少々長めの記事になりそうなお題を二つ書く予定ですが、その前に軽くツイートの雑感を。
私がフォローしているじこぼうさんはなかなか味のあることをつぶやかれる方です。
これを読んで思い出したのが俳優のキアヌリーブスさんの次の受け答えです。
“インタビュアー「キアヌ、君はゲイであるとい う噂もあるし、バイセクシャルであるとも言われている。
本当のところは、どうなんだい?」
キアヌ「僕がその噂を否定するのは簡単だ。けれどそんなことをすれば
僕はゲイやバイセクシャルの人間であると思われたくないということになるだろう?
それはひとつの差別意識の表れだよね。
ゲイだと思うなんて酷い、バイセクシャルの人間だと決めつけるなんて失礼だ
とそんな風に考えること自体が、実はひどく差別的なんだから。
セクシャリティにかかわらず、僕は僕だよ。
僕の俳優としての評価は、セクシャリティとは無関係だ。
だからその質問に対する答えはたった一つ、『ノーコメント』だよ」 ”
私もよく「在日認定」を受けるんですが、私が在日コリアンかどうかは私が書いていることの正当性になんら関係はないので、「おまえは在日だろ?」という質問には否定も肯定もしません。ノーコメントです。
さて、瑞穂さんも「私が在日だなんていやだわ!」と思って名誉毀損だと石原氏の発言を否定したわけではもちろんないでしょう。でも中には「在日と言われるのがそんなにイヤなのか」と不快に受け取る人もいるでしょう。
確かに石原氏の発言は「差別を受けている者と差別の被害者を支援する者との関係を引き裂き、両者を孤立させる」いやらしい差別手法だと思います。
あえていえば、石原氏に第一に名誉毀損されたのは瑞穂さんよりもむしろ在日コリアンじゃないでしょうか。
石原氏の発言は、俺の嫌いな反日バカサヨクはみな在日か元在日、だから瑞穂さんも含め何人か元在日が与党幹部にいる、という揶揄の仕方です。
これは「在日(元在日)はみな反日バカサヨクだ」という貶めを前提とした発言ですから、瑞穂さんは自分に対する名誉毀損だといって怒るよりも、在日を蔑視しているという怒り方をしたほうがベターだったようにも思います。
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