政府が使う日本語は意味不明なものがあふれていますね。
え?え?
軍関係分野で軍事目的でないもの??
?
あ、なるほど(爆笑)
↓
狐につままれた感満載。
また出た新しい言葉「新事態」てなに?
次々聞き慣れない用語がポンポン出てきて、それを理解しようにもいまひとつわからない・・・
こうやって混乱させ煙に巻いていくやり方が日本の官僚的手法の代表的な一つ、東大話法ですね。
東大話法規則で言うこれにあたるでしょうか
5.どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自信満々で話す。
11.相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す。
16.わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
安倍首相の「積極的平和主義」という安倍氏による安倍氏のための独善的な用語もしかりです。
一年ほど前のものになりますが福島瑞穂さんのブログから
(引用開始)
安倍総理の積極的平和主義は、積極的戦争主義である。
武器を海外に売らない国から、武器を世界へ売る国へ。
集団的自衛権の行使を認めない国から集団的自衛権の行使を認める国へ。つまり、戦争をしない国から、戦争をする国へ。
平和とは、戦争である。
ジョージ・オーウェルの「1984年」に登場する民衆支配のための官庁「真理省」の壁面に刻まれたスローガン。
戦争は平和なり
自由は隷従なり
無知は力なり
昔、この「1984年」を読んだときに、戦争は平和なりにショックを受けた。
今、まさに平和とは戦争である。
ポーランドのアウシュビッツを訪れたときに、アウシュビッツの門のところに、「労働は人を自由にする」と言う文言が掲げられていた。
労働の自由も、いや全ての自由も、実に沢山の人々の生存すら奪われていったアウシュビッツの中で、「労働は人を自由にする」。
こんなに皮肉で、真逆の言葉はない。
(引用ここまで)
http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-2511.html
こんな風に、意味が真逆の言葉や意味がよくわからない言葉を次々と乱発し、国民を混乱させている内に物事をハイスピードで変えていき、これまでと180度違う軍事国家に様変わりしてしまったことに国民が気づくのをうんと遅らせる。
それが目的の東大話法です。政府が多用するそのまやかしを暴いて本来の率直な意味を明らかにし、国民に呈示するのもマスコミの大事な仕事です。
テレビでもわかりにくい政府の言葉をそのままテロップにするだけじゃなく、その意味を明快に表現し直して解説すべきでしょう
「軍事目的でなければ軍関係分野への支援も」のテロップは、「ODAを軍事分野に拡大する。その中でも比較的ヤバくなさそうな雰囲気のモノから始める」ことだとストレートに説明しましょう。
「新事態」=新3要件に該当する新たな事態
“日本が攻撃を受けていなくても防衛出動”
このテロップでは政府が導入した「新事態」という新用語を紹介してますが、新3要件なんて何の歯止めにもならない、あってもなくても変わらないような存在です。切羽詰まった危険が迫って無くても政府が武力行使したいと思ったら、政府は簡単に「新3要件に該当する」と言ってしまえるシロモノなんです。
それに、「日本が攻撃を受けていなくても防衛出動」という表現ですが、攻撃受けてないのに「防衛」はあり得ません。攻撃されてないのに行うのは「先制攻撃」です。
ということは、紐解いてみるとなんのことはない、このテロップは
「政府が武力行使したいと思ったとき(米の要請があったときも含む)は、日本が攻撃を受けてなくても先制攻撃すること」
です。
これなら、大変なことを政府はしようとしているんだと国民にも伝わりますね
こんな簡潔なことをよくまあ、まわりくどく表現できるものです、お政府様は。
政府は国民に知られたくないことは難解な言い回しをしてくるので、まやかしをまやかしのまま垂れ流すのは、国民を混乱させ物事の本質に気づきにくする政府の詐欺に手を貸すのと同じです、マスコミの皆さん。
<おまけ>
わかりやすい完全な「嘘」にももっとつっこんでくださいね。
たとえばこんな嘘
↓
- 関連記事
-
スポンサーサイト