前のエントリ-からの続きです
尖閣諸島はよく話題に上りましたが、「自衛隊の南シナ海での監視活動」についてはさほど耳にしなかった気がします
昨年7/15参院予算委では、南シナ海で紛争が発生した場合について「今現在、直ちに自衛権発動の新3要件の対象になるとは考えてない」と安倍首相は答弁しています
そりゃあそういう答弁にならざるを得ないでしょう、あそこはフィリピンと中国が領有権を巡って揉めてる場所で、日本は直接関係ありません。そんなところで「自衛権を発動する」と言っても反発を食らうだけです
(南シナ海の事情については、ブログ「誰かの妄想・はてな版」が色々とメモしてくださってるので、参考にしてみて下さい)
でも安倍の本心は違います。
これについてこんなオフレコ話が出ています(このオフレコ話は他にも色々とエグイので全文をリンク先でどうぞ)
<現代ビジネス>
●戦争やる気満々安倍オフレコ発言ぜんぶ書く
「仮想敵国は中国」「橋下の本当の評価」「慰安婦問題は3億円あれば解決できる」
思い上がりと不安が入り混じった、なんと正直な告白 2015年06月29日(月) 週刊現代
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43909●安倍首相が官邸記者とのオフ懇で「安保法制は中国が相手。必ずやる」と戦争宣言! LITERA
http://lite-ra.com/2015/06/post-1220.html 2015.06.25.
(引用開始)
「安保法制は、南シナ海の中国が相手なの。だから、やる(法案を通す)と言ったらやる」
ようするに、安倍首相はマスコミの前で、中国との戦争を想定していることを堂々と認めたのだ。集団的自衛権を使って、米軍と一緒に、南シナ海で中国を叩く、と。
しかし、米国が中国との戦争を望んでおらず、むしろ安倍政権に警戒感を強めていることは、アメリカ政治の専門家なら誰もが口をそろえる事実。それを「米国と一緒に中国をやっつける」などと口走るというのは正気の沙汰とは思えない。
(引用ここまで)
●
安倍の目的はやはり対中戦争だった! 強行採決前「南シナで日本人が命をかける」と発言http://lite-ra.com/2015/07/post-1288.html「支持率ばかりを気にして採決を先延ばししていたら、南シナ海(有事)に間に合わない」
国会の審議の場ではことあるごとに「ホルムズ海峡が〜」と言っていたが、安倍首相の本音はやはり、南シナ海での中国との戦争にあったのだ。
すでに南シナ海では、今年6月、海上自衛隊がフィリピン海軍と合同軍事演習を行っているが、官邸は1年以内に、自衛隊が米軍やフィリピン軍とともに、中国が進める南シナ海での岩礁埋め立て工事現場付近に出動し、この工事を武力で止めるシナリオをもっている。
「この話をすると、国民がさらに戦争への危機感をもってしまうため、国会や会見では一切口にしていませんが、これは既定のシナリオです。『FRIDAY』がすっぱ抜いた発言以外にも、安倍さんはオフレコでは何度も口にしている」(大手紙・政治部記者)
実際、本サイトでも報道したように、この6月1日、高級中華料理店「赤坂飯店」で開かれた官邸記者クラブのキャップとの「オフ懇」でも、「安保法制は、南シナ海の中国が相手なの。だから、やる(法案を通す)と言ったらやる」と発言している。
しかも、安倍首相はその中国との戦いで、自衛隊に戦闘行為に直接参加をさせ、比喩ではなく実際に自衛隊員に血を流させるつもりのようだ。
南シナ海で米軍と中国軍が一触即発の状態になれば、それを即座に集団的自衛権行使の要件である「存立危機事態」とみなし、中国軍に攻撃を加える。そして、戦闘状態になって、自衛隊員が命を落とし、一気に世論が中国憎しで盛り上がる。それが安倍首相の望むシナリオらしい。
これは妄想などではない。事実、過去に安倍首相自身が南シナ海、東シナ海で、中国の脅威をおさえこむために「日本人が命をかけて血を流すべきだ」とはっきり発言しているのだ。
それは、「WiLL」(ワック)と双璧をなすヘイト雑誌「ジャパニズム」(青林堂)2012年5月号で行われた外交評論家・田久保忠衛との対談でのこと。田久保は今年4月、日本会議の第4代会長に就任したばかりだが、ことあるごとに安倍を絶賛する安倍応援団の一員。教育現場での体罰を肯定する「体罰の会」では顧問をつとめているような人物である。そんなふたりの対談のタイトルはずばり、『尖閣に自衛隊を配備せよ!』。
まず、この対談のなかで安倍は、自らの決意を次のように語っている。
「(自由民主党の結党以来の目標は)一つは憲法改正し、真の独立を果たして自分の国を自分で守るということ。(中略)河野洋平元衆院議長、加藤紘一元幹事長の世代では、一番目の目標(憲法改正)に嫌悪感さえ抱くようになりました。(中略)その結果、中学校の教科書に従軍慰安婦問題が掲載されたりしました。そうした流れに危機感を抱き、敢然と取り組んだのが、我々の世代だと思います」
まるで日本会議への「忠誠」を表明しているかのような「決意」だが、 憲法改正こそが安倍首相の悲願というのはいまも変わらない。しかし、問題はこのあと。田久保に「安倍先生には自衛隊を国軍にするような方向に持って行って欲しいのです」と言われ、安倍は嬉々としてこう答えている。
「まずその第一段階といってはなんですが、私の首相在任時に防衛庁を防衛省に昇格させました。自衛隊の諸君は任官するにあたって、我が身をかえりみず国民の負託にこたえるという主旨の宣誓をします。従って彼らに与えられるのは名誉であるべきです」
今年3月の国会で安倍首相は自衛隊を「我が軍」と呼んだが、彼にとって自衛隊はすでに国軍なのだろう。そして、その“我が国軍”が敵視するのは、もちろん中国だ。
「(中国は)自国がどんどん発展していくという、いわば中国人が中国人として誇りを持つための愛国主義教育を行っているわけです。その線上に覇権主義、領土拡大があり、中国に多くの国々が従っているという姿の演出が必要で、それが南シナ海、東シナ海での一連の中国の行動につながっている」
ここから安倍はヒートアップ。突然、“血の安全保障”を意気軒昂に主張しはじめるのである。
「わが国の領土と領海は私たち自身が血を流してでも護り抜くという決意を示さなければなりません。そのためには尖閣諸島に日本人の誰かが住まなければならない。誰が住むか。海上保安庁にしろ自衛隊にしろ誰かが住む。(中略)まず日本人が命をかけなければ、若い米軍の兵士の命もかけてくれません」
「血を流してでも護り抜く」「日本人が命をかける」……。もちろんこれらは首相再任以前の発言だが、しかし、今、安倍政権で進めていることとの符合を考えれば、これこそが安倍首相の偽らざる本音であることがよくわかるだろう。
しかも、この対談のやりとりを読んでいると、安保法制が中国への牽制といったプラグマティズムにもとづくものではなく、むしろ、まず、「日本人が血を流す」「日本人が命をかける」、それ自体が目的であることがよくわかる。
誰でもいいから死んでくれ。そうすれば日本は東アジアの盟主となる──。「日本の平和と安全」なんてただの方便。とどのつまり安倍首相が夢見ているのは、武力による“大東亜共栄圏の復活”でしかない。
ニコニコ生放送の番組では「戦争したいなんて誰も思ってませんよね(笑)」などと話していたが、誰よりも戦争したくて仕方がないのは安倍自身なのだ。
安保法制が現実化したとき、国民の生活は平和と安全どころか、危険に晒されることになる。しかし、まだ覆すチャンスはあるはずだ。わたしたちの命を、こんな男に任せていいわけがない。
自国の防衛と関係無い場所にわざわざしゃしゃり出ていって中国をやっつけたいという、まさに嫌中ネトウヨ安倍首相の個人的願望を成就させるのための安保法制ですフィリピンが日本の集団的自衛権行使容認にいち早く賛成したのは、中国と衝突したときに日本に集団的自衛権行使して助けて欲しいからです。
海上自衛隊は既にフィリピン軍と合同軍事演習を行っており、米軍も同日にフィリピン海軍と合同軍事演習を始めています。やる気満々です
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海上自衛隊とフィリピン海軍、南シナ海で合同軍事演習を開始―米メディア recordchina 2015年6月23日(火) 3時54分
http://www.recordchina.co.jp/a112176.html日本はフィリピンを「密接な関係にある他国」と認定するでしょう
そうじゃなくても「米艦が攻撃される明白な危険がある段階で、存立危機事態の認定が可能」と言ってます。
南シナ海でフィリピン軍と中国軍と米軍と自衛隊が何やら揉め出したら、米艦が攻撃受けてなくても日本の「存立危機事態」と認定して攻撃可能なんです。
というか

とまで滅茶苦茶なことを言ってるんです。
もうなんとでもできます。
海上自衛隊が南シナ海に赴き、そこでの詳しい状況やその他あれもこれも全部特別秘密指定して、「南シナ海の次は尖閣諸島に来るに決まってる」とかなんとかこじつけて、「存立危機事態だ!新3要件を満たした!それ、中国に対して攻撃だ~~!」
そこで自衛隊員に名誉の戦死をして貰い、靖国に祀って参拝して・・・安倍の頭の中はそんな妄想であふれてそうです
こんなの日本の存立危機でも自国の防衛でも何でもないじゃないかと批判されても、自衛隊員が戦闘で死ねば吹っ飛ぶと思ってるのでしょう
ちなみにこの人、自衛隊員に命を差し出せと言っときながら自分は

だそうですよ。卑怯ですね、ネトウヨって
こんなネトウヨの戦争願望が実現する日が本当に来るかも知れないとは。
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