末期症状をあらわにした自民党の民主党マニフェスト批判
- 2009/08/01
- 16:00
自民党が横綱出勤でやっとマニフェストを出してきました。
マニフェストを検討する前に、まず、自民党の民主党マニフェスト批判から見たいと思います。
民主党に対抗意識むき出しなのがなんだかすごいので・・(^^;
http://www.jimin.jp/sen_syu45/hikaku/index.html
《政治はギャンブルじゃない!国の基本政策もまとまらない民主党のお試し政権に日本をまかせられません》という絶叫が虚しく感じられます。
自民の民主のマニフェストに対する批判は、批判というより、ひがみやっかみという印象です。
新聞からざっと拾ってみると、主な批判は財源と安全保障です。
・麻生さん:民主党の安全保障・外交政策は極めて不安だ。このような形で政権を委ねるわけにはいかない
・河村官房長官:定額給付金をバラマキだと言っていたが、その上をいく無責任なバラマキだ
・与謝野馨財務相:人を喜ばすためにつくった選挙対策用のフライフィッシング(毛針釣り)でしかない
・甘利明行政改革担当相:ポピュリズム(大衆迎合)の極みだ。閉店セールみたいなことを続ければ日本も閉店になる
・林芳正経済財政担当相:お金は降ってきたりしない。必要あれば、国民に負担もお願いしなければならないのが政権政党だ」と主張し、「(民主党の)政権担当能力には疑問を持っている
等々。
麻生さんは、民主党の給油延長の方向転換で「民主党はブレた」って言い返せることが嬉しかったんでしょうね(笑)でもアメリカ様の良いなりになって軍事拡大、集団的自衛権行使、憲法改正が安全保障になると信じてる自民のほうががよっぽど脅威、こっちにこそ委ねるわけにはいきません。
与謝野さん、甘利さんなんかは民主党の政策をバラマキ、毛針釣りと決めつけていますが、今国民が求めてる本来の所得再分配、社会保障政策はみんな「バラマキ」ってことなんでしょうか?驚くような認識ですね。
逆に言えば、こういう政策は自民は最初っからやる気がないという意思表示だとも受け取れるんですけど?
バラマキというのは、ほとんど効果がないかまたは一時的な効果しかないのに、要不要を問わずに結局役に立たないお金を配ることです。
いくら定額バラマキ給付金が不評だったからって八つ当たりはほどほどに・・。
あっ、自民のマニフェストで一つだけ評価したいことがありました。
それは消費税アップを考えていることを告白している点です。正直なのはいいことです(爆)
(麻生さん任期中にそう言っちゃいましたから)
自分たちは明記することによって、民主党が4年は手をつけないと言った消費税を見直そうとしたら公約違反だと責めるのを手ぐすね引いて待ってるのがよくわかります。
確かに無駄遣いを切り詰めるだけでは未知数で心許なく、ハッキリした財源を示すなら共産党、社民党のように、大企業減税や公共事業見直しを言うしかありません。しかし財界にいい顔しようと思ったらそれは無理、消費税以外にないのは自民も民主も同じ穴の狢。
ここが民主党の本質であり限界です。
(ちなみに民主党マニフェストへの批判が的を得ていたのは共産党でした。
民主党マニフェスト 四つの根本的問題点 志位委員長指摘 2009年7月29日(水))
それでも自民が唯一民主を攻撃できる財源論がちっとも効をなさないのは何故か。
それは国民は官僚の無駄遣いをひしひし感じており、節約を断行できればいくらかでも必ず財源は出てくるのは誰もが予想できること、何よりセーフティネットを張ることが一刻も待ったなし、焦眉の急だからです。
財源云々言われて思いとどまれるほど、国民に余裕はないのです。
そしてそこまで国民生活を追い込んだのは他ならぬ自民党なのです。
それがお金持ち世襲議員にはわからないのでしょうね。
それに、いままで散々税金を湯水の如く使い、足りなくなったら「財源」を借金に求め、今や破産しないのが不思議なくらいの借金大国にした張本人の自民党に「財源をどうする」なんて言われても
「あんたに言われたかない」
という気持ちになります。
もちろん私も民主党のマニフェストに諸手を挙げて賛成しているわけではありません(メモ:民主党の政策方針: ここが×、ここが△、ここが○)
しかし自民が批判らしい批判も出来ないのはもはや自民党が取るべき道が残されてない断末魔だからでしょう。
そんな自民党がどんなマニフェストをだしてくるのかある意味楽しみでしたが、やっぱり期待を裏切らないものでした。
次のエントリーで自民党のマニフェストをみていきたいと思います。
(所用で数日間お休みしますm(_ _)m)
マニフェストを検討する前に、まず、自民党の民主党マニフェスト批判から見たいと思います。
民主党に対抗意識むき出しなのがなんだかすごいので・・(^^;
http://www.jimin.jp/sen_syu45/hikaku/index.html
《政治はギャンブルじゃない!国の基本政策もまとまらない民主党のお試し政権に日本をまかせられません》という絶叫が虚しく感じられます。
自民の民主のマニフェストに対する批判は、批判というより、ひがみやっかみという印象です。
新聞からざっと拾ってみると、主な批判は財源と安全保障です。
・麻生さん:民主党の安全保障・外交政策は極めて不安だ。このような形で政権を委ねるわけにはいかない
・河村官房長官:定額給付金をバラマキだと言っていたが、その上をいく無責任なバラマキだ
・与謝野馨財務相:人を喜ばすためにつくった選挙対策用のフライフィッシング(毛針釣り)でしかない
・甘利明行政改革担当相:ポピュリズム(大衆迎合)の極みだ。閉店セールみたいなことを続ければ日本も閉店になる
・林芳正経済財政担当相:お金は降ってきたりしない。必要あれば、国民に負担もお願いしなければならないのが政権政党だ」と主張し、「(民主党の)政権担当能力には疑問を持っている
等々。
麻生さんは、民主党の給油延長の方向転換で「民主党はブレた」って言い返せることが嬉しかったんでしょうね(笑)でもアメリカ様の良いなりになって軍事拡大、集団的自衛権行使、憲法改正が安全保障になると信じてる自民のほうががよっぽど脅威、こっちにこそ委ねるわけにはいきません。
与謝野さん、甘利さんなんかは民主党の政策をバラマキ、毛針釣りと決めつけていますが、今国民が求めてる本来の所得再分配、社会保障政策はみんな「バラマキ」ってことなんでしょうか?驚くような認識ですね。
逆に言えば、こういう政策は自民は最初っからやる気がないという意思表示だとも受け取れるんですけど?
バラマキというのは、ほとんど効果がないかまたは一時的な効果しかないのに、要不要を問わずに結局役に立たないお金を配ることです。
いくら定額バラマキ給付金が不評だったからって八つ当たりはほどほどに・・。
あっ、自民のマニフェストで一つだけ評価したいことがありました。
それは消費税アップを考えていることを告白している点です。正直なのはいいことです(爆)
(麻生さん任期中にそう言っちゃいましたから)
自分たちは明記することによって、民主党が4年は手をつけないと言った消費税を見直そうとしたら公約違反だと責めるのを手ぐすね引いて待ってるのがよくわかります。
確かに無駄遣いを切り詰めるだけでは未知数で心許なく、ハッキリした財源を示すなら共産党、社民党のように、大企業減税や公共事業見直しを言うしかありません。しかし財界にいい顔しようと思ったらそれは無理、消費税以外にないのは自民も民主も同じ穴の狢。
ここが民主党の本質であり限界です。
(ちなみに民主党マニフェストへの批判が的を得ていたのは共産党でした。
民主党マニフェスト 四つの根本的問題点 志位委員長指摘 2009年7月29日(水))
それでも自民が唯一民主を攻撃できる財源論がちっとも効をなさないのは何故か。
それは国民は官僚の無駄遣いをひしひし感じており、節約を断行できればいくらかでも必ず財源は出てくるのは誰もが予想できること、何よりセーフティネットを張ることが一刻も待ったなし、焦眉の急だからです。
財源云々言われて思いとどまれるほど、国民に余裕はないのです。
そしてそこまで国民生活を追い込んだのは他ならぬ自民党なのです。
それがお金持ち世襲議員にはわからないのでしょうね。
それに、いままで散々税金を湯水の如く使い、足りなくなったら「財源」を借金に求め、今や破産しないのが不思議なくらいの借金大国にした張本人の自民党に「財源をどうする」なんて言われても
「あんたに言われたかない」
という気持ちになります。
もちろん私も民主党のマニフェストに諸手を挙げて賛成しているわけではありません(メモ:民主党の政策方針: ここが×、ここが△、ここが○)
しかし自民が批判らしい批判も出来ないのはもはや自民党が取るべき道が残されてない断末魔だからでしょう。
そんな自民党がどんなマニフェストをだしてくるのかある意味楽しみでしたが、やっぱり期待を裏切らないものでした。
次のエントリーで自民党のマニフェストをみていきたいと思います。
(所用で数日間お休みしますm(_ _)m)
- 関連記事
-
- 末期症状をあらわにした自民党マニフェスト (2009/08/03)
- 末期症状をあらわにした自民党の民主党マニフェスト批判 (2009/08/01)
- 「現実路線」という言葉は疑問です (2009/07/25)
スポンサーサイト