先日、
辺野古の代替施設は自衛隊も米軍とともに使う、というニュースについて、海兵隊は2014年までにゴッソリグアムに行ってしまうことを政府は知っており、その後もぬけの殻になるのはさすがにもったいないから、自衛隊に使わせようという算段なのではないでしょうか。と、書きました。
その時は、政府は海兵隊に代替施設など必要ないことを知っているのではないか、ということに頭がいっていたのですが、見方を変えると、実は自衛隊が今まで沖縄でもてなかった専用滑走路を持つ目的のために、普天間基地の代替施設という名目で辺野古に施設を作ろうとしているのではないか、と考えられることを我樹丸さんの記事で気づかせていただきました。
◆
写真で見る・知る沖縄【普天間】 やっぱり! 自衛隊使用も(引用開始)
沖縄に自衛隊が配備されたのは、復帰直後である。
当時、沖縄への自衛隊の配備について、大きな反対運動があった。
成人式への自衛隊員の参加も拒否した。
沖縄戦を経験した沖縄県民からみて、
自衛隊は、旧日本兵とダブって見えた。
今では、そうした感情は多少薄れているが、
沖縄戦のとき、日本兵が住民を守らなったこと、
住民を強制的に集団自決に追い込んだこと、
そうした事実を、沖縄県民は決して忘れていない。
そんな過去を清算せずに、
いやむしろ、そのDNAを今も引きずっている自衛隊に、
沖縄県民が好感を持てるわけがない。
だから、自衛隊が沖縄に移駐したといっても、
陸海空とも専用の飛行場をもつには至っていない。
現在は、全国でも過密な空港のひとつである那覇空港を
民間航空と共同利用している状態なのだ。
「いつかは専用の飛行場を持ちたい」
自衛隊はずっと思っていたのであろう。
普天間基地の移設を利用する形で、それが姿をあらわしたのだ。
辺野古につくる新しい飛行場を 《 米軍と共同使用する 》 という形で・・・・・・・。
そして、いつか海兵隊がグアムへ完全移転したその時には・・・・・・・。
そうした 《 隠された意図 》 が、防衛省、自衛隊にあったとすれば、
普天間基地の移設先が、沖縄県外になるわけがない。
あちこち探したふりをして、また沖縄、辺野古に戻ってきたのではないか。
鳩山総理が、普天間の移設先を辺野古と公にしたそのとき、
辺野古の基地の 《自衛隊共同使用》 も、こそっと盛り込まれていた。
姑息なやりかたで、
あらたな基地を造ろうとしているこうした動きを見逃してはならない。(引用ここまで)
推測ではありますが、もし自衛隊が沖縄で悲願の専用飛行場を持つために施設を作りたいのだとしたら、県内移転になるのも頷けます。
それに、日本はグアム協定によっても代替施設建設の義務を負わないことは以前
コメントでも触れましたが、それにもかかわらず施設建設は義務であるかのように振る舞ってることも頷けます。
2014年以降、辺野古代替施設が自衛隊のモノになるのなら、せっかく
ジュゴン訴訟で勝訴しても訴訟の相手方は米国ですからひょっとしてあまり意味がなくなってしまうのでしょうか?このへんはよくわかりませんけれど・・・
もし政府の意図が沖縄自衛隊専用施設にあるのだとしたら、沖縄県民を三重に騙したことになります。
明日、沖縄の合意無しに日米が県内移設で合意を発表しようとしています。
県民の願いを無視し、先にアメリカ様の言うとおりに致しますと既成事実を作っておいて、沖縄に否応なしにそれを飲め、というやり方は従来の自民党傀儡政治と何ら変わるところはありません。
参議院選挙では民主党、およびジミントー的な政党にNOを出して、新しい流れを作らなくてはいけないと強く思います。
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