コメント
07-11 07:19
> 大阪浪人さん
まったく、仰る通りだと思います。NAFTA(北米自由貿易協定)の時も、メキシコの農民だけでなく、アメリカの労組や労働者もずいぶん反対したらしいと何かで読みました。今回のTPPでもまた、アメリカでも多くの人々がその市民生活への深刻な影響を危惧して反対しています。私も英語はあまり得意ではないので、以下のようなサイトでも見なければ、なかなかそれを知ることはできないのですが。(残念ながら日本のマスコミは… このようなことは全くと言ってよいほど伝えてくれませんので)
デモクラシー・ナウ TPPは貿易協定の衣を着た企業による世界支配の道具 放送日: 2012/6/14(木)
http://democracynow.jp/video/20120614-2
(動画解説より)
> 日本では昨年から危険な秘密貿易協定として大騒ぎになっているTPP。環太平洋パートナーシップとか環太平洋戦略的経済連携協定とかいろいろに呼ばれていますが、中身が分からないのに一旦参加したら抜けられないと言われる馬鹿げた国際協定です。米国でも一般には知られておらず、通商代表部が企業側と連携しながら進めているので国会議員でさえ内容を知ることができない始末です。交渉の草案がリークされて、ようやく議論に上るようになりました。2011年3月に「知財関連の条項」(2月時点での米国の要求の完全版)がリークされたのに加え、今回(2012年6月)には「投資条項」の草案がリークされました。リーク文書を掲載している市民団体パブリック・シチズンのロリ・ウォラック氏は、「これは貿易協定ではない、企業による世界支配の道具です」「1%の富裕層が私たちの生存権を破壊する道具です」と断罪します。
(中略)
>それにしても、米国側でも外国企業による国庫の収奪とか国内法規制の無力化への懸念が指摘されていることは注目すべきです。日本のTPP論議では、とかく「国益を守る」という言葉が国と国の間の貿易競争で有利な位置に立つという意味に変換されがちですが、産業界の利益と国民の利益は必ずしも同じではありません。あくまで国民の利益を守るという意味の国益の追求を論じて欲しいものです。(中野真紀子)