コメント
アメリカ人は道徳的か?
NY議会の議決についてのコメントです。一般論でいうと、自分と関係のない他人の落ち度をあげつらう、というのは世間によくある話だと思います。
アメリカはインディアン虐殺という、きわめて重大な罪を犯しています。アメリカ建国の正当性にもかかわることなので、大統領が公にその非を詫びることはありえないでしょうし、多くのアメリカ人にとって忘れ去りたい過去(汚点)でしょう。
しかし事実は消えないわけで、したがって彼らの深層には消すことのできない罪悪感が潜んでいると思われます。
このような罪悪感の重荷から少しでも逃れるための方策として、第三者の罪をことさらに咎めだて、その人物を貶めることによって、相対的に自分の道徳性をたかめる、という心理的機制が働いたとしても、何の不思議もありません。
慰安婦の問題については、確かに日本に落ち度があったもかも知れません。しかし歴史において人道にもとる行為は、それこそありとあらゆる民族や国家が、程度の差こそあれ手を染め続けてきたわけです。従って、もし日本人と同じような潔癖さで自分を責めるなら、ヨーロッパ人も、イスラムの人々も、中国人も、そのほかの国や民族の人たちも、その罪を悔いて一斉に自殺でもしなければ収まらないでしょう。
なおアメリカ人には、原爆投下という大罪もあります。われわれ日本人としては是非とも彼らを悔い改めさせ、公の場で謝罪させるべきはずですが、じっさいは全然そうなっていません。おそらく現実の日本人は、どこかで日本がアメリカに依存していることを自覚しており、アメリカ抜きで日本が自立するなど到底ありえない、と思っているからでしょう。ようするに、親が子供にどんな理不尽な行為を働いても、子供は物質的にも精神的にも親に依存しているので、親を告発するなど到底できない、という話と同じです。
皇国の性奴隷制度とテロ国家アメリカの奴隷制度
>慰安婦の問題については、確かに日本に落ち度があったもかも知れません
皇国の性奴隷制度(慰安婦問題)もテロ国家アメリカの奴隷制度も、どちらも巨大な犯罪である。その認識は人間の常識である。「落ち度」などいう認識そのものが非常識である。
そういえば「奴隷狩りはアフリカ人がやっていた」と責任逃れをした宣教師?もいたようで、同じようなことを言うゴロツキは日本にもいる。
というわけで、「他の連中もやっている」つながりで――
▼ラルフ・ジョルダーノ『第二の罪~ドイツ人であることの重荷』永井清彦・片岡哲史・中島俊哉/訳 白水社――
集団的情動 その5
「他の連中だって罪を犯したのだ。我々だけじゃないさ!」
(他国の犯罪が自国の犯罪を相殺する)
疑う余地のない、うちひしがれるような真相だ。そうではあっても、「集団的情動その5」の動機に賛成できない以上、この真相に拍手喝采するわけにもいかない。つまり、この動機の底にあるのはすべての犠牲者に対する哀れみの情ではなく、相殺し、心理的補償をしようという原則なのだ。ドイツ人も含めてのことだが、犠牲者は単に言い訳をしたいという願いを満たすための対象でしかなく、涙も洩らさずに死者を算えるときのー歓迎すべきー一単位でしかない。心の重荷を下ろそうという願いがまったく非人間的な形をとることもある。ドイツに無関係な大量虐殺には驚かないだけでなく、これを聞くと心が休まるのだ。ここまでくると人間としての方向性の喪失もある程度極めりだ。・・・
*****
さて皇国ノスタルジジイ安倍晋三はもちろん内弁慶。以下のような二枚舌も得意なのよ――
▼安倍晋三と極右歴史修正主義者は、世界の敵である
週刊金曜日企画委員 成澤宗男
2013年1月2日
http://www.news-pj.net/toukou/narusawa-20130105.html
3 首相時代の二枚舌
・・・
このためか、結局安倍は外国(特に欧米)の目を最後まで無視するわけにはいかなかったようだ。英BBCは2007年4月27日、訪米した安倍がブッシュ大統領とキャンプデービッドで会談した際、「極めて痛ましい状況に慰安婦の方々が強制的に置かれたことについて大変申し訳なく思う (I feel deeply sorry that they were forced to be placed in such extremely painful situations.)」 と発言したと報じている。また、米 『ニューズウィーク』 4月30日号は、訪米に先立って安倍をインタビューした記事を掲載したが、安倍は 「私たちは、戦時下の環境において、従軍慰安婦として苦難や苦痛を受けることを強制された方々に責任を感じている (We feel responsible for having forced these women to go through that hardship and pain as comfort women under the circumstances at the time.)」 と発言している。ここでは 「強制性」 を明らかに認めており、二枚舌と批判されても仕方なかった。
>立葵さん
難癖付けてる人は自分で確認すればいいのに
>中央日報の記事をソースにするのはやめた方がよいように思います。
難癖付けたいだけの人が湧いてますが、記事では中央日報だけでなく「慰安婦」決議採択後のトニー・アベラ上院議員のインタビュー動画もリンクしてあるわけだし、そこまで疑うなら自分で確認するとか少しは努力すればいいのに。
http://www.rjkoehler.com/2013/01/30/new-york-state-passes-comfort-women-resolution-as-japanese-email-campaign-backfires/
インタビュー動画
http://bcove.me/i3pzneqy
1:18~1:21あたり
「predictably backfired」
(日本からのEメール攻撃は)予想通り逆効果となった
しょうがないんでわたしが確認しましたが、このようにトニー・アベラ上院議員は発言しています。
中央日報の記事は正確ですね。
日本人はなぜ誤り続けるのか 書評
アメリカは謝罪をしてる さて日本は?
アメリカは太平洋戦争中に日系人を敵性人として抑留収容した事に謝罪し、日系人部隊の陸軍第442連隊第100大隊を「諸君はファシズムと人種差別に対して二正面作戦を挑み、その両方に勝利した」と称えてます。
日本政府はこれに相当することを何かしていますか?
私は寡聞にして知りません。
“いつまで謝り続ければいいのか?”
簡単。被害者が納得し受け容れてくれるまで。周囲から見て過剰な位に詫びるのが最良なんです。
交通人身事故起こして、そんなキレ方したら、「誠意に欠ける」とみなされ情状酌量一切為し、実刑確実。
同じ事ですよ。
http://webrog.blog68.fc2.com/blog-entry-296.html
(引用)
>「謝罪」というのは、行為主体としての責任を認めることによって、
>新たな関係を開いていくポジティブな行為である
これは大切な考え方で、ここを基礎に進めていくべきだと自分なんぞは思うんですが、正反対にあるのが日本で、実践しているのがドイツなんですよね…。
「過ちて則ち改むるを憚ること勿れ」
論語にある名言。共に“立派な人なら、間違いをすぐに改めるはず”の意。
中国嫌いのアベシは薬にもしたくないでしょうけど。
まともな議員なら
市長、副市長が「わが耳を疑った」「怒りがこみあげてきた」のは当然の事でしょう。これは相手をバカにした侮辱行為だからです。
ウヨウヨさん達の間では「わいろ」「見返り」要求は当然の事なので、分からなかったのでしょうかね(呆)
バーゲン群の裁判所前には「奴隷制」「アルメニア人虐殺」「じゃがいも飢饉」「ホロコーストの犠牲者」などの記念碑がありますが、どれも加害者とされる国の政府から撤去を求められたことはないそうです(アルメニア人虐殺はトルコ政府が公式に認めていない事件)
アベシは馬鹿じゃなかろか
http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013021201002282.html
はい、日中戦争当時、帝国政府の“不拡大”方針に逆らい、戦線を口実つけて拡大しまくり泥沼化させた軍部の愚行再び。
政府が自分から“やられるまでは手を上げない”原則に違反してどうすんだっての。
東京新聞2013/02/24 特報『オランダ女性連行消滅/慰安婦「強制」否定派の米紙広告/責任者処罰…実は出世』
敗戦直後にニポン政府と都が主導して行った国家売春が消えたことにも 触れて貰いたかった
>dmpxさん
早速「日本軍性奴隷(従軍慰安婦)の資料集 」に加えさせてください
韓国の三大紙(中央、朝鮮、東亜)は全部右派ですよ。左派の紙はありません。
朝鮮戦争が未だ終結してない事が原因してます。
ヘタに北を利するような事を書いたら売国奴扱いです。
いうなれば日本に産経と読売しかないみたいなもん。