武藤貴也議員の暴言の続き

武藤氏の暴言はこちらのエントリ－で記録しておきました。彼は現在自民党から、メディアへの接触を避けるようにいわれてるようです。
「国民の皆さんに丁寧に説明します」とか「議員にも言論の自由がある」とか言ってる割には、箝口令を敷くのがお好きみたいですね
自民党にはボロばかり出してしまう使えない議員しかいないようです
重鎮からもクギをさされていますね

●麻生氏「発言は法案通ってから」　武藤氏問題念頭にクギ　　朝日新聞　2015年8月6日
http://www.asahi.com/articles/ASH86660NH86UTFK017.html

麻生太郎財務相は６日、自民党麻生派の会合で、同派所属の武藤貴也衆院議員がツイッターで安全保障関連法案の反対デモをする学生団体を「利己的」などと批判した問題を念頭に「政府与党の議員の立場を踏まえて発言してもらわないと。自分の気持ちは法案が通ってから言ってくれ。それで十分間に合う」と語った。

武藤氏は党本部から報道対応を控えるよう指示されており、この日の会合は欠席した。麻生氏は法案に批判が高まっていることに関し「とにかくここが正念場。聞く耳を持たない人に嫌でも聞いてもらわなければ仕方がない。きちんとやらねばならん」と述べた。（安倍龍太郎）

いや、さすがナチス見習い生の麻生さんは言うことが違いますわ～。この方も昔から隠しておかねばならないはずの本音をポロポロいってくれます
武藤氏にクギをさしたというよりも、むしろ自民党に五寸釘ぶち込んで自爆しちゃった感が強いんですけど



自民党の本音が出てますね
武藤議員の「戦争に行きたくないという若者は利己主義だ！憲法の三原則である国民主権、基本的人権の尊重、平和主義、これらは全て日本をダメにするケシカラン思想だ！」という主張はまさに我々自民党の本音だ、しかしそれは法案が通るまで隠さねばならん、と暴露しちゃってます
礒崎さんの「法的安定性なんか関係無い」発言も自民党の本音
だから二人ともなんの処分も受けないんです

考えてみれば、武藤氏の「戦争に行きたくないという若者は利己主義だ」ってのも、裏返せば、この安保法制は戦争に行かせるための法案だ、と暴露しちゃってるようなものですね。やっぱり「戦争法案」なんですよ、文句言わないでくださいね、安倍さん。

こういう本音はどんどん喋っていただき、どんどん報道して貰い、どんどん国民に知れ渡るのが一番いいと思います
だから自民党は箝口令なんか敷かずに「議員の言論の自由」を尊重してくださいね

ところで、武藤氏は党からのお達しがあるにもかかわらずインタビューに応じてます。このインタビュアーの意見には賛成しかねるのですが、そこではこんなことをいってました

私は愛する家族や故郷を守るために戦います。
しかし政治家が戦争に行くことは、国家としての意思決定が出来なくなりますし、政治家は軍事技術を持っていないので、実際戦地に行くべきではないと考えます
http://is.gd/Ir8y24

キタコレ

武藤貴也「おまえらが戦争行きたくないってのは利己主義。俺？行きたいのは山々だけどさぁ、行かないよ、ほら、俺政治家だからさ、戦争行っちゃったら国家の意思決定できなくなるだろ？」 誰かコラ作ってくださ～い（笑） pic.twitter.com/YWIcWUauXs

— 秋原葉月@anti大日本帝国党 (@akiharahaduki) 2015, 8月 7

ボクは政治家だから行かないっていいそうだよねｗって誰もが想像したと思うんです
でも、まさか本当に言ってしまうとは、失笑を禁じ得ません

まあ、政治家は戦地に行けないというが、武藤なんかは、今度の件で、次期選挙では議席を失うんだから、後顧の憂いなく戦地に行ける身分になるよ。よかったな、武藤よ。

— 松井計 (@matsuikei) 2015, 8月 7

武藤貴也議員なんかに重要な意思決定してもらうことなんか誰も期待していないので、せいぜい、「最高の名誉が与えられるべき」自衛隊の弾除けになればいいのさ（呆）。 #安保法制　#戦争法案

— 志葉玲 (@reishiva) 2015, 8月 7

さて、本日午後1時から、こんな武藤議員の「落選運動」が行われるようです。お近くの方は是非(^^)
「落選運動」って、公職選挙法には抵触しないようなので、選挙が近づいても何かと使えそうですね

明日8/8午後1時〜 武藤貴也落選運動＠近江八幡駅南口。滋賀の人ぜひ〜。 pic.twitter.com/pbqbk9QtnW

— がんせき (@ganseki_kobe) 2015, 8月 7