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東京新聞2013/06/04 こちら特報部 海賊版
【リード】一連の慰安婦発言で、「火だるま」になった大阪市の橋下徹市長。類焼を避けたいためか、小野寺五典防衛相は1日、アジア安全保障会議の講演で「安倍政権はそのような野党党首(橋下氏)の発言や歴史認識にくみしない」と強調した。しかし、「侵略」や「慰安婦」をめぐる考えで、現政権を率いる安倍晋三首相と橋下氏の間に、それほどの隔たりはあるのだろうか、検証してみた。
【記事概要】
■安倍晋三の実績
「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」事務局長[1997]
民衆法廷を扱ったNHK番組へ介入[2001]
慰安婦徴用について「強制性を裏付ける証拠はなかった」と持論を展開[2007/03]
■識者の一言
太田昌国(現代企画室)
永田浩三(元NHKプロデューサー)
保坂正康
■デスクメモ
橋下氏は記事通りだが、ヘイトスピーチで注目の「在特会」と首相はどうか。首相は在特会を批判したが、当の在特会は「応援する政治家が言いたい事を言えるようにこちらから世論作りを仕掛けて行く」(HPで副会長)という。ラブコールは熱烈だ。果たして、片思いか相思相愛か。(牧)
毎日新聞2013/06/04 【社説】憎悪の連鎖を断ちきろう
国連社会権規約委員会第50回審査=日本=
上田清司埼玉県知事の知らない(知りたくない?)最前線の娘子軍[じょうしぐん]
高崎隆治選著『教科書に書かれなかった戦争Part.11 川柳にみる戦時下の世相』(梨の木舎 1991/07/19)
isbn:4931262066
第5章 戦場の兵士 慰安婦・苦力・行軍・落書き より抜粋転載
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■篭の鳥いま大陸で荒れ廻り 磯部南泉
新聞の特派員として漢口戦に従軍した作家の井上友一郎が書いている。
前線へ赴く途中のある夜、町でふと三味線の爪弾きを聴いた。不思議に思い近づいてみると、浴衣を着た女がひとり立膝をして三味線を弾いていた。「今晩は」と声をかけたところ、その容姿に似合わずいきなり伝法な口調で、「ここはお前たち軍属ふぜいの来るところじゃない」とわめいた。連れの記者が腹をたて、「てめえ自分が将校になったつもりで威張るな」と怒鳴り返したという。
将軍クラスの軍人が、水商売の女性をいわば妾として連れてきたのだろう。あるいは将校用の女性であったのかもしれないが、それでも依然として「篭の鳥」であることにかわりはなさそうだ。
【p.198】
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■宣撫班よりも女が先に行き 城鶴
■娘子軍一線までも進出し 城鶴
宣撫班は後方の占領地を担当する班と、第一線部隊に膚接して占領直後の町に入り住民を宣撫する班の二つがある。
この句は説明するまでもなく後者だが、宣撫班よりも早く占領地に入る「女」というのは戦場慰安婦のことで、日本軍は彼女たちを公認し引き連れていたのである。まったく、驚きという以外にないが、彼女たちの大部分は朝鮮人で、よいもうけ口があるからと、言葉巧みに騙されて連れてこられたのだ。中国では戦う女性兵士を娘子[じょうし]軍と呼んだが、日本の兵士が口にする「娘子軍」とは慰安婦のことである
【p.199】
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関連図書
高崎隆治『教科書に書かれなかった戦争Part.14 「陣中日誌」に書かれた慰安所と毒ガス/特設第13師団第65連隊の後日譚』
梨の木舎1993/12/08
isbn:4816693068
陣中日誌では「慰安隊」「慰安員」の用語が使われています
孔子『礼記』礼運編
姫田光義『中国革命私論』(桜井書店2000/4/25)カバーより
isbn:4921190011
マンハッタンに 慰安婦募集 の 広告
6・8 橋下市長の「慰安婦」性暴力発言を許さず辞任を求める集会 など
http://mblog.excite.co.jp/user/creosusume/entry/detail/?id=17899722&_s=f5440a2fab43c4b694ccf08f8011a12d
http://twtr.jp/yy0902/status/342103044185546753
6・9大阪集会
https://fbcdn-sphotos-e-a.akamaihd.net/hphotos-ak-ash3/935367_4133542076537_1909196279_n.jpg
http://twtr.jp/ishikawakz/status/342309470002638848
馬鹿は死んでも治らない … 何時までズレまくるか、橋下徹
朝日新聞2013/06/06(38面社会「日本と世界、認識にズレ」
朝日新聞何時も同様、垂れ流し記事
安倍晋三のNHK番組改変への政治介入に関するドキュメント
■永田浩三『NHK、鉄の沈黙はだれのために/番組改変事件10周年目の告白』
柏書房 2010/07/25
isbn:9784760138418
■「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW-NETジャパン)編『暴かれた真実/NHK番組改ざん事件/女性国際戦犯法廷と政治介入』
現代書館 2010/11/15
isbn:9784768456422
■「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク/NHK番組改変裁判弁護団『女性国際戦犯法廷/NHK番組改変裁判記録集』
日本評論社 2010/12/08
isbn:9784535517851
拷問禁止委員会の勧告文・日本軍性奴隷制度に関する部分の対訳
http://twtr.jp/wam_peace/status/341126512747114496
http://wam-peace.org/20130602/