インフルエンザ狂騒曲、軽く追記
- 2009/05/29
- 12:12
◆「機内検疫はパフォーマンス」検疫官、参院予算委で批判
28日午前の参院予算委員会で新型インフルエンザ対策などに関する集中審議が行われ、参考人として出席した厚生労働省職員で羽田空港の検疫官、木村盛世氏が米本土などからの旅客便を対象に一律に行った機内検疫を「(政府の)パフォーマンス」などと批判した。
木村氏は、政府の当初対策が機内検疫による「水際対策」に偏りすぎたとし、「マスクをつけて検疫官が飛び回っている姿は国民にパフォーマンス的な共感を呼ぶ。そういうことに利用されたのではないかと疑っている」と述べた。さらに、「厚労省の医系技官の中で、十分な議論や情報収集がされないまま検疫偏重になったと思う」と強調した。
一律の機内検疫は政府の新たな「基本的対処方針」で22日に終了したが、木村氏は「現場としては大して変わっていない。今もかなりの労力をかけて検疫を行っている」と指摘した。
木村氏は民主党の要請で参考人に呼ばれ、同党の鈴木寛氏の質問に答えた。
(2009年5月28日14時22分 読売新聞)
(引用終了、下線は私)
空港到着時に自覚症状無くても潜伏期間だってあるんだから、検疫をすり抜ける保菌者なんかいっぱいいる。
アメリカ、メキシコ帰りの人々を全て保菌者と疑って追跡調査なんて無理だし、発症がわかった段階ではもうウィルスはとっくに拡散してるから無意味。
↑
え~、オレ、新聞読まないし漢字も読めないからこんな難しい事わかんない。どうだっていいや。
それより、重装備のマスクを身につけ、次々と悪性のウィルスを水際で阻止する正義のウィルスバスター戦隊だよ!
それをさっそうと率いる隊長が、オレ。
強くてカッケー・・・
こんなのやってみたかったんだ。
だから、ソマリアにも自衛艦出したし、北朝鮮にだって先制攻撃しちゃうんだから。
まだ検疫やってるのかって?
もうちょっとやらせてよ、だって、かっこいいんだもん。
これで次回の選挙は国民のハートをガッチリさ。
と【自公陶酔】してる某マスゾエサンや某アソウさんの顔が目に浮かぶ・・・
そしてこんな記事もお持ち帰り。
◆中傷のメール・電話100件…授業再開の洗足学園校長明かす
生徒2人の新型インフルエンザ感染を受け、休校していた川崎市高津区の私立洗足学園高校で28日、1週間ぶりに授業が再開され、記者会見した前田隆芳校長は、2人の精神的ケア体制を整え、温かく迎える考えを示した。
また、全国からの励ましが手紙などで約1000件寄せられる一方、誹謗(ひぼう)や中傷の電話・メールが約100件あったことを明らかにした。
前田校長は、登校した中学・高校の全生徒に経過を説明した後、午前11時過ぎから記者会見し、「生徒の笑顔が無上の喜び」と安堵(あんど)の表情を見せた。感染した生徒2人とともに、ニューヨークで開かれた「模擬国連」に参加した生徒4人と引率教諭も、この日、元気な姿を見せたという。
だが、感染した生徒2人について「精神的ストレスが大きく、退院後も、すぐには登校できないと思う」と述べ、精神科医や臨床心理士らによるカウンセリングなどの継続的なケアを充実させるとした。
同校によると、登校した生徒たちは「友達や先生に会えなくてさびしかった。また元気よく学校生活を送りたい」(3年生)、「(入院した)先輩たちには早く良くなって登校してほしい」(1年生)などと語っていたという。
(2009年5月29日07時27分 読売新聞)
(引用終了)
また学校の記者会見ですか。もういいんじゃないでしょうか。
それにしてもすごいですね、感染した生徒を、「精神的ストレスが大きく、退院後も、すぐには登校できない」ほど追い込む人達の「正義感」って。
魔女狩りするのが、相当快感とみえます。
まあ、その責任の一端はマスコミにもあるんですけど。
以前書いたことを、もう一回書いてみよう。
きっとこのインフルエンザ騒ぎが収まる頃には、マスコミの過熱報道や、社会からのヒステリックなバッシングについて、一応反省の弁が聞かれるのでしょう。
でもきっとまた同じ事を繰り返す・・・に1000G賭けてもいいと思います(苦笑)
賭けに勝ちそうです(笑)
- 関連記事
-
- インフルエンザ狂騒曲、軽く追記 (2009/05/29)
- 新型インフル狂想曲、もう少し冷静に対処しませんか★お詫びと訂正あり (2009/05/22)
- 新型インフルエンザに見る危機管理能力の危うさ (2009/05/20)