ファッショ政権から『日本を取り戻す』
- 2013/12/09
- 07:00
おやすみしていた間も変わらぬアクセスをいただき、ありがとうございます。
まだ以前のように毎日書くことは難しいかも知れませんが、おいおい復活していきたいですし、いただいていたコメントも順次チェックしてオープンしていきたいと思います。もうしばらくお待ち下さい。
ツイッターで自分の考えのエッセンスをメモしそれをこちらに自動転載していた4ヶ月の間は、私が信頼を寄せるこのお三方のブログを是非とも推薦させていただきたいと思います(という超他力本願^^;)
◆村野瀬玲奈の秘書課広報室
◆大阪弁で世情を語る
◆Everyone says I love you !
特に秘密保護法について早くからたくさんのエントリーをあげてらした村野瀬玲奈さんのブログに敬意を表したいです
2013年12月6日
この日を覚えておきましょう、歴史の転換点です。
人類が長い歴史を経て獲得した宝である民主主義。非民主主義国では市民が自分たちの血を流しても欲している民主主義。それを自らの手で捨てさる第一歩です。
当時最も進んだ民主主義憲法だったワイマール憲法下でナチスの全権委任法が可決されたときのように、現在世界で最も優れた憲法と言われる日本国憲法の下で、全権委任法、そして戦前の超悪法である治安維持法や国防保安法に匹敵する特別秘密保護法が可決されました。
これほどの憲法違反の稀代の悪法を先の選挙で公約に掲げず、10月になって突然不意打ち的に国会に提出(しかも一票の格差を解消していない違憲状態の国会)、ろくな審議もせず国民にもよく知らせないうちに会期末ギリギリ強行採決でごり押しするという、民主主義に対する二重、三重のテロリズムです
過去に学ばない者は、同じ過ちを繰り返します。
敗戦までの想像を絶する軍国主義・弾圧恐怖政治、そして戦争による多大な犠牲にもかかわらず、我が国は自らの力で民主主義を勝ち得ず、戦前戦中の反省、処理が不十分なまま今日まで来ました。
日本は過去に学ばなかった愚か者です。
そのツケはいつか必ず支払うことになるだろうと私はことあるごとに書いてきましたが、とうとうツケがまわってきたようです。
昨日の新聞かと思った“@luxun1000: 「反対の叫び空しく 治安維持法けふ生る 衆議院本会議」「警官に包囲された 悪法反対 火の如く烈しい語調で治安法葬れの叫びを続けた」(3月8日付朝日新聞)。⇒反対を叫ぶ“人間”がいたのだ! pic.twitter.com/7d7V1JwJzd”
— Takeshi Inoue (@tksh21x) 2013, 12月 7
驚くほどのデジャヴです!
ただ、法が制定されたからと言って明日から急に日常生活が一変するわけではありません。
小田実「戦争を知らない人は、戦争に向かっていくときは街に軍歌が鳴り響き、みんなが日本の勝利をひたすら祈っているような異常な状況になると思っているらしい。でも私の経験では、ありふれた日常の中で進行し、戦争へと突入していった」
— watanabe (@penewax) 2013, 12月 6
ユーゴスラビアの研究をしていた時に、ユーゴスラビア人たちから良く聞いた言葉。「みんな、まさか戦争になるとは思っていなかったんだよ。戦争は始まるその日までは。」
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2013, 11月 25
悪法が成立しても、その毒はすぐさま現れず、多くの人にとっての日常はさほど変わらない。だから人々は簡単に忘れてしまう。それが「普通」になってしまう。そうやって私たちはゆっくりと右傾化していく状況に慣らされてきた。しかし悪法の毒は後からじわじわ効いてくる。風化させないことが大事。
— ムクチョリー・へっぷバ~ン! (@mukucholina) 2013, 12月 6
ですから先日までの秘密保護法反対の大きな運動をそのまま秘密保護法廃案にかえて持続することが大事だと思います。
マスコミの取り組みが遅すぎたこともあってまだまだ秘密法がどんな法律か広く周知されていません(アメリカで悪法である愛国者法が大急ぎで制定されたときもそうでした)
これからもっともっと秘密保護法について粘り強く広く拡散していきましょう。
また、廃案を呼びかけるだけでなく、安倍及び自民党というファッショ政党の危険性を訴えましょう。
私たちが過去の過ちを再び繰り返しつつあることを訴えましょう。
このウクライナのように内閣を退陣させ解散総選挙に持ち込み、政権を交代させて秘密保護法を廃案させる大きなうねりが欲しいです
日本も安倍首相の退陣を要求して抗議行動すべきだ"@yokoLion: ウクライナで凄い抗議行動!ヤヌコビッチ大統領の退陣や総選挙を要求@YourAnonNewsCOM #ウクライナ http://t.co/dbYSbwA1Pn … pic.twitter.com/JZ1WQM4uq5"
— Voltaire (@idee_kenkyu) 2013, 12月 8
たとえ内閣の退陣や総選挙が実現できなくても、大正14年に治安維持法が制定されたときとは違い、今の私たちには日本国憲法があります(風前の灯火ではありますが)
司法の場で違憲判決を勝ち取る「伝家の宝刀」が残されています。
但しこれも改憲されてしまってはどうにもなりません。
だから安倍政権は全力を挙げて改憲への道を全力で暴走しだしています。
この秘密保護法は、日本国憲法を事実上停止させ、明文改憲を実現するための最大の布石です
案の定、さっそく開かれた「戦争司令部」・国家安全保障会議は早くも非公開。
また、武器輸出三原則を見直して武器輸出を認め、憲法違反の死の商人となる方針を固めました。
前もツイートしたけど、祖父が『戦争はある日、急には始まらない。情報や武器の規制や緩和の約束や法律がいろいろと作られてきたら気をつけなさい。また国の代表が日本を称賛し始めたら注意しなさい。法などが国民を制圧するような形で可決し出したら何も言わずに国外へ逃げなさい。』って言ってた。
— うちゃか (@sayakaiurani) 2013, 12月 6
今も安倍政権は全力で中国に対する敵愾心、危機感を煽り、9条改憲ムードをアゲアゲにしようとしています
(しかしそもそも今回の尖閣を巡る危機は、石原慎太郎が火をつけたことを忘れてはいけません)
この煽りは、安倍の私的広報部隊に堕した「みなさまのNHK」ではなく「安倍さまの犬HK」が率先して受け持つでしょう。
もちろん尖閣を巡る真実は外交に関する秘密に指定されて、それを探ろうとすれば懲役10年が待っていますから、他のマスコミも今の批判的報道は日を追うにつれ影を潜め、体制すり寄りに戻ると思われます
安倍は改憲にあたって、以前当ブログでも指摘したもっとも恐ろしい部分ー基本的人権を大日本帝国憲法並みに国家が好き放題侵害できるようにする規定ーについて「決して戦前のように国が人権侵害をすることはありません、最大の配慮をします」といけしゃあしゃあと国民をごまかしにかかるでしょう。今回の秘密保護法でも「知る権利が侵害されないよう最大の配慮をする」と大嘘をついたように。
ですから、自民壊憲案の恐ろしさを出来る限り広め、騙されないようにしなくてはいけません
(自民党壊憲案・超口語訳の続きはよ、というツッコミが来そう・・)
大正14年とは違い、今はネットがあります。情報を瞬時に世界と共有できます。
国内だけでなく国外の民主的な勢力とつよく繋がりましょう。それによる「外圧」とてもは大事だと思います。
ワイマール末期の歴史をもっと勉強しなおして、過去から学ぶ事も大事です。
理不尽なことに、ツケを支払わされるのは敗戦当時の日本人ではなく、それから70年たった今の子供達です。
だから我々大人たちは、今度こそ自分たちの手で民主主義をつかむ歴史を子供達の世代に残さなくてはいけません。それが我々大人の義務です。
昨年の12月と今年の一月に書いたことを、以下に繰り返し書くことにします。
◆村野瀬玲奈の秘書課広報室
来週にも世界が滅びるとしたら... (不定期連載『希望の言葉』)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-176.html
ある日、アッシジの修道士、聖フランチェスコが庭にニンジンの種を蒔いていると、そこに旅人が通りがかり、こう尋ねました。
「もし、来週にも世界が滅びるとしたら、これから何をしますか」。
聖フランチェスコはしばらく考えてからこう答えました。
「このまま種を蒔きます。」
私は日本国憲法が、国民を幸せにする普遍の価値を持った憲法であることを書き続けましょう。
暗い時代へ向かうことが避けられなくても、私は種を蒔き続ける事にしましょう。
もちろん憲法以外も、できるだけ色んな種類の種を蒔けるだけ蒔きましょう。
蒔いた種は長い間芽は出ないかもしれません。その種が芽吹くところを自分の目で見ることは叶わないかもしれません。
でも、たとえ何十年先になってもいつか芽吹くときが来るでしょう。
その時のために種を蒔きましょう。
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