橋下という第二の「コイズミ」に騙されない
- 2009/07/15
- 16:00
目立ちたがり屋の橋下さんが民主党に近づこうとしている嫌な予感がして、以前こんなエントリーを書きましたが、何だかその予感が的中しそうな嫌な雰囲気になって来ました。
橋下さんと民主党の接近についてこちらのブログが詳しく書かれていますので是非お読み下さい。
◆大脇道場
NO.1253 橋下徹と蜜月の恋に陥る?民主党。
このエントリーの記載にあるように、私も橋下氏は気に入らないとすぐにキレる幼稚な子供だと思っています。 こういう子供を持ち上げる社会って、社会が幼稚ってことでしょうか。
◆反戦な家づくり
橋下徹は政局の火事場泥棒
◆きまぐれな日々
橋下に秋波を送る民主党は「首長ペンタゴン」と野合するのか
東国原・橋下の「地方分権」は、「反貧困」隠しの争点すり替え
私の邪推ですが、自分の主導で知事会の民主党支持をとりつけ民主党に恩を売って、国政に出る足がかりにしたいのかも。 彼ならやりかねないと思います。
知事会で支持政党を打ち出すのが地方分権にどういうメリットがあるかさっぱりわからないのですから、民主に恩を売る以外理由が見あたらないのです。
だいたい公職の立場にある知事たちがこぞって一政党支持をぶちあげること自体、非常に問題ではないでしょうか。
「全国の知事はそろってこの政党を支持します」との声明をだすということは、公務員が有権者に「あなたもこの政党を支持しましょう」とアピールするようなものです。
また、こねこさんがコメントで
と指摘されていましたが、政党に対する知事会(というか橋下さん)の主観を有権者に押しつけようというわけですね。
自分の意見を押しつけないと気が済まない橋下さんらしい行動です。
(それにしても橋下さん、テストで優劣つけて下を切り捨てるという教育観が好きですね。学テの騒動を思い出します)
案の定昨日の知事会で三重県の野呂知事が
「政党支持というのは何も地方分権の一事を持って決めるのでなく他の色んな事も考えてきめることですから、知事連で政党支持を打ち出すのはよろしくない」
との正論を述べたら、橋下さん、あっさり
「知事連で政党支持を打ち出すのはそぐわない」
と180度ひっくり返していました(笑)
こんな底が浅い主張ならいつまでもこだわらないで欲しいんですが。
そもそも橋下さんが現在目玉にしている「地方分権」の中身ってどんなものなのでしょうか。
これについて前掲のきまぐれな日々さんのエントリーから引用させていただくと、
市民が望む地方活性化とはほど遠いではないですか(呆)
これ、郵政民営化は殺されたってやり抜くんだ!と息巻いていた小泉さんのやり口に似てませんか?
やり抜いた郵政民営化のおかげでどうなったでしょう?
国民の財産がアメリカに流出してしまったではありませんか。
橋下さんの地方分権も結局地方で格差助長され、ほんとうに元気になりたい町村は荒廃する可能性大です。
「自民党をぶっこわせ!」
「構造改革なくして成長無し!」
と威勢良く叫んで、閉塞感にあえぐ市民に「彼なら何かを変えてくれそうだ」という漠然とした期待を持たす一方、公務員叩きで国民の不満の目をそらしたコイズミ手法。
橋下さんが地方分権を声高に叫ぶのって、どうしてもこれと被るのです。
彼は第二のコイズミになろうとしているし、大衆も彼に第二のコイズミを求めています。
コイズミ改革が日本をめちゃくちゃにしたことがこれほど明るみになっても尚、コイズミ劇場に酔いたいと思う人が少なくないのです。
ほんとに人は正論では動かないという厳然たる事実を目の当たりにします。
もし彼が民主と手を組んだら、国民にははかりしれないマイナスです。
そしてこのツケは民主党ではなく国民が払わされることになるのです。
橋下さんと民主党の接近についてこちらのブログが詳しく書かれていますので是非お読み下さい。
◆大脇道場
NO.1253 橋下徹と蜜月の恋に陥る?民主党。
このエントリーの記載にあるように、私も橋下氏は気に入らないとすぐにキレる幼稚な子供だと思っています。 こういう子供を持ち上げる社会って、社会が幼稚ってことでしょうか。
◆反戦な家づくり
橋下徹は政局の火事場泥棒
◆きまぐれな日々
橋下に秋波を送る民主党は「首長ペンタゴン」と野合するのか
東国原・橋下の「地方分権」は、「反貧困」隠しの争点すり替え
私の邪推ですが、自分の主導で知事会の民主党支持をとりつけ民主党に恩を売って、国政に出る足がかりにしたいのかも。 彼ならやりかねないと思います。
知事会で支持政党を打ち出すのが地方分権にどういうメリットがあるかさっぱりわからないのですから、民主に恩を売る以外理由が見あたらないのです。
だいたい公職の立場にある知事たちがこぞって一政党支持をぶちあげること自体、非常に問題ではないでしょうか。
「全国の知事はそろってこの政党を支持します」との声明をだすということは、公務員が有権者に「あなたもこの政党を支持しましょう」とアピールするようなものです。
また、こねこさんがコメントで
各党のマニュフェストに点数つけるとか、また言い出してます。なんでそんな「点数」とか「テスト」とか好きなんだ(-_-;)。まぁ、「点数が高いから」という民主党支持の理由付けでしかないんでしょうけども(ですから採点基準はとても不透明で恣意的になると思います。具体的に言うと、どんなに良い事書いてても、共産党あたりは点数低目になるでしょうね)。
と指摘されていましたが、政党に対する知事会(というか橋下さん)の主観を有権者に押しつけようというわけですね。
自分の意見を押しつけないと気が済まない橋下さんらしい行動です。
(それにしても橋下さん、テストで優劣つけて下を切り捨てるという教育観が好きですね。学テの騒動を思い出します)
案の定昨日の知事会で三重県の野呂知事が
「政党支持というのは何も地方分権の一事を持って決めるのでなく他の色んな事も考えてきめることですから、知事連で政党支持を打ち出すのはよろしくない」
との正論を述べたら、橋下さん、あっさり
「知事連で政党支持を打ち出すのはそぐわない」
と180度ひっくり返していました(笑)
こんな底が浅い主張ならいつまでもこだわらないで欲しいんですが。
そもそも橋下さんが現在目玉にしている「地方分権」の中身ってどんなものなのでしょうか。
これについて前掲のきまぐれな日々さんのエントリーから引用させていただくと、
橋下知事の道州制は、経団連お墨付きのヤツです。
経団連が道州制を求める理由はよくわかります。管理部門の統合で公務員が削減できる。県単位の許認可権がなくなり広域的に事業展開できる。
得意の州単位の審議会潜入で政策反映ができる。
関西州ならば関西全体でプールした金を京阪神地区にこれまでと桁違いに打ち込める。
重点地区への効率的投資が可能になるわけです。
(「平成海援隊BBS」 No.27419 浮船亭田中屋さんの投稿 (2009/07/09 09:30:54)より)
つまり、経団連の求める道州制は、関西州であれば、京阪神だけが栄え、兵庫県・京都府の日本海側や奈良県・和歌山県の山間部などを衰退させる効果をもたらす。州間の格差についても、自民党の政治家は口先では国の再分配機能で何とかすると言うけれども、格差がますます拡大していくことは避けられないだろう。原口一博や鳩山由紀夫がすり寄り、「連携」まで口にした橋下の政策の実態はかくのごとしなのである。
市民が望む地方活性化とはほど遠いではないですか(呆)
これ、郵政民営化は殺されたってやり抜くんだ!と息巻いていた小泉さんのやり口に似てませんか?
やり抜いた郵政民営化のおかげでどうなったでしょう?
国民の財産がアメリカに流出してしまったではありませんか。
橋下さんの地方分権も結局地方で格差助長され、ほんとうに元気になりたい町村は荒廃する可能性大です。
「自民党をぶっこわせ!」
「構造改革なくして成長無し!」
と威勢良く叫んで、閉塞感にあえぐ市民に「彼なら何かを変えてくれそうだ」という漠然とした期待を持たす一方、公務員叩きで国民の不満の目をそらしたコイズミ手法。
橋下さんが地方分権を声高に叫ぶのって、どうしてもこれと被るのです。
彼は第二のコイズミになろうとしているし、大衆も彼に第二のコイズミを求めています。
コイズミ改革が日本をめちゃくちゃにしたことがこれほど明るみになっても尚、コイズミ劇場に酔いたいと思う人が少なくないのです。
ほんとに人は正論では動かないという厳然たる事実を目の当たりにします。
もし彼が民主と手を組んだら、国民にははかりしれないマイナスです。
そしてこのツケは民主党ではなく国民が払わされることになるのです。
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