ヒロシマ、ナガサキに寄せて~核廃絶に逆行する自民党政府に断固抗議します
- 2009/08/06
- 19:00
麻生さんと来たら、オバマ氏をヒロシマ、ナガサキに招き、原爆の実態を伝えようと働きかけるどころか、核は重要だと書簡で呼びかけるとは!
式典で「今後も非核三原則を堅持し」と言った舌の根も乾かぬうちに記者会見で「核の傘は必要」と言っちゃうとは!
こんな人が私達の代表なのだと思うとたまりませんね。
◆NO,1290 「この動画を広めてください!」 そして、核廃絶の足を引っ張る自公政権は打倒しよう。
ここをクリック
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http://www.youtube.com/watch?v=itFI87hixy0&eurl=http%3A%2F%2Ftoyugenki2%2Eblog107%2Efc2%2Ecom%2Fblog%2Dentry%2D1321%2Ehtml&feature=player_embedded
要旨は次の通りです。
「米国は、外交政策の基本として、『核態勢見直し(NPR)』に入っており、重要な局面を迎えている。米国は、9月から10月に新しい核政策を決定しようとしているが、米政府部内、国務省、国防総省、国家安全保障会議のメンバー、特にアジア専門家の間に、オバマ氏の構想に反対の人たちがいる。
その理由は、日本政府の『懸念』。日本の外務省、防衛省など安保外交政策を担当する官僚が、『米政府は核政策を転換しないように』と訴えている。
人類史上初めて核兵器の攻撃を受けた国の政府が核政策の転換に反対するのは、皮肉であり悲劇だ。日本国民は、オバマ氏の核廃絶ビジョンを支持する声をあげてほしい」
核態勢見直(NPR)というのは、アメリカの核戦略の基本的なガイドラインであり、アメリカ政府はNPRに法的に縛られるということです。つまり、オバマ演説もNPRが良くないと先へ進まないということになるそうです。
(略)
そうした核廃絶への流れを受けてのオバマ大統領の演説でした。
これにいち早く対応したのが、日本の政界では共産党の志位委員長。
麻生総理は、「すげえ」と言いながら、「日米安保体制の下における核抑止力を含む拡大抑止は重要」と親書を送り、「いざとなったら『核の傘』で守ってくださいよ」と大統領に念を押したそうだ。
(引用ここまで)
こちらもご覧下さい。
◆JANJAN
オバマ「核廃絶」に「国是」で反対する日本官僚
アメリカのオバマ大統領がプラハ演説以来進めている核政策の変更に米国政府内に反対の声があるという。
何とその理由は、日本の外務省、防衛省など安保外交政策を担当する官僚が、「米政府は核政策を転換しないように」と訴えているからだという。
来日した米シンクタンク「憂慮する科学者同盟」(UCS)のグレゴリー・カラキー氏は、
「米核戦略の変更が人類の歴史上で唯一核攻撃の犠牲となった国の反対で打ち砕かれるとしたらそれはまさに皮肉であり悲劇にほかなりません」と語っている。
何と言うことだ。
「安保外交政策を担当する官僚」とは誰か? 名前を知りたい。これは断固抗議してやめさせなければならない。
少なくとも今までの公式の政府の見解とは違うはずだ。政府へ、そして選挙を戦う議員候補へこの問題をぶつけたい。「官僚国家日本」と言われないために・・・。(引用ここまで)
◆村野瀬玲奈の秘書課広報室
国是としての核廃絶反対?! (池田香代子ブログから)
「唯一の被爆国」として被爆者をはじめとする多くの日本人は核廃絶を願っているはずです。しかし、下に転載させていただいた池田香代子さんの記事を見ると、日本政府の本音は「核廃絶は望まない」ということなのかもしれないと思わされます。日本政府にこういう「本音」があるとしたら、それは被爆者に対する、日本人に対する、核廃絶を願う全世界の人々に対する、そしてもちろん、北朝鮮の核開発を批判する日本人(もちろん世界中のあらゆる人々も)への裏切り行為だと思います。(引用ここまで)
核が使われてから64年目、まだ道程は遠くても、やっと世界は核を無くそうと動き始めています。
◆赤旗より
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-08-05/2009080501_01_1.html
(国連総会議長として初めて広島、長崎の平和記念式典に出席する)デスコト議長は、訪日の目的が広島、長崎への訪問にあるとのべるとともに、広島に原爆を投下した爆撃機「エノラ・ゲイ」の機長は自分と同じカトリック信者であったことにもふれ、軍の命令とはいえ、キリストの教えに反するものだと語りました。
志位氏は、人類的課題である核兵器廃絶の実現のためには、核廃絶そのものを主題とする国際交渉をすみやかに開始することが肝心であり、そのための協力を願っていると語りました。
これにたいしデスコト議長は、自らの任期が9月15日までと限られているが、核兵器廃絶の課題は自分の就任演説でもふれた重要な課題であり、任期中も、その後も、そのために協力していきたいと述べました。
さらにデスコト議長は、志位委員長が核兵器廃絶のための国際交渉を直ちに開始するよう要請したオバマ大統領あての書簡について、「自分もすでに読みましたが、あなたの見解に賛成です」と語り、何よりも世論の高揚こそが重要であり、この歴史的好機を生かそうと強調しました。(引用ここまで)
アメリカでさえなんとか変わろうとしかけているのに、ああ、自民政府は旧態依然の思考停止のまま世界に取り残されて破滅したいとしか思えません。これが与党のいう「現実路線」です。現実路線とはかくも現実を見ないものです。
平和祈念式典にデスゴト議長はじめ、諸外国からも過去最多の59カ国が大使が参加しました。
麻生さんも出席し、挨拶で
「私は、改めて日本が、今後も非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて、国際社会の先頭に立っていくことをお誓い申し上げます。」
と述べましたが、この二枚舌には虫酸が走ります。
記者会見や街頭では正直に「核の傘は必要です。非核三原則を見直し、9条も改正するのがわが自民党政府の責任力です」言えても、ヒロシマ、ナガサキの人々の目前ではさすがに言えないのですね。
オマケに核武装論者の田母神氏が、よりによって今日原爆の日に、よりによってヒロシマで、やめて欲しいという願いも聞き入れずに講演するとは。
前のエントリーで取り上げたトム・カーリンさんがこれを見たら、原爆の炎に焼かれたのはあなたたちの祖父や祖母ではないのかと唖然とすることでしょう。
世界で唯一核を使用したアメリカが率先して核廃絶に動くことがヒロシマ、ナガサキに対する真の謝罪に値するならば、唯一の被爆国である日本が核廃絶に逆行することは犯罪行為に等しい。被爆者達に今度は自分たちの手でもう一度原爆を落とすようなものです。
こんな自民政権には8/30限りで早々に退場してもらいましょう!これ以上こんな政権をのさばらしたら私達が世界に恥を晒すことになります。
そして、日本国憲法の前文になぞらえるなら、
「われらは、平和を維持し、戦争と核兵器を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。」
と強く思うのです。
(またまた数日間、お盆休みをいただきますm(_ _)m)
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