最初から人質を助ける気など全くなかったとしか思えない政府の対応まとめ その4
- 2015/02/22
- 20:00
報道特集。後藤健二さんの母が、解放交渉を依頼した英コンサルティング会社は、後藤健二さん自身がジャーナリスト用の戦場訓練を受けていた会社だとする証言。安倍総理が2億ドルの支援を表明したことで解放交渉は終わっていたとする観測も。この後、詳報。 #tbs
— hirokei (@t_hirokei) 2015, 2月 21
報道特集:後藤さんの身に何か起きたのではと同業者の間でうわさが流れたのは、11月上旬のインタビュー取材が飛びそうになった(?)こと。後藤さんの家族が知ったのは、12月2日、犯行グループから届いたメール。 #tbs
— hirokei (@t_hirokei) 2015, 2月 21
報道特集:(国会で)菅官房長官「12月3日に(後藤さんが)何者かに拘束されているというメールが入った。後藤夫人が民間の専門家に相談している」。後藤さんはイギリスに本部のある会社の戦場訓練を受けた。CTSSジャパン男性「会社は評判が良い。妻にも会社について話していたはず」 #tbs
— hirokei (@t_hirokei) 2015, 2月 21
報道特集:危機管理コンサルタントに相談した妻。最初10億円の要求。次に、20億円の要求になった。上がっても失敗の兆候とは断定できない。10億円は相応の金額ではある。安倍首相の2億ドルの支援表明3日後。ビルト氏「イスラム国は演説を聞いて、交渉に関心がないと思ったと思う」 #tbs
— hirokei (@t_hirokei) 2015, 2月 21
報道特集:その後、外務省や警察に交渉は引き継がれたという観測。安倍総理(国会で)「そもそも政府は(ISIL)交渉しないという立場」。ビルト氏「イスラム国は交渉に応じてきた実績がある。チャンスは常にある。20%でも全くないよりはましですよね」 #tbs
— hirokei (@t_hirokei) 2015, 2月 21
報道特集:後藤妻が民間の専門家に相談していたがこれまでを見ても可能性のあるチャネル。口では色々言いながらあらゆるチャネルを使って、スペイン、フランス等は人質を助ける努力を放棄しなかった。今後の検証作業がちゃんと行われないのではという懸念からビルト氏はインタビューに応じた #tbs
— hirokei (@t_hirokei) 2015, 2月 21
危機管理コンサルタントに相談した後藤妻。最初10億円、次に、20億円の要求になった。上がっても失敗の兆候とは断定できない。10億円は相応の金額。安倍首相の2億ドルの支援演説3日後に最初のビデオが流れた。ビルト氏「イスラム国は演説を聞いて、交渉に関心がないと思ったと思う」 #tbs
— hirokei (@t_hirokei) 2015, 2月 21
当たり前の話だ。日本人の人質を解放するかどうかの交渉中に、イスラム国と名指しでそれに対立する国への2億ドルの支援を日本が表明されたら、イスラム国の交渉担当役は窮地に立たされるだろう。CTSSジャパンのビルト氏の口を借りなくても、誰にでも分かることだ。 #tbs
— hirokei (@t_hirokei) 2015, 2月 21
日本政府の人質交渉を支持する人が多いのは、こうした政府の無策ぶりが伝わっていないからとしか思えない。無策どころか足を引っ張っているようにさえ見える。どこも報道特集並みの批判精神があれば、いまごろ支持率はどうなっていただろうか? #tbs
— hirokei (@t_hirokei) 2015, 2月 21
【報道特集】2/21 1
後藤健二さんがイスラム国に拘束されてからずっと、後藤夫人はイギリスの民間セキュリティ専門会社に依頼し、密かに解放交渉を進めてきた。この会社は後藤さんが紛争地を安全に取材するために必要な事前訓練を受けていた会社で、世界的にも評判の高い信頼できる会社だ→
— Nobuo Okamoto (@okamotonobuo) 2015, 2月 21
【報道特集】2/21 2
しかし、この英国の危機管理コンサルタント会社がイスラム国と交渉を進めている最中に、なぜか安倍総理はイスラム国と対立する中東諸国に「イスラム国と戦う国々への支援」を表明してしまう。このために交渉は難航を通り越して一気に破綻したと関係者は証言する。なぜ→
— Nobuo Okamoto (@okamotonobuo) 2015, 2月 21
【報道特集】2/21 3
なぜ安倍総理は外務省の反対を押し切り、後藤・湯川両氏の生命を危うくすることを承知の上で、あの外交を強行したのだろうか? そこにショック・ドクトリンの企みは無かったのか? 安倍政権は遺族の悲しみなど省みようともせず、粛々と軍事行動の拡大政策を進めている
— Nobuo Okamoto (@okamotonobuo) 2015, 2月 21
TBS報道特集。
CTSSジャパン ニルス・ビルト氏「あの演説(安倍総理エジプト演説)を聞いてイスラム国は日本は取引に関心がないと捉えた」「仮に私が交渉を任されたとしても、政治家にあのような演説をされたら、私の立場は極めて厳しくなる」 pic.twitter.com/YJMPgofUDG
— aika I am not Abe (@aika2711) 2015, 2月 21
エジプト・カイロでの演説への批判は国会でも既に共産党小池議員、民主党福山議員から為されましたが、安倍首相は「私は間違っていなかった」と開き直り、「ISILの味方をするのか」と逆ギレするだけだったことは過去記事で書きました。安倍首相はビルト氏に向かっても「ISILの味方なのか」と言うつもりでしょうか?
ビルト氏がインタビューに応じた理由が、今後の検証作業がちゃんと行われないのではという懸念から、というのが悲しすぎます。安倍政権下で日本は情報統制国家になっていってることが、海外にも伝わっているのですね。
その危惧通り、「安倍首相が人質の危険を全く顧みないような演説を行ったのは、人質の命よりも自分も「有志連合」の一員だとアメリカにアピールするのを優先したからではないか、我々はI am not Abeと言う必要がある」と報道ステーションで堂々と批判した古賀茂明氏は、番組を降板させられることになりました。
●官邸の圧力!?『報道ステーション』で安倍批判をした古賀茂明が番組を降ろされた!
http://lite-ra.com/2015/02/post-869.html
村野瀬玲奈さんのこちらの記事もどうぞ。
私のブログを読んで下さる方々も、村野瀬玲奈さんのブログを読むことは義務ですからね(^^)v
●クレーム攻撃から「報道ステーション」を守ることは平和主義や報道・言論・表現の自由を守ること。 #IAmNotShinzoAbe
(1)http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-6260.html
(2)http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-6298.html
(※なお引用したtwのグラフは大雑把で不正確との指摘もあることを教えていただいたので転載を削除しました)
さて、2/20の国会では民主党の辻元議員が安倍首相がいかに人質解放に不熱心だったかを追及しました。その内容を日刊ゲンダイから画像と共にメモしておきます
国会での質疑応答を直接見たい方はyoutubeにも動画があがっていますので、そちらで安倍首相がなんと答えたかを確認するのも良いでしょう。
●後藤さん「拘束」確定後も 安倍首相の“娯楽満喫”スケジュール
どこまで、本気で心配していたのか――。殺害された後藤健二さんが「イスラム国」に拘束されたと分かった後の安倍首相の対応に、改めて批判が噴出している。
後藤さんが人質になったと、安倍内閣が確認したのは昨年の12月19日。ところが、万全の態勢を取るどころか、安倍首相は翌日からゴルフ、フィットネス、映画観賞、コンサートと連日、笑いながらレクリエーションを満喫していたことが判明した。
しかも、危機が発生した時、歴代の総理大臣は、すぐに対応できるように官邸に隣接する公邸に宿泊していたが、安倍首相は、1月16日に中東に出発するまで、公邸に泊まったのはたったの6日だけ。官邸から離れた私邸に15回も泊まり、さらに高級ホテルに5泊、山梨の別荘に2泊していた。もし、事態が急変しても対応できなかったのは、明らかだ。
■野党議員の指摘に声を荒げて反論
そのうえ、きのう(20日)民主党の辻元清美議員から官邸の危機管理について質問されると逆ギレ、最後は開き直る始末だ。
辻元議員が〈自分の子どもが誘拐されていて、行方不明になっていて、その家族がゴルフしたり、映画見たりしますか〉〈危機感が薄かったのではないか〉と首相をただし、〈総理は公邸に泊まられた方がいい〉とアドバイスすると、「公邸にずっと泊まっていたら、立派な総理大臣なんですか!」と声を荒らげて反論。
〈私の第1次政権の経験から言ってもですね。総理大臣は健康を保つことが仕事だ〉〈これからも健康を保っていきます〉〈私に求められているのは、健康を保って判断を間違わないことだ〉と「健康」を連発した。
たしかに、健康は大事だが、日本人が残忍なテロリストに拘束されたと分かった直後くらい、好きなゴルフを我慢し、公邸に泊まるのは当たり前だ。翌日にフィットネスに行き、翌々日に「ナイス・ショット!」とゴルフを楽しむのは、どうかしている。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。
「人質事件が決着した今、野党が総理に質問し、官邸の対応を検証するのは当たり前のことです。ところが、安倍首相は真摯に答えようとせず、気に入らない質問があると“あなたはテロリストの味方か”と、相手を罵倒している。これでは日本は人質事件から教訓さえ得られませんよ」
正面から答えようとしないのは、やましいからではないのか。
日本人人質が今にも殺されそうになっているのに、自分の健康が気になって気になってコンサートをゆったり楽しんだりゴルフやフィットネスクラブでいい汗かくことを、連日こんなにも優先しなくてはならない位なら、いっそのこと引退されたらどうです?
日本人の命を守るという一番大事な仕事に粉骨砕身できない首相なんて、いりません。迷惑です。
それから村野瀬玲奈さんの記事をもう一つ。
●「後藤健二さんの遺族に日本の安倍自民党政府からの弔意無し」が意味すること (追記あり)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-6306.html
これでも安倍首相は精一杯やった、後藤さんへの「痛恨の極み」という追悼の意は本物だった、今後日本人が海外で危険な目にあっても政府は救出に全力を尽くすだろう、と信じられる人がまだいるのでしょうか?
でも現実は安倍政権の支持率が50%超えを維持しています。
私にはこの50%の人々が理解できないのです。
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