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実はこれ…教委のファインプレーなのかも…
「看板を変えただけで何も変えていない」んです
という事は、普通科(体育)で入試を行って、体育科・スポーツ健康科学科に転科という処理を行うことを考えているのではと思われます。
表面的にみると橋下市長に負けた(圧力に屈した)ように見えますが、実態は一切変わらないようにしたという事でしょう…
つまりは市長側に「名」を取らせて、「実」は受験生・在校生に取らせるという処置になったと思われます。
この処置について、不満もあるでしょうが、教育委員会として市に損害を与えないためのぎりぎりの判断だったのではと思います。
※このまま強行した場合、市長側は「権限ないのを承知の上で」予算執行停止を行うでしょう…でその損害を市長側に求めるのは議会が市長側なので不可能、また、不執行(執行停止)に伴って補助適正化法に掛って補助金返還(もしくは不交付)を受ける恐れがある以上(しかもこれにかかると2~3年予算減…その分市の財政が傾きます)ある程度市長側に華を持たせる(執行停止しない理由が)必要になるという事で…言い方を変えると「狂人に正面から戦う愚を犯せなかった」という事でしょう…
Re: 実はこれ…教委のファインプレーなのかも…>こっぱなお役人さん
> つまりは市長側に「名」を取らせて、「実」は受験生・在校生に取らせるという処置になったと思われます。
> この処置について、不満もあるでしょうが、教育委員会として市に損害を与えないためのぎりぎりの判断だったのではと思います。
私は異なった意見を持っています。
市教委が市長に折れる=教育の中立性、独立性が政治権力の介入の前に屈服するという前例を作ったことが最大の過ちだと思うのです。予算を盾に強引に無理筋な要求を呑ませるという既成事実を作ること自体が橋下市長の狙いでした。
市長側に「名」を取らせて、「実」は受験生・在校生に取らせる処置であることなど橋下氏は百も承知です。というかその方が市長にとっても一番ありがたいのです、なぜなら受験生側からの不満を抑えることが出来、かつ自分の主張が通った事になりますから。彼が「素晴らしい決定」と持ち上げたのはまさに「彼にとって」素晴らしいものだったからです
これが政治による決断力、強い実行力だ、自分にはそれがあるのだとアピールすること、たとえ教育であっても聖域はない、自分がどんどん改革していく変えていくのだとアピールすること、これが目的なのです。(実際には何の解決にもなっていないので「実行力」などゼロですが、人々は実行力があるかのように騙されてしまうのです。体育科をなくせば体罰がなくなるかといったらそんなわけないんですから)
市教委はその目的達成に見事に寄与しました。
政治は教育に介入してはいけないことは憲法が要請する原則であるにもかかわらず、彼はそれを破っても誰にももんくを言わせないことに成功したのです。
ブレヒト『ガリレオの生涯』
岩波文庫 赤439-2 岩淵達治 訳
光文社よ、頑張れ!
光文社古典新訳文庫 K Aフ7-2 谷川道子 訳
「橋下流交渉術」+「教育委員会流交渉術」=大人の解決
「うちの子の命を預けてるんですから!」
と無茶な要求を繰り出して、無理筋な妥協案を呑ませるという「橋下流交渉術」を、今回の件で学んだ人も多いでしょうからね。
学校側も「教育委員会流交渉術」で「大人の解決法」を学んだようですし。
・・・ナニコレ(呆)。
こういう「オトナの交渉術」を賛美する人達って・・・。
結局、真っ先に腹を切らされるのは生徒だったのね。
枠内でのファインプレーという考えが成立するのなら(仮定)…
斎藤美奈子 東京新聞 より
意外な反響に…
で、私が今回のこの件について「超消極的に」ですが教委を支持している理由が、教委の予算執行停止というものの社会的被害がでかすぎるということです。
人件費は先生方に涙を呑んでもらうとしても、光熱水料の支払いは待ってくれません。
予算執行停止をかけた時点で電気・水道の供給が止まる(しかも大阪全市の市立学校全部)=大阪市立の学校すべてが閉鎖状態になり執行停止を解除しない限り市立学校に通っている全児童・生徒の教育を受ける権利が侵害されるということです。
で、相手は「狂人」ですからこれで怨嗟の声が聞こえてきても馬耳東風なこと疑いがありません。
(市立の学校に行かせた保護者の自己責任とうそぶく可能性大)
国からの(地方自治法に基づく)「助言」や「勧告」が効く相手ではありませんし(以前いた鹿児島の某市長を「狡猾にした」のが大阪市長ですので)、「代執行」を行うにしても2~3か月はかかる上に政治判断が伴いますのでこれも難しいとなると裁判に訴えるしかありません。
しかし、裁判となるとは半年から1年以上かかり、その間市立の全小中高校が閉鎖となると社会的影響が大きすぎる…その上に人事権を使って妨害をすることが容易に考えられる…ということで苦渋の決断をしたというのが私の読みなんですが…
まあ、それ以前にこの事件がおこるまで放置していたということでは議論の余地なく教委の大失策だとは私も考えています。
こっぱなお役人(北方在住)様の意見に
今年もよろしくお願い申し上げます。
鹿児島県の某前市長を狡猾にしたのがハシゲと指摘していましたが、私はテレビでかっこいいところを見せて、都合の悪いところを隠しているためにハシゲブームが起きているのだと考えています。
そして判断がつかない段階で植草一秀氏が一時期評価してしまった失敗もあってハシゲブームは加速してしまいました。しかも小沢一郎氏までもがすり寄る始末です。
「王様は裸だ」と声を上げたのが共産党系の「しんぶん赤旗」だけだったのが情けないじゃないですか。要するに売れればいいのです。高校生を目の前でいじめたことに批判したメディアは赤旗だけだったじゃないですか。
そしてはむかった新聞記者には嫌がらせですよ。ハシゲにツイッターで文句を山ほど言いたいですね。