージはでてこないのではないかと思います。
税金と言えば、高負担の重税にあえいでいると一部でまことしやかに言われてるスウェーデンではどうでしょうか。ほんとに国民は重税に苦しんでいるのでしょうか。
じつは国民には「重税感に苦しむ」ということはないのだそうです。
例えば、スウェーデンでは日本のように子どもの教育費のため、あるいは老後のための貯蓄などしません。国が子どもの教育も老後もしっかり保障してくれるから個人でそんなことをして備える必要がないからです。
ここでは税金を納めることが即ち子育てや自分たちの老後を豊かなものにするための「貯金」になるわけです。
国に預けたもう1個の財布~もともとの税金の原点ってこれじゃないでしょうか。
考えてみたら、自分が預けた財布のお金が機密費で何に使われたかわからなかったり思いやり予算で米兵の遊興費や住居費に使われたりするのは、納める私達の本意ではないはずですよね。
もし納めた税金が徹底的に国民生活に還元され、その恩恵を享受できているならば、搾取感とか重税感とか、ネガティブイメージだって出てこないと思うのです。
税金に対する考え方というかイメージも日本と違いちょっとした目ウロコでした。
日本では「税金」というとあまりポジティブなイメージがもたれていません。どちらかと言えば「せっかく稼いだのにぶんどっていかれてしまう」というネガティブなイメージです。
でもこれって逆に言えば、日本では税金は納めた国民が納得いくような使われ方をしていない、ということの証なのではないでしょうか。皆が納得のいく富の再分配がなされていれば、否定的なイメージはでてこないのではないかと思います。
税金と言えば、高負担の重税にあえいでいると一部でまことしやかに言われてるスウェーデンではどうでしょうか。ほんとに国民は重税に苦しんでいるのでしょうか。
じつは国民には「重税感に苦しむ」ということはないのだそうです。
例えば、スウェーデンでは日本のように子どもの教育費のため、あるいは老後のための貯蓄などしません。国が子どもの教育も老後もしっかり保障してくれるから個人でそんなことをして備える必要がないからです。
ここでは税金を納めることが即ち子育てや自分たちの老後を豊かなものにするための「貯金」になるわけです。
分かりやすい例に例えると、国民は所持金を2個の財布に分ける。1個は手元にとどめ、税金の入ったもう1個を国へ預けておく。そして無理な貯金をしない代わり、財布の管理と中身の運用を任せた国や政治を見張るために選挙への積極的な参加を怠らない。投票率がいつも80%以上であるのも、国に渡した財布が気がかりだからである。そして政治側は国民から向けられる熱い視線をいつも感じている状態である。
国に預けたもう1個の財布~もともとの税金の原点ってこれじゃないでしょうか。
考えてみたら、自分が預けた財布のお金が機密費で何に使われたかわからなかったり思いやり予算で米兵の遊興費や住居費に使われたりするのは、納める私達の本意ではないはずですよね。
もし納めた税金が徹底的に国民生活に還元され、その恩恵を享受できているならば、搾取感とか重税感とか、ネガティブイメージだって出てこないと思うのです。
- 関連記事
-
- 騙される側の論理~消費税の場合 (2010/06/27)
- 税金とは、搾取?それとも出資? (2009/12/25)
- 新自由主義と決別するなら、思い切って大企業の税優遇の見直しを (2009/07/29)
スポンサーサイト
トラックバック
2010年度(平成22年度)厚生労働行政モニターの募集 (厚生労働省)
福祉、医療、年金、働く環境の整備及び職業の安定など、国民生活に密着している厚生労働行政について、直接厚生労働省に意見を述べられ...
- 2010/01/04(23:53)
- 村野瀬玲奈の秘書課広報室