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どさくさ紛れに馬鹿も言うということ
9・11の実相は未だ分からない。分からないことを分かったと思い込み、米政府発表を丸ごと信じ込み、「9・11は自作自演」を陰謀論と退けることも歴史修正主義と目くそ鼻くそ。そもそも「政府は必ず嘘をつく」という警句も無視している。よって「9・11の実相は未だ分からない。また広義の自作自演も疑われる」はそれほどの間違いでもない。テロ国家アメリカの歴史を知っていればなおさらのこと。
米政府発表を丸ごと信じ込む連中には、「フライトデータレコーダー(FDR)とコックピットボイスレコーダー( CVR) の双方ともが全面開示されていなくても、あなたにはなぜ事件の全容が分かるのか?」と聞いてみればいい。そういえば燐光群の演劇『CVR チャーリー・ビクター・ロミオ』は、全面開示されたコックピットボイスレコーダー( CVR)に基づいている。そこで実際の事故を操縦士とともに実体験できるのは、そこに嘘がないからだ。9・11事件の操縦士とともに実体験できるものなど私たちには何もない。
林博史: 講義5 日本軍「慰安婦」制度と米軍の性暴力/はじめに より
ISBN:9784768479315
林博史: 講義5 日本軍「慰安婦」制度と米軍の性暴力/はじめに(p.186)より
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戦後の日本社会というのは、もちろん「戦争はいやだ」ということで拒否をしてきました。それはすごくいいことだと思うのですが、ただ「戦争というのは極限状態で人間性が失なわれるのだ」と言うことによって、結局「なぜ、戦争の中でそういうことが起きるのか」という分析を、ある意味で放棄してきた。そのため、ほんとうに「極悪」としかいいようのない人々をみな免罪してきてしまった。これはやはり、日本が、戦争責任の問題にきちんと取り組んでこなかったことの一つの大きな問題ではないでしょうか。
軍隊というのは、たとえば日本でいうと日本社会があって、日本社会が軍隊をつくるわけです。ということは、軍隊の有り様というのは、社会の有り様と非常に関連しています。社会の有り様が軍隊のあり方を決めていく。同時に、軍隊ができると、軍隊がまた社会に対して影響を与えていきますから、社会と軍隊とは相互作用であるわけです。…やはり「日常の我々の社会がどういう社会なのか」ということが軍隊のあり方と密接に関連しているのではないか。そうしたことを考えながら「戦時性暴力」も、戦争という特殊な次元の話としてではなくて、私たちの日本の日常の生活と関連しているのだということを念頭に置いて、お話ししたいと思います。
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【海賊版】齋藤美奈子 本音のコラム 女性の道具化
「米軍の司令官に、もっと風俗を活用してほしいと言った」「慰安婦制度は必要だった」
橋下徹大阪市長の一連の発言は暴言なんてレベルじゃない。言葉の性暴力とお呼びしたい。
「軍人の性的欲求がゼロになるわけがない。何らかの解消策を真正面から考えないといけない」
このような発想は、彼の頭の中が戦前戦中の軍人や政治家と大差ないことを物語っている。
1945年8月18日(玉音放送のわずか3日後だ)、日本政府は全国に通牒を発令し占領軍兵士向けの「特殊慰安施設協会(RAA)」を設立した。性の相手をする女性は「事務職員募集」などの名目で集められた。戦中の慰安婦募集も同じ手口だったのではと思わせる。
GHQが拒否したことでRAAは翌年廃止されたが、今回の橋下&米司令官のやりとりを彷彿させるものがある。
もっとも与党自民党の閣僚の口から「慰安婦制度は女性の人権に対する侵害だ」などの発言が出るのもちゃんちゃらおかしい。つい最近まで河野談話の見直しに躍起だったのはどの党か。
おりしも政府の「少子化危機突破タスクフォース」とやらが早めの妊娠出産を推奨する「女性手帳」の導入を企てて総スカンにあったばかり。女は「性の道具」か「産む道具」。事態錯誤すぎてヘソが茶を沸かしそうだよ。
【出典: 東京新聞2013/05/15(27面)本音のコラム】
■占領軍「特殊慰安施設」関連サイト 三橋順子ブログ
占領軍が倫理的であったわけではない http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-05-16
戦中戦後の売買春関係年表 http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-05-17-2
「Off Limits」のトラウマ http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-05-14-1
片山(さ)議員の対談のチグハグさ、卑怯としか言いようのないオチには思わず笑ってしまいました。しかし、そんな「前後の脈絡なく強引に攻めまくる彼女が好き」という人もまた多いのです。「適正な生活保護への道すじをつけた傑女」として、歴史に名が残る可能性は捨てきれません。私は国会でのマシンガン質問は聞くに耐えなくて、すぐにラジオを切りました。
体感治安というヤツですね。
実は少年犯罪は、1950年代後半の方が、現在よりずっと多かったという統計が存在します。
何かあるたびテレビ・新聞・大マスコミが大袈裟に、おどろおどろしく報じるから“増えている”ように見えるだけ。
10年位前の「1x歳の心の闇」とかいうのと同じです。
“減っているけど増えている”
言ってる事の矛盾に本人は気づいていない、という現実(笑