川内原発再稼働に激しく抗議します
- 2015/08/11
- 15:00
狂気です。
この猛暑でも電力は足りてるのになんのタメの再稼働か~決まってます。原子力ムラの金儲けのためです
目先のカネのためなら福島原発事故の教訓も、そのために多くの人々が今も辛酸をなめていることも、今度事故が起これば日本は壊滅的な被害を被ることも、どうだっていいのです。
守銭奴という言葉では物足りない、人非人、国家的犯罪という言葉がピッタリのこの蛮行は到底許せないです。安倍政権がもたらす厄災は計り知れません。
激しく抗議します
●原発ゼロが終わる日に 誰が責任を負うのか 東京新聞 社説 2015年8月11日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015081102000143.html
誰も安全とは言わず、責任を負える人もない。なのに、九州電力川内原発1号機(鹿児島県)がきょう、再稼働する。3・11の災禍が消えぬこの国で。
この朝、中央制御室からの操作で核分裂を抑えていた三十二本の制御棒が引き抜かれ、原子炉が起動する。
関西電力大飯原発4号機(福井県)が定期点検のため停止して以来、一年十一カ月ぶりに、日本の原発ゼロ状態が終わる。
このようなかたちの原発回帰に異論を唱えたい。
今なぜ、再稼働できるのか。なぜ再稼働させねばならないのか、という多くの国民の素朴な問いに、政府も電力会社も、答えていないからである。
◆「あなた任せ」の連鎖
原子力規制委員会が、3・11後の新規制基準に「適合」と判断した-。「安全」だという根拠は、ほぼこれだけだと言っていい。
ところが規制委の田中俊一委員長は「(新規制基準は)原子力施設の設置や運転等可否を判断するためのもので、絶対的な安全性を確保するものではない」という趣旨の発言を繰り返す。
田中委員長は「安全目標というのは、決してわれわれと国民が合意してつくったものではない」とも、言っている。
規制委自身が、安全を保証する機関でも、再稼働の是非を論じる場所でもないと、表明し続けているのである。
政府はどうか。
安倍首相は「規制委の再稼働に適合すると認められた原発は、再稼働を進めたい」と、こちらも繰り返す。つまり「あなた任せ」なのである。
「あなた任せ」と言えば、規制委も、例外ではないだろう。
3・11を教訓に、原発から半径三十キロ圏の自治体に避難計画の策定が義務付けられた。
川内原発の場合、圏内九市町に約二十一万人が暮らしている。
都市から離れた場所に立地される原発の周辺は、ただでさえ交通事情に難がある場合が多い。
原発事故の非常事態に、机上の避難計画に果たして効果があるのかどうか。規制委は審査の対象とせず、自治体にお任せだ。
では、自治体は。
鹿児島県の伊藤祐一郎知事は、原発の必要性を明示した文書を出すよう政府に要求し、経済産業大臣名のそれを受け取ったあと、住民説明会などを経て、再稼働に同意した。
政府の要請に従ったという形式を整えたように見えないか。
◆火山学者は警告する
事故が起こった場合の責任は、役所の中では堂々巡り。結局、電力会社の自己責任ということになるのだろう。法律でもそうなっている。
だが私たちは、もう知っている。原発事故の責任は、一企業に負いきれるものではないのだと。
あの日からやがて四年半。現に十一万もの人々が、いまだ故郷を追われたままで、十分な補償も受けられず、あるいは中途半端に打ち切られ、放射能による将来の健康不安を押し殺して暮らしているではないか。
原発には、それぞれ個別の不安もある。
川内原発は、姶良(あいら)カルデラ(火山性のくぼ地)の西、四十五キロという位置にある。鹿児島湾の奥にある巨大噴火の痕跡だ。桜島も、その上にのっている。
鹿児島湾を中心に、小林、阿多、加久藤(かくとう)といったカルデラが南北一直線に並んでおり、過去の巨大噴火の際には、原発がある川内川の河口にも火砕流が届いていたことは、九電も規制委も認めている。
規制委は、九電の主張そのままに、巨大噴火の予知は可能で、万一の際にも核燃料を安全に運び出す余裕はあると言う。
しかし、ほとんどの火山学者がそれを否定する。規制委の判断は、科学的にも、あいまいなままなのだ。
このような状態で再稼働を推し進めるということは、3・11の犠牲に対する侮辱であり、安全神話への回帰にほかならない。
◆安全な未来は描ける
3・11は世界の流れを変えた。特に欧米は、安全対策に膨大な費用がかかる原発への依存を徐々に脱して、再生可能エネルギーの比重を高め、地域振興を進めつつ、経済的にも利益を得ようと、それを機に未来図を描きはじめた。
福島のある日本はなぜ、描こうとしないのか。
川内のあとには、規制委からすでに適合と判断された関西電力高浜原発(福井県)、四国電力伊方原発(愛媛県)が続いている。
再稼働に踏み込むということは、回避も全うも不可能な、重過ぎる責任を背負うということだ。
国民の多くは納得していない。
赤旗からも記録
●川内原発の再稼働に断固抗議し、停止を求める
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2015/08/post-701.html
2015年8月11日
日本共産党幹部会委員長 志位和夫
一、本日、安倍政権の原発推進政策に従って、九州電力が川内原発1号機を再稼働させたことに断固抗議するとともに、ただちに停止措置をとることを強く要求する。
東京電力・福島原発事故後、国民の多数は、原発再稼働にいっかんして反対しており、最近の世論調査でも6割近くが反対を表明している。福島原発事故の原因究明さえ行われないまま、国民多数の民意を真っ向から踏みにじって、川内原発再稼働を強行したことは、断じて許されない。
一、安倍政権が、川内原発周辺の住民にも、自治体にも、まともな説明をすることさえ拒絶したまま再稼働を強行したことも重大である。事故が起きれば深刻な被害が及ぶことが予想される九州3県の5市5町の議会が、住民説明会を開くことを要求しているが、これもまったく無視して再稼働を強行した。住民の声を「聞く耳」さえ持たないという、およそ民主政治とは相いれない政治姿勢である。
一、安倍首相は、「新規制基準に適合した原発の再稼働をすすめる」というが、原子力規制委員会の「新規制基準」は、アメリカ、ヨーロッパの基準よりも劣っており、「世界で最も厳しい水準」という政府の主張が事実に反することは国会で何度も指摘されていることである。田中規制委員長自身、この基準に適合しても「重大事故が起きないとは言えない」と明言しているにもかかわらず、「新規制基準に適合」をもって再稼働をすすめることは、無責任のきわみである。
火山学会が「予知できない」という大規模噴火を九州電力が「数十年前に予知できる」と強弁し政府もこれを追認したこと、医療・介護施設をはじめ住民避難のまともな計画と態勢がとられていないことも重大である。
これらは最悪の「安全神話」の復活であり、到底容認できるものではない。
一、日本中の原発が停止した“原発稼働ゼロ”の期間は700日になろうとしている。原発がなくても電力が足りていることは、この月日が証明している。
ひとたび大事故を起こしたら、その被害が空間的にも時間的にも制限なく広がる「異質の危険」を持つ原発と人類は共存できない。使用済み核燃料の処分方法が存在しないことも、原発の根本的かつ致命的な大問題である。
福島原発事故を経験した日本が今とりくむべきことは、省エネの徹底と再生可能エネルギーの計画的かつ大量の導入に精力的に取り組み、「原発ゼロの日本」を実現することである。ここにこそ、日本社会と経済の持続可能な発展とともに、新しい科学技術と産業をつくりだす道がある。
一、安倍政権は、その暴走によって、自らの墓穴を掘りつつある。民意無視の強権政治は、国民の大きな怒りと批判によって包囲されつつある。原発再稼働、戦争法案、沖縄新基地建設、雇用破壊、TPPなど、あらゆる分野で「民意無視の安倍政治ノー」の運動を大きく前進させ、合流させて、安倍政権打倒の国民的大運動をさらに大きく発展させることを心から呼びかける。日本共産党は、国民のたたかいとしっかりとスクラムをくんでいっそう奮闘する決意である。
昨日の日刊ゲンダイ

tweetをメモ
川内原発から薩摩川内市中心街まで約10キロ。地形からいって、通常運転時でも市街地と山間の人里に排ガスなどが滞留し、事故となればプルームが渓谷を溯る。
鹿児島市中心部までは、約40キロ。ぜんぜん安心できない。
鹿児島県人口:170万人。 pic.twitter.com/ohe7Q4jKBP
— inoue toshio 子どもを守れ! (@yuima21c) 2015, 8月 11
【 川内原発再稼働】3・11以前には戻れない http://t.co/kibNM3dsS2
今日再稼働する川内原発1号機は7月で運転開始から31年が経過した。30年を越える原発には老朽化を熟慮した管理方針の策定が義務づけられている。
— はなまま (@hanamama58) 2015, 8月 11
川内原発再稼動に警鐘!「3年以上停止した原発の運転が再開されたケースは世界でも7例しかない。そのすべてが運転再開後トラブル」
ブルームバーグ紙 - 細々と彫りつける http://t.co/Xj8fiHTEB0
— ドン・キホーテ・デ・京都 (@Don_Quixote_kyo) 2015, 8月 11
RTあのNHKの世論調査でさえ賛成は17%で、反対はその3倍を越える57%。九電の顧客の実に6割が反対というのが実状 / #川内原発 川内原発・IWJミラー http://t.co/dV3I2FC1Ay | 2:38:25経過
— 文鳥さん ぶんちょうさん (@komatsunotsuma) 2015, 8月 11
RT原発で重大事故が起きたとき自治体はバスなどで住民を避難させるが、運転手を強制的に向かわせる制度はないhttp://t.co/nKYl2bhvTA / #脱原発 川内原発 http://t.co/fZqptPKK92
— 文鳥さん ぶんちょうさん (@komatsunotsuma) 2015, 8月 11
RT 免震棟無し、ベントフィルター無し、コアキャッチャー無し、避難計画無し、避難時の運転手いない、介護老人おいてけぼり / #脱原発 川内原発 http://t.co/fZqptPKK92 | 21:40経過
— 文鳥さん ぶんちょうさん (@komatsunotsuma) 2015, 8月 11
原発事故時の避難バス、頼みは「善意」http://t.co/sOPc3dTgR2 被曝(ひばく)の恐れがある地域に、民間バスの運転手を強制的に向かわせる制度はない @hanayuu @irukatodouro @makomelo @kinoryuichi
— 文鳥さん ぶんちょうさん (@komatsunotsuma) 2015, 8月 11
再)日本式「責任転嫁の構造」の好例
pic.twitter.com/XEtSYYBtPH
そして誰もがその判断を問われることなく、悠々自適な人生を全うする。
罪人には素敵な国、日本!
— 窪田 誠/緑の党Greens Japan (@kubota_photo) 2015, 8月 11
安保法制強行採決で立憲民主主義を破壊して非民主国にまた一歩後退、日本の平和を危機に陥れる上に、安全な環境さえも原子力ムラの利権のためにこうして危機に陥れる。
安倍内閣の存在そのものが存立危機事態だと何度言っても足りません。
こんな内閣の支持率はまだ32%もあるそうです。
32%の人々は安倍内閣に殺されたいのですか?
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