4/28は、サンフランシスコ条約と共にアメリカ従属の安保条約も発行した日であること、この日に沖縄は日本から切り離された屈辱の日であることから、「主権回復の日」として祝うことを既にあちこちで批判されています。
◆
村野瀬玲奈の秘書課広報室4月28日、沖縄にとって「屈辱の日」
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-4186.html◆
赤旗従属と屈辱の日を「祝う」のか
――「主権回復の日」式典の中止を求める
2013年3月14日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-03-15/2013031503_01_1.html◆
琉球新報主権回復の日、32首長「式典反対」 本紙調査、開催賛成はゼロ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-204550-storytopic-3.html◆
弁護士 猪野亨のブログ「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」と天皇
http://inotoru.dtiblog.com/blog-entry-721.html◆
平和憲法のメッセージ主権回復の日」?――自衛隊『朝雲』コラムも疑問視
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2013/0325.html(kuronekoさんのコメントから追記)
◆
異議あり!「主権回復の日」共同声明 http://www.ten-no.net/428seimei/社民党と共産党を除く政党が全て出席します。
全国会議員の95%以上が、安保により実質的にアメリカの従属国となったこと、そして沖縄が日本から切り離され、日本の主権者ではなくなってしまった屈辱を祝おうというのですから、その倒錯ぶりにくらくらします。
ここで新たに主権回復の日の批判は繰り返しませんが、政治家の国民主権の理解、憲法の理解度はこんな程度、ということがよくわかる報道をメモしておきます
海江田、渡辺氏は式典に出席 「主権回復の日」
http://www.47news.jp/CN/201304/CN2013040701001160.html
民主党の桜井充政調会長は7日のNHK番組で、政府が4月28日に開く「主権回復の日」式典に海江田万里代表が出席する方向であることを明らかにした。「天皇陛下が来られるので、代表が出席を検討している」と述べた。みんなの党の浅尾慶一郎政調会長も、渡辺喜美代表が参加する意向だと説明した。
桜井氏は、28日は沖縄が米国の施政下に置かれた日であることを念頭に「この日に開催する理由が理解できない。沖縄が日本に復帰した5月15日に式典を行うべきだ」と強調。海江田氏の出席についても「苦渋の選択だ」とした。
畏れ多くも天皇陛下がいらっしゃるから出席しなければ不敬にあたる、とでも?
主権者たる地位を奪われた沖縄の屈辱を祝うことに荷担することになっても、天皇の出席する式には欠席しない方が国民の代表としての大事な勤めだということですね。
戦後日本は天皇主権から国民主権に変わったのですが、これではまるで「気持ちは天皇主権」です。
日本の政治家のほとんどは、こと天皇に関しては大日本帝国憲法時代から意識の進歩がない良い例だと思います。
「主権回復の日」の「主権」は対外的な主権を指しているのですが、「国民主権」の考え方にも沿わないモノであると言えるでしょう。
- 関連記事
-
スポンサーサイト