(2008/1/12)【過去記事】沖縄集団自決に関して興味深いコメント収集
- 2008/01/23
- 14:19
(引用終わり)〉ナーガ・ラジャ at 2008/01/09 11:45
ふむふむ。
感情的には解ります。
戦争経験者にっては「日本軍」なのでしょう。
が
「歴史的事実」として見た場合は話が変わって来るワケです。
「集団自決」や「軍人による民間人の殺害」はありました。
コレは事実。
が。
「軍の命令」で行ったのかどうか。
コレが問題になるワケですね。「歴史問題」として見る場合。
血迷った「軍人」個人が行った場合と、「軍の命令」で組織的に行った場合。
コレは明確に区別しないといけません。
いつぞやの集会の人数がどうのこうのなんかは些細な事。
そんなのにいちいち噛み付いてる奴らは煙に巻かれてバカを見るだけです
一番大事な事は・・・・・
県民の総意で歴史解釈が決まるなら、歴史と言う学問に意味は無い。
冷たいようですけどね。
学問ってそういうモノですから。
でね、他系blogなんかも見てるんですけどね、やっぱり摩り替えになりつつあるんですよ。
軍による自決命令を主張
↓
軍の「関与」に主張をすりかえ←今この辺
↓
広義の強制
↓
そもそも戦時プロパガンダで洗脳がなんたら・・・国際法違反がなんたら・・
こんなカンジになるであろうと予測してます。
(あらかじめ。「軍命」「軍の命令」「軍による自決命令」の言葉は、敵が上陸して軍の司令部なり隊長なりが「今から自決せよ」との命令を発したことを差してます。)
好きですねぇ、"広義の強制"といった類が。
慰安婦の時とパターンおんなじ(^^;
軍による自決命令を主張→軍の「関与」に主張をすりかえって…
以前、教科書申請本の記述を3社分しましたが(よくある反論~沖縄集団自決「軍の強制」削除について④⑤)、5社6冊分全ての検定ビフォーアフターは一覧表になったこちらが見やすいかと思います→http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-04-01/2007040114_01_0.html
これを見て頂くとわかりますが、
どの申請本も、司令部や部隊長の自決命令=軍命によって集団自決がおきたなんて一言も書いてませんが。
書いてあったのはいずれも軍の強制により集団自決がおきた旨。
それが検定で軍の強制による旨が削除されてしまった。
これでは何が原因で住民が集団自決に追い込まれたのかわからなくなってしまう。
だから検定に抗議してるわけで、
問題にしてるのは、最初から"軍の強制の記述削除"なんですね。
それが一体どうして、
軍による自決命令の主張をしていたが、今は、軍の関与に主張をすりかえつつある
ってことになるんですか
軍による自決命令の主張なんてどの申請本もしてませんてば
文科省の調査官は、「軍の強制」を否定する根拠として、沖縄戦専門家、林博史教授の著作「沖縄戦と民衆」をあげています。
ところがその林教授はこれに対して、ご自分のHPで猛抗議してらっしゃるんですね
(文科省、自爆~)
一部抜粋します。
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper83.htm
教科書執筆者の方から聞いたのですが、文科省の教科書調査官は検定結果を通知する場で、「『沖縄戦と民衆』を見ても、軍の命令があったというような記述はない」と、軍の関与を否定する根拠として私の本を唯一の具体例としてあげたそうです。驚くと共に、恣意的に参考資料を使っていることに怒りを覚えました。
確かに私の本には「赤松隊長から自決せよという形の自決命令は出されていないと考えられる」(同書161頁)というような一文はあります。しかし、これは「集団自決」当日に「自決せよ」という軍命令が出ていなかったとみられるということを書いただけで、軍による強制がなかったということではありません。
同じ本の別頁には「いずれも日本軍の強制と誘導が大きな役割を果たしており」「日本軍の存在が決定的な役割を果たしているといっていいであろう」(共に173頁)と書いており、これが「集団自決」に対する私の基本的な考えです。そんなことは本全体を普通に読めばわかるのに、たった1、2行を全体の文脈から切り離して軍の強制性を否定する材料に使うのですから、ひどい検定としか言いようがありません。
ここではもっと強い口調で抗議してみえます
↓
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper81.htm
(字数の関係上はしょりましたが、是非全文お読みください。
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/paper82.htmも参考になりますので是非)
文科省の調査官は「軍の強制」の意味を「軍命(軍による自決命令)」という非常に狭い意味に限定し、軍命はなかった→軍の強制はなかったと一部分の否定を以て全部を否定してきました。
だからそれに対して
「軍の関与、強制とは敵上陸後に軍が出した自決命令のみを指すのではない。軍命があったかどうかは問題ではない」
との反論がされたのです。
すり替えてるのは文科省の調査官の方じゃないですか。
この反論を逆手にとって、
(検定に反対する側が)「軍命」からもっと広い意味の軍の関与、広義の強制に論点をすり替えている
と言うのは事実のねじ曲げ、"すり替え"でしょう。
こういう歪曲をしちゃいけませんねぇ
(2008/1/12)
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