在特会がらみでもう一つ、今度は大阪でおきた在特会と警察による「でっち上げ事件」です。
経過、声明、ツイートとお持ち帰りして記録しておきます。
◆日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークのブログ
>【緊急!賛同団体になってください】 大阪府警による日本軍「慰安婦」問題解決運動への弾圧に抗議します
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/ianfu_kansai_net/view/20130219/1361247671
日本軍「慰安婦」問題の解決を求める市民運動に対する許しがたい弾圧が起きています!
私たち日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワークは、今や国際的にも日本政府に対して解決を求める声があがっているこの問題について、関西各地で、「慰安婦」被害者の証言集会や水曜行動などの活動を地道に続けています。ところが、突然、2月13・14日にかけ、昨年9月に開催した「慰安婦」被害者証言集会に関連して、大阪府警が計7箇所の家宅捜索を強行し、4名の「被疑者」の逮捕をもくろむという弾圧が起きました。その理由は、当日集会妨害を目的にやってきた在特会メンバーによる「被害届」です。主催者である私たちの連絡先にも家宅捜索が行われました。
日ごろからヘイトスピーチを繰り返して私たちの運動を妨害している在特会の言い分に従って行われた大阪府警の弾圧に対し、以下のように抗議します。この抗議文をもって、2月22日(金)、記者会見とあわせて、大阪府警曽根崎署への申し入れを行います。
「抗議」への団体賛同を、広くお願いいたします!(今回、団体賛同のみです)
・賛同連絡先メールアドレス:info@ianfu-kansai-net.org
・賛同連絡の期限:2月21日(木)まで
(以下大阪府曽根崎警察署長あて抗議文)
日本軍「慰安婦」問題に対するヘイトスピーチを容認、便乗した大阪府警の弾圧に抗議します
私たちはかつて日本軍によって戦場で性奴隷とされた被害者の訴えに応えるよう、日本政府の誠実な対応を求めて運動を行ってきました。数年前より「在日特権を許さない市民の会」(在特会)をはじめとする右翼市民団体が出現し、在日朝鮮人への攻撃をはじめ「慰安婦」問題についても歴史を全否定し、被害者を侮蔑するヘイトスピーチを繰り返しており、その手口は暴力や恐喝など犯罪化してきていることはご存知の通りです。
私たちは、「慰安婦」問題と関連して被害者を貶める発言を行った橋下大阪市長の「証拠があるなら(韓国側に)出してもらいたい」との暴言を受けて来日した、日本軍「慰安婦」被害者の金福童さんを迎えて昨年の9月23日、証言集会を開催しました。会場は多くの参加者であふれ、86歳の被害者が橋下市長の発言の撤回と謝罪を求め、歴史の事実を証言しました。この日も、在特会メンバーらが集会妨害のため会場にやってきましたが、多数の仲間が場内整理にあたり、集会は混乱もなく無事に開催されました。
ところが、集会から半年近くたった2月13日早朝、大阪府警(公安三課)は、昨年9月のその集会に参加していた4名の仲間を在特会メンバーからの「被害届」にしたがって「傷害事件」の「被疑者」としてでっちあげ、個人宅及び関係事務所など5ヶ所の家宅捜索を強行しました。一方的に「被疑者」とされた4名のうちには、昨年反原発や放射能がれき受け入れ反対の闘いの中で拘束・起訴され、今も大阪拘置所に勾留中のHさんも含まれています。警察権力による弾圧はこれにとどまりませんでした。集会の主催者である私たち関西ネットに対しても攻撃の手を伸ばし、連絡先としている「Cafeナビ」に、同時に強制捜査が行われたのです。さらに翌日にもう1箇所の強制捜査がありました。
あろうことか大阪府警は在特会メンバーの「被害届」をもって、7ヶ所もの家宅捜索を行うとともに、「被疑者」とされた人たちに対して任意出頭を要求したのです。私たち関西ネット関係者に対しても、事情聴取を求めています。これでは、問題が逆展開ではないですか。大阪府警は、在特会メンバーらによる妨害・暴力・暴言によって市民集会が円滑に開催できていない事態をこそ問題にすべきです。「加害者」は在特会であって、彼らの暴力行為こそ罪が問われるべきです。大阪府警が、物理的・精神的被害を受け続けてきた私たちに刃を向けることは、民主主義社会の破壊以外の何ものでもありません。罪のない人間を犯罪者に仕立てあげる警察の横暴は、決して許されるものではありません。国際社会あげて解決を求めている「慰安婦」問題に対する今回の大阪府警の弾圧がまかり通るなら、日本はヘイトスピーチや暴力の無法地帯となり、大阪府警とこの国は国際社会からの非難と嘲笑を免れないでしょう。
今回「被疑者」とされたメンバーは私たちの仲間でもあり、4名の「被疑者」に対する逮捕・起訴は絶対に容認できません。あわせて、Hさんを直ちに釈放するよう求めるとともに、「慰安婦」問題の解決を求める市民運動への露骨で悪質な弾圧に怒りを持って断固抗議します。
2013年2月22日
日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク
◆LiveInPeace☆9+25
[抗議声明]日本軍「慰安婦」問題の解決を求める運動への、でっち上げ家宅捜索(2/13)に抗議する
http://blog.goo.ne.jp/liveinpeace_925/e/b3b8b29fe473f65de3b2669e52409f85
リブ・イン・ピース☆9+25は2月17日以下の抗議声明を出しました。
[抗議声明]
日本軍「慰安婦」問題の解決を求める運動への、でっち上げ家宅捜索(2/13)に抗議する
大阪府警は、差別・排外主義右翼と一体となっての、運動への弾圧をやめよ
大阪府警は2月13日、昨年9月23日に日本軍「慰安婦」証言集会を開催した関係者や事務所数カ所への家宅捜査を行うという許し難い暴挙を行いました。集会を妨害しにきた差別・排外主義右翼団体がでっちあげた「被害届」にもとづき「被疑者」宅などへの不当な家宅捜索強行に至ったものです。「被疑者」に対してはさらに任意出頭を要求し、「慰安婦」問題の取り組みの中心となってきた日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク関係者への事情聴取さえ求めているといいます。
そもそも9月23日の集会は、橋下大阪市長が、旧日本軍が行った戦争犯罪である「慰安婦」問題を否定し被害者を蹂躙する発言を繰り返したことから、被害者が発言撤回と謝罪を求め来日し証言した貴重な集会でした。会場は参加者であふれ、集会は盛会となりました。集会から半年近くも経って「被疑者」とさらには集会主催者である関西ネットに強制捜査を行うことは、日本軍「慰安婦」問題の真の解決を求める運動への意図的な弾圧と考えざるをえません。
差別・排外主義右翼団体は、「慰安婦」被害者の尊厳を踏みにじり、在日韓国・朝鮮人を侮蔑し貶める発言を公共の場で繰り返し、恐怖を与え、暴力をふるっています。侵略戦争を美化し民族差別やマイノリティの排除を公言し扇動することは、「個人の尊重」を根本とした日本国憲法に真っ向から反しています。憲法は一切の差別を禁じ、基本的人権を決して侵すことのできない永久の権利として定めています。厳しく罰せられるべきはヘイトスピーチ(差別扇動発言)を繰り返す彼らのほうです。
「慰安婦」問題の真の解決を求める活動に携わってきた私たちも今回の事件を許すことはできません。警察権力による不当な弾圧・攻撃に強く抗議します。家宅捜索、任意出頭、事情聴取など、一切の妨害・威嚇・弾圧行為をやめるべきです。民主的な諸運動、表現活動への一切の弾圧をやめるべきです。
2013年2月17日
リブ・イン・ピース☆9+25
こちらのサイトも立ち上がりました。
◆在特会を利用した弾圧から4人を守る会(略称:4人を守る会)
http://blog.goo.ne.jp/yoninwomamore以前朝鮮第一初級学校前に在特会が押しかけ、聞くに堪えない罵声を子供達に浴びせた事がありましたが、その時学校や父兄は警察に対し、在特会の暴言や器物損壊行為をやめさせるよう再三申し入れたにも関わらず、警察は取り合わず、在特会の暴挙を制止しようとしませんでした。
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-424.html
ところが在特会がありもしない傷害事件を警察に持ち込めば警察は二つ返事で在特会の言いなりなのです。
在特会のような極右排外主義団体と警察が仲良しこよしでは、この国自身が排外主義団体ではないかと言いたいです。マスコミは「反日デモ報道」も結構ですが、自国で行われているこのような差別排外行動や警察がそういう団体の肩を持っているという心底恥ずべき事実を報道すべきです。
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