コメント
ブレヒト『ドイツ戦争案内』より
…
行進の隊伍が組まれても、多くのひとは知らない
列の先頭に立つやつが敵だということを
指揮をとる声は
敵の声、
敵が敵がとわめいているやつ
そいつこそ敵
…
(野村修訳)
「もちろん、普通の人間は戦争を望まない。しかし、国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ」byヘルマン・ゲーリング
中村雅俊さんが人権授業
NHK北九州ニュースより(リンク切れ)
『東日本大震災の被災地・宮城県女川町出身で、被災地の支援活動を行っている俳優の、中村雅俊さんを講師に招いた特別授業が、北九州市の中学校で開かれ、
中村さんは、「東日本大震災を忘れないでほしい」と生徒たちに呼びかけました。
この授業は、人権週間にあわせて、北九州市教育委員会が開いたもので、北九州市戸畑区の飛幡中学校の、2年生の生徒134人が参加しました。
中村さんはまず、雪の降らない沖縄県に毎年、青森県の雪を運んで行われいた雪遊びのイベントが、
「放射性物質が心配だ」という一部の市民からの声を受けて、中止されたことを綴った文章を朗読しました。
そのうえで中村さんは、自身の出身地・宮城県の震災がれきの問題に触れ、
「県外で受け入れてくれないと処理が出来ないのが実態だが、風評被害で、いまだにがれきが山積みのままです。
東日本大震災を、自分の出来事ととらえてもらえば、違う対応が出来るのではないか」と生徒たちに語りかけました。
そして最後に、「東日本大震災が起こった当時、皆さんが抱いた”何かしてあげたい”という気持ちを忘れないでほしい」と呼びかけました。
授業に参加した生徒は、「もう一度震災について考えて、思いやりの心を持ったり助け合うことが大事だと、改めて感じました」と話していました』
(引用ここまで)
●「人権」を「思いやりの心」にすり替えてはいけない~人権週間に寄せて思うこと
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-1060.html
(引用開始)
人権問題を単なる市民同士の間の思いやりの問題にすり替えてはいけません。(略)
これはともすれば、瓦礫受け入れ拒否を「自己の権利のみを主張している」ワガママだと非難したり、放射能汚染の安全性が疑問視される食品を買うよう無言の圧力をかけたりすることにつながりかねない危険があります。
(引用ここまで)
震災で母子家庭4割家計赤字 訴え切実 あしなが育英会調査
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20121211_01.htm
東日本大震災で父親を失い、母子家庭になった世帯のうち約4割の家計が赤字であることが10日、あしなが育英会(東京)による衆院選(16日投開票)前の緊急アンケートで分かった。病気で仕事もできず、生活苦を訴える切実な記述もあった。
11月の家計の質問では「赤字だった」が39.1%に上った。「赤字ではなかった」は47.3%だった。
被災地の復興に関する意見・要望では「リウマチと目の病気で仕事もできない」「健康状態の悪い私に何かあったら子どもたちはどうなるのか」と不安を訴える声が寄せられた。「働かないといけないが、休日や夜間に子どもを預ける施設が少なすぎる」といった意見もあった。
衆院選で関心のある項目(三つ選択)は「震災復興」が25.5%で最も高く「社会保障」(13.5%)「消費税」(11.8%)の順だった。
教育費は24.5%が「不足」と回答。消費税増税は76.6%が「反対」、原発利用は79.3%が「反対」だった。
小河光治奨学課長は「遺児の母親は、復興から取り残されているという気持ちや、見えない将来への不安を抱えている」と分析する。
調査は11月末、震災で父親を失った母子世帯に往復はがきを郵送して実施し、184人が返答した。回答率は32.3%。
Author:秋原葉月
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