コメント
「なんで海上保安庁じゃダメなの?」という疑問に、自衛隊派遣を主張する人たちは、「海上保安庁の船じゃ、ソマリア沖まで行けない」とかおっしゃいますね。素人考えですけど、ソマリア沖の海上警備活動に、国際的な枠組みを作って、そこで給油を受けるなりすれば、いけるんじゃないの?と思うんですけどね。
派遣すべきだという人たちの本音は自衛隊に実戦経験=人を撃つ経験をさせたいんじゃないのかなぁ、と邪推してしまいます。この点に関して自衛隊は海上保安庁に先を越されていますからね(下品な物言いで失礼)。
しかし、最後の引用記事の下線部は、すごいですね(苦笑)。どう好意的に解釈しても、「来ても邪魔になるだけ。それよりもお金出して」と言われてる以外に解釈できないんですけども(笑)。ちなみに、わたしはそれでいいと思います。現場の意見は尊重しなきゃ(笑)
>こねこさん
ソマリア派遣は防衛省でさえ新法を、と慎重なのに、麻生さんが暴走しています。
麻生さんが「景気対策が出来るのは自民だけ」なんて党大会で雄叫びを上げてもそんなことを信じる国民なんてほとんどいないですよね。むしろ「景気対策ができないのは自民だけ」のが正しいんじゃないかと。
こんな風に国民から期待されてもおらず、漢字で馬鹿にされてる麻生さん、ソマリア派遣で何か一つ見返してやりたいと思ってたりして(^^;
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009012001012をご覧下さい。
武器使用基準を防衛省に丸投げでしかもその基準は秘密だなんて、ふざけるにも程があります。
例は悪いですが、これって監視すべき泥棒に金庫の鍵を渡した上に他の人間を金庫室立ち入り禁止にするようなものじゃないですか。
麻生さんは海賊をなくすのにどうするのが一番良い方法か、なんて考えてないですもんね、派兵ありきしか頭にありませんから。
いえいえ、お忙しい中、レスをありがとうございます。
リンク先を読むと、いつぞやの自民党の「新憲法草案」を思い出されます。「自衛隊は軍隊です。細かいことは法律で決めます」なんて書いてありましたっけ。なめとんのかと。
仰るとおり、麻生首相は”内容を問わないまま”実績づくりをあせっているように思えます(定額給付金などもそうでしょう)。ですから、彼にとって武器使用基準などは本当に「どうでもいい」のでしょう(実際に現地にいく自衛官はたまったものじゃないですが)。このソマリア派遣の動きは、小泉首相以来、拙速に進められてきた、憲法骨抜き政策の結節点のひとつとなるでしょう。既成事実を積み重ねて憲法を空洞化させた上で、「現実に合わない」と嘯くのは自民党政府の伝統ですが、この派遣で自衛隊が海賊を殺害すれば、百兆歩譲ってそれが憲法の想定する「武力行使」ではないとしても、何かが、決定的に壊れてしまう気がします。自衛隊には海賊の逮捕権がないので、海上保安庁の職員を同乗させるとか、もう、羞恥心を欠片も感じさせないなりふり構わなさは、彼らの焦り、というよりは「あと一歩で遂に!」という、彼らの「期待感」「ワクワク感」「達成感」がむしろ強く感じられます。
「マスコミに載らない海外記事」さんを読むと、「ソマリアの海賊」たちが抱える背景-国内の政情不安やそれに乗じた各国のエゴ丸出しの陣取り合戦が見えてきて、それを無視して、「海賊撲滅」も「邦人保護」もあるかいな、と思いました。「海賊」を「イスラム原理主義」や「テロリスト」に置き換えれば、アフガンやイラクそのまんまやんか、と思いますよ。場所が海の上に移っただけで。失敗から学ばんにも、ほどがあるっちゅうか…。…まぁ、日本政府はいまだに「イラク戦争」を失敗だとは認めてませんけどね…。
ともかく、麻生首相は勝つために選挙をギリギリまで引き伸ばすでしょう。引き伸ばせば引き伸ばすだけ、その間、彼はアメリカの行動を支持し続けるでしょう。それは、つまり自民党の政権維持という、くだらない理由のために、ソマリアでもイラクでもアフガンでもパレスチナでも人が殺されるということ、そしてそれはわたしたちが間接的に行なう事であるということ。選挙を急ぐことができない以上、わたしたちに今できることは、少なくとも日本が直接的にソマリア人を殺さないよう、首相の暴走を止めること。野党には、自己満足に終わらない、国会戦術(嫌な言葉ですけど)を求めたいです。
長々と失礼しました。
Re: >こねこさん
> 激しく同意、納得のコメントです、ありがとうございます。
> 与党の政治家は実は現場の実情など何も知らないのではないでしょうか?海賊が出て被害も出てるらしい、程度の認識しかないのに自衛隊派遣の既成事実を作るという政治的事情の道具に使うことしか頭にない。これは真剣に海賊を取り締まってる周辺諸国の沿岸警備隊に大変失礼なことでもあります。
>
> >>既成事実を積み重ねて憲法を空洞化させた上で、「現実に合わない」と嘯くのは自民党政府の伝統ですが・・<<
> 改憲勢力は9条は現実に合わないなんてまことしやかに言いますが、これってかなりなミスリードだと思います。
> 合わない「現実」とは何か
> それはよくよく見れば、単に「アメリカのわがままな要求に合わない」に過ぎません。
> 実際の国際社会においてはむしろ逆で、9条があるからイラクやアフガンでも信頼されて平和的な国際貢献を行うことが出来、自らの安全保障にも資する極めて現実に即した規定だと思うのです。少々話がずれました。
一部共感、一部反感
同意です。海賊はソマリアの貧困層、失業者が多くを占めています。さらに彼らを失業に追い込んだのが欧米企業ということなので、まず企業が彼らに雇用を与えることが最優先ですね。
しかし現実問題として、海賊に襲われて死者が出るケースも多発しているので、「護衛」が無ければ日本人も含めて、見殺しにするようなものです。
これは例えば、アフリカの大地を、銃無しで歩くのと同じくらい無謀なことです。銃を使わないのは理想的だけど、自分が殺されそうになったら使わざるを得ません。でしょ?
筆者の言ってることにも共感できますが
やはり、現実に立って考えるべきです。
理想は現実から離れたら空想に終わってしまう