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時は1992年。
ロック調にアレンジした君が代をCMに使おうとした「株式会社日本家庭教師センター学院」と“ふくろう博士”古川のぼる院長は、右翼団体「仏心団」から脅迫され“自殺勧告状”を送り付けられ、放送局はCM送出を“自粛”しました。
自民党は右翼団体並みに堕しましたな。
>主観的構成要件がないと国旗をかたどった水着やTシャツの作成も犯罪になってしまいます
“白地に赤い水玉”デザインも拡大解釈で犯罪になりますよね。
世界三大自転車レースの一つ、ツール・ド・フランスには山岳賞ジャージ「マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ」(レッドポイント・オン・ホワイトジャージ)というのがあるんだが、自民党はこれも“日章旗変造”と主催団体にねじ込むつもりだろうか。
若輩者ですが、少し前からブログを愛読してます。
政治家を始めとした公権力者は、本当に憲法というものを理解しているのでしょうか。こういった国民の人権を侵害するような法律を、抵抗もなく出せてしまうところ、憲法を一般的な法律と同列程度にしか重視していないように見えて仕方ありません(意地悪な見方をすれば、現憲法が気に入らない改憲派が、確信犯的にこういった法律で、徐々に外堀を埋めようとしているようにも見えます)。
ただ、これは我々日本人全体に言えることだと思いますが。おそらく日本人の大半は、「憲法を全条文を言えますか」と聞かれても、言えないんじゃないかと思います。また、憲法によって保護されている権利の重要性への理解も乏しいような気もします。そのような調子だから、「日本の尊厳、名誉」のために「国旗損壊罪」を新設すると言われても、無批判に受け入れてしまう人もいると思うのです。
日本は、「憲法」・民主主義・人権・平和の重要性をもうちょっと重視した教育をしても良いのではないか、そう思います。私も十分な知識と理解を持っているわけではないので、遅まきながら、これからしっかりと勉強していきたいと思います。
>ASさん
自民はこんなのも国旗損壊罪にしたいのかなw?
http://blog.goo.ne.jp/ngc2497/e/68246c0f21119eafe950d6045e307cab
>blackearthenemyさん、お返事遅くなりました
日本の権力は国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を高らかに歌った現憲法が目の上のたんこぶでしかたないので、無視してかかってるのですね。かつて枝野さんは中国は法治国家ではないと言いましたが、日本だって五十歩百歩でしょう。
でも国民から大きな非難がわき上がらない原因のひとつは、仰るとおり、日本の余りに貧しい人権教育にあると思います。
イルサンジェルマンサンがフランスでの学校教育内容について書かれており、このブログにもいくつかトラバをくださっていますので、是非お読みください。(いつかエントリーで取り上げさせて頂こうかとおもっています)
更に情報
“朱に交われば赤くなる”の典型。
>ASさん、お返事遅くなりました
小沢さんに関して言えば、国旗国歌法案の審議の時小沢さんは「国旗国歌法案には反対というほどじゃないけれど、強制するのは間違っているというのが僕らの考えだった。」そうです。
http://www.ozawa-ichiro.jp/massmedia/2003/03.12.17.htm
ということは日の丸君が代が平和主義、国民主権を礎としたこの国の国旗国歌であっても矛盾はしないと考えていたことになりますね。
また日本のように隙あらば反動的に逆行しようとする国では、一旦このような法案が通れば、法案可決時に政府がいくら強制は許されないと言っててもそんな口約束は反故にするであろう事はミエミエ(消費税だって竹下さんは絶対3%からは上げないと言ってた記憶があります)。もし本当に強制は間違ってると考えるなら、小沢さんはこの法案に反対すべきだったのです。
そんなところで、小沢さんは国旗国歌についても余り信用できないと思っています。
翻って、
> 「我々は国旗への冒涜行為を罰することによって、国旗を聖化するものではない。これを罰することは、この大切な象徴が表すところの自由を損なうことになる」
この判決文は、しびれるほどかっこいいですね。
「国旗損壊罪」「君が代替え歌禁止」とか言い出す人たちには、これから毎朝この判決文を朗読するところから始めていただきたいです(笑)