大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますと共に、多くの被災者の方々が捨て置かれている現実を忘れないようにしたいと思います。
- 2015/03/11
- 14:46
今日は亡くなられたご家族や友人を悼みながら一日過ごす人が大勢いることを心にとめる一日になりそうです。
今朝の東京新聞の報道と山崎雅弘さんのツイートをお持ち帰りします。
●復興 途切れ途切れ 高度9000メートルから国道6号を望む
2015年3月11日(東京新聞)
闇に包まれた町の中、照明で浮かび上がる東京電力福島第一原発(手前)。その横を国道6号を走る車のライトが南へ続く。はるか向こうで首都圏の光が夜空を照らしていた。=福島県沖で、本社機「おおたか二世」から(小沢徹撮影)
東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から十一日、四年がたった。その日を前に本社機「おおたか二世」から福島第一を見た。高度は九千メートル。日が沈んだ午後六時半すぎ、投光器に照らされた福島第一が青白く島のように浮かび上がった。
汚染水処理やタンク増設など事故収束に向けた作業は二十四時間態勢で続いている。光は作業員たちを助けるためのものだ。
一方、福島第一周辺は真っ暗。東京・日本橋から仙台市までつながる国道6号は途中、福島第一の西約一キロを通る。作業車などのライトが南へ続いていた。
原発がある大熊町や双葉町など避難指示区域は、事故から四年たっても、苦しい避難生活を強いられている。明かりの消えた地域の様子に、原発事故は普通の暮らしを奪ったという事実をあらためて実感した。
その先に見えるいわき市や水戸市辺りはまばゆい。地平線の近くでは、東京の明かりが雲に反射し、空を照らした。あまりに対照的な光景だった。
原発事故の直後、東京では街灯の多くが消され、薄暗かった。首都圏各地で計画停電も実施された。しかし今、何もなかったかのように、夜空は明るい。年間三千億キロワット時だった東電管内の電力需要は、事故後に一割ほど減った。それでもなお、全国の三分の一を占めている
東日本大震災の発生から4年を前に、河北新報社と東北大災害科学国際研究所は、宮城県内で被災者アンケートを行った(河北新報)http://t.co/gm7pMygX2e「納得できない」が100%だったのは「行政の対応」と「仮設住宅入居の条件」で、次が「復興予算の使われ方」
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2015, 3月 10
(90.6%)。「復興を妨げかねない東京五輪」も81%ある。「不満は身近な事柄に向きがちだが『復興を妨げかねない東京五輪』は異質だった。2020年の東京五輪開催を被災者は、必ずしも歓迎していないのではないか」地方紙(河北新報)の報道。 pic.twitter.com/NYW8rihO8b
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2015, 3月 10
そして、私が毎年感じる事
内閣総理大臣が福島原発事故の主犯格であり、原発が札束で地方を分断した国策だったこと、東京五輪には湯水のように税金を使う一方で被災者を見捨てていることを思うと、内閣HPにもある「皆様、それぞれの場所においての黙とうをよろしくお願い申し上げます。」との呼びかけに応じる気持ちにはとてもなれません。
ですから心の中だけで黙祷します。
先日メルケル首相がわざわざ脱原発を説得にきたのに耳を貸そうとしなかった安倍首相、今日は式典で、原発再稼働して東京五輪も開いて日本が更なる躍進することを霊前に誓うのですか?
安倍政権には、悲しむフリをするのはやめてもらいたい、と言いたいです。
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