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地元公共図書館の児童室に『はだしのゲン』置いてありますか?
1~4…1975年
5~7…1980年
8……1983年
9……1984年
10……1987年
吉村和真・福間良明『「はだしのゲン」がいた風景/マンガ・戦争・記憶』梓出版社2006/07/16 p.(25)資料3 より
この本によれば、1975年には、広島はじめ各地の教職員組合・被爆教師の会が学校・地域の図書館へ『はだしのゲン』寄贈やリクエストをしたそうだ(p.186-188)
ということで、我が地元(房総の某政令指定都市)公共図書館・公民館図書室について『はだしのゲン』所蔵の現状を【市図書館サイト蔵書検索を使って】調べてみました
結果……整理ちゆう、続くカモシレナイ(予告編…想像した以上に厳しい)
Ch.市(市立ではない)図書館の『はだしのゲン』所蔵状況…中間報告
あくまで仮説ですが、多分利用者のリクエスト次第で決まっていると推定……1982年は「侵略」→「進出」の年
汐文社コミック版第8巻初版発行1983年、第9巻初版発行1984年、第10巻初版発行1987年
皆様の地元公共図書館『はだしのゲン』置いて自由に子供が読めるようになっていますか?
はだしのゲン閲覧制限問題松江シンポジウム
『はだしのゲン』を使った【反日教育】の一具体的成果としてのアビル記者
[資料紹介]初期のエスペラント訳者を摘まみ食い・利用する差別主義者たちの『はだしのゲン』攻撃について
□特集□「はだしのゲン」をめぐる国内外の研究
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□Jaqueline Berndt and Steffi Richter,eds,Reading Manga書評
Jaqueline Berndt『Reading Manga』の「政治性」
伊藤公雄 グローバル化の中で日本マンガを読む
□「はだしのゲン」がいた風景 書評
小野耕世
大城房美
□ 英米圏における「はだしのゲン」
Roger SABIN 英米圏における「はだしのゲン」
-------- 目次紹介終り
最後の論文が英米圏での『はだしのゲン』受容の歴史を整理している
1978年米大陸横断平和行進で日本の参加者(大島等)と米側(先住民含む)が、Proj. GEN 英訳プロジェクトを始める。
本論文は受容の歴史を以下の三区分する
(1) 平和運動の道具としての『ゲン』
(2) グラフィックノベルとしての『ゲン』
(3) 日本マンガとしての『ゲン』
【暴力】描写が問題となったのは、受容の初期(80年代のはじめ) 何が問題になったか、引用します
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細々とした問題点もあった。『ゲン』に描かれた日本の家庭生活の様子である。女性(特に母親)が常に従属的立場におかれ、子供が大人(父親と教師)に叩かれるといった光景のような、ドメスティック・バイオレンスのシーンも数多い。当時は単に日本が「そうであった」と推量してもいいかもしれない。しかし、70年代から80年代のアメリカで、ジェンダーポリティクスに敏感であった左翼の一部の人にとって、これは平和主義との矛盾を生み出した………
--------引用終り
『ゲン』の『暴力』描写批判と出版社の対象読者見誤りにより第1期は終わる
このあと、巡航ミサイル配備反対運動が盛り上がって行く中で『ゲン』が再評価され、今に至る(←複雑で要約できません、すみません)
肝心の『暴力』描写批判はどうなったか?については又、別途……
(無理矢理纏めると)その後、ニホンの人権状況の貧困の理解、『暴力』描写を非暴力の学習教材として扱う議論が深まり現在に至る。
終り
『はだしのゲン』主人公たちの得意技ver.000
-光子…焼立て御好焼き(ヤクザの)顔面叩き付け
-隆太……賭博荒らし、街頭販売、ヤクザピストル射殺、脱獄、詐欺
-勝子……裁縫
ナニカ重要な抜けがある
はだしのゲン歌集 1
♪いやじゃありませんか
雑炊は かねのちゃわんに
かねのはし 仏さまではあるまいし
一膳めしとは なさけなや
ほんとに ほんとに ごくろうさん
--- ぼくは大きくなっても勇ちゃんと疎開地でうたった歌をいつまでもうたいつづけようときめました
--- ぼくたちのこれから生まれてくる子供たちに二度とはらのへった悲しい悲しい戦争の歌をうたわせないために
『はだしのゲン/激動編完結[戦後編4]』翠楊社1979/08/01 p.285 「出発の歌」
「つくる会」が地方議会/各学校/図書館への『はだしのゲン』攻撃を開始
http://twtr.jp/Eiko_Okuno/status/383726107142262784
「(全国学校学校図書館)協議会がはだしのゲンについては基準に適合していないする判断をすでに下しています」
↑↑↑↑
嘘「つくる会」頭の願望か妄想(つくる会サイトに選定基準が紹介されてはいるが…協議会が「判断を下している」事実は無い)
全国学校図書館協議会
はだしのゲンの利用制限に関する声明
http://current.ndl.go.jp/e1472
奥野詠子氏が「つくる会」頭になったこと自体が『はだしのゲン』が反日洗脳教材の役にはたたない事を示しているように思われる
http://www.okunoeiko.jp/blog/2013/09/post-2.html
答弁に立った富山県教育長は軽くかわして終わった模様
他に岐阜県飛騨市議会(國體護持塾)、東京都荒川区議会(日本創新党)等詳細不明