橋下市長の市長公務のサボり具合が酷すぎます。
市長の仕事に影響は及ぼさない、自分のプライベートな時間を削って行う、と言っていたのにこの有様。未だかつてココまでおおっぴらに公務をサボりまくる市長がいたでしょうか?
少しは良心の呵責があるかと思いきや、なんですかこれは。
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どこのお偉い様の発言ですかこれ。
「大阪市の職員は、市民のために仕事をするように」って、じゃあ、橋下市長は市民のための仕事してます?自分はサボっといてどの口が言うのでしょう
「身分が保障されながら、政治の場に乗り出すべきでない。公務員と言う地位に鑑み政治は個人でやるべきだ」
だそうですが、橋下氏のおかげで職員達は外回りの仕事で10分休憩しただけで処分の対象ですし、ちょっとでもあなたのご機嫌を損ねるような言動をとればいつ懲戒されるかわからないような条例を制定されてしまったので戦々恐々、とてもでないけど「身分が保障されながら」などという状態ではありません。実質的には身分保障など形骸化しています。
(だいたい「身分が保障されながら、政治の場に乗り出すべきでない」って何故なのか因果関係が全く不明)
実質的に身分が保障されてるのはむしろ橋下氏の方でしょう、だって公務員はもちろんのこと民間でだってこれほど自分の好き勝手で自分の仕事を放棄した上でこんなえらそうなクチを叩く事など許されないのですから。
それに橋下氏自身も大阪市職員政治条例で政治活動が規制されている身分であることをお忘れですか? 市長は自分で作った条例すら守れないのですか。 「大阪市職員政治条例によって、大阪市の職員組合、交通局の労働組合がまっとうになったようだ。よろしい。」などと尊大にふんぞり返ってつぶやくんなら、まず自分がその条例を守ったらどうですか。
こちらでその条例を見てみましょう。
bit.ly/10jToM7 「政治的中立性を確保するための組織的活動の制限に関する条例」ガイドライン
第1条 「政治的行為であると疑われるおそれのある行為を市長その他の職員が職務として行うこと」
「政治的行為」について 地方公務員法第36条に、 「職員は特定の政党その他の政治団体又は特定の内閣若しくは地方公共団体の執行機関を支持し、又はこれに反対する目的をもって、あるいは公の選挙又は投票において特定の人又は事件を支持し、又はこれに反対する目的をもって、次に掲げる政治的行為をしてはならない。」として、第2項(1)~(4)に、その具体的行為について定められている。 (略)第2条 「次に掲げる者(※これに市長も含まれているhttp://goo.gl/viVb1 参照)は、前条の目的を達成するため、公職選挙法第3条に規定する公職の選挙において特定の人を支持し、又はこれに反対するために職務上の組織若しくは権限又は影響力を用いているのではないかとの市民の疑惑や不信を招くような行為を、職務として行ってはならない。」
公務員の政治的行為や地位利用による選挙運動は、その有する影響力の大きさから地方公務員法第36条、及び公職選挙法第136条の2、さらに本市においては、「職員の政治的行為の制限に関する条例」などにより、厳しく制限されている。 これらを遵守することは公務員として当然の務めであるが、法律に抵触する事案とはならなくても、時期・内容・状況から市民目線で総合的に判断し、政治的行為ではないのかと疑われるような行為は、厳に慎むべきであり 、本条に掲げる者が果たすべき務めとして改めて明記したものである。 本条例の対象は、一般職(企業職員、技能労務職員、教職員を含む)だけでなく、市長、副市長、地方公営企業管理者などの特別職までとしている。 (略) (引用ここまで・下線は私)もう真正面から堂々の条例違反じゃないですか。「公務員と言う地位に鑑み政治は個人でやるべきだ」とのつぶやきは見事なブーメランです。
議会を一ヶ月以上も早く閉会させ、出席すべき委員会もサボり、平日の公務もサボって違反行為を行ってるわけですから、更に悪質ですね。
これに比べれば、職員が真夏の外回りの公務中、たかだか10分喫茶店に入って休息を取ることのどこが悪いんでしょうか?
●Everyone says I love you !
10分喫茶店に寄った大阪市職員は懲戒処分なのに、平日でも選挙運動する橋下市長と職務専念義務の関係 またこの徳岡弁護士のエントリ-のコメント欄で指摘されているように
「市政に影響が無ければ平日に選挙運動していいなら、法律に触れないのだから公務員が入れ墨しても良いと思う」
というのもその通りです。
不思議でならないのですが、大阪市のみなさんは、こういう市長で納得してらっしゃるのでしょうか?
橋下氏は数々の憲法違反の人権侵害をおこなってきたのを悪びれもせず、今また自分の国政進出の野望のために法に背いて好き勝手に振る舞っています。
橋下氏なら法を無視しても許されるというのでしょうか?
なんという衆愚政治の極みでしょう、これではもはや法治国家とは言えません、無法国家というのです。
マスコミも橋下氏のこのような傍若無人ぶりをさして問題視もせず、何かと言えば彼を特別枠で取り上げます。
例えば昨日の毎日の報道ではこんな具合です。
●<衆院選>国防軍巡り非難の応酬 野田首相と安倍総裁 各党党首は3連休初日の23日、衆院選(12月4日公示、16日投開票)に向け街頭に繰り出した。野田佳彦首相は、自民党が衆院選公約に憲法を改正して「国防軍」と明記すると盛り込んだことについて「簡単にできることではない」と批判。これに対し、自民党の安倍晋三総裁が激しく反論するなど、非難の応酬となった。【野田首相の自民攻撃】“舌”好調「2世、3世、ルパンじゃない」 首相は23日、川崎市の扇島風力・太陽光発電所を視察。野田政権が30年代に原発稼働ゼロを目指す方針を掲げていることをふまえ、首相は記者団に「しばらく立ち止まって考えようというグループ(自民党)や、原発維持と脱原発が混在をした人たち(日本維新の会)との違いは決定的に出てくる」とアピールした。 国防軍に関しては「安倍総裁は政権公約にはすぐにでもできることを盛り込んだと言うが、憲法9条改正も含めて国防軍は簡単にすぐできるものなのか」と指摘。「連立を組みたい公明党含めて理解されていないのではないか」と疑問を呈した。公明党は国防軍に否定的で、自公分断につなげたい意向があるとみられる。 これに対し、安倍氏は同日、岐阜市内での記者会見で、「あくまでも憲法改正していく。(改正に必要な衆参両院の)3分の2を得る道程を経て、多数派を形成する」と反論。 岐阜県各務原市の街頭演説では、「首相なら成果を堂々と述べればいい。一切それはなく人の悪口ばかり。首相として恥ずかしくないのか」と、批判のボルテージを上げた。首相が展開する世襲批判についても「極めて寂しい。選挙のテーマが世襲なのか。驚くべき発言だ」と強調した。 一方、公明党の山口那津男代表は国防軍について、松山市内で記者団に、「国民から信頼される自衛隊というのが定着している」と改めて否定的な考えを示した。 日本維新の会の橋下徹代表代行は同日のテレビ朝日番組で、「(自衛隊の)名前を変えるのは反対」としたうえで、「まずやらなければいけないのは防衛費の国内総生産(GDP)1%枠という、くだらない発想をなくす(こと)」と主張した。【鈴木美穂、飼手勇介、中村敦茂】
まず、橋下さん、「防衛費の国内総生産(GDP)1%枠」って、知ったかぶっていつの話をしてるんですか。そんなのもう1986年の中曽根内閣時に撤廃されてるんですが(苦笑)
とんだ赤っ恥の発言ですね。毎日もそのくらい突っ込めばいいのに。
話を元に戻しますが、与党党首と野党第一党党首の応酬の記事なのに、何故か一番最後に「橋下徹代表代行はこう言っている」(「石原代表」ではないのがミソ)と付け足すマスコミ。維新のPRは欠かしません。
9条を巡っては激しい対立があるのだから、どうせ載せるなら自民のコバンザメ公明党の意見をちょろっと載せるだけでなく、9条改正に猛反対している社民や共産の意見をのせても良いと思うのですが。
維新だけ何気にこういう「特別扱い」されることが常態化しているので、もはや特別扱いに違和感を感じなくなってきてる人は多いのでしょうか。
そういえば日本王政復古党党首(別名日本維新の会代表)の石原氏はほとんど党首としての行動が目立ちませんね。
この報道記事のように党の見解や、候補者に元グラビアアイドルを立てるかとか、三度みんなの党に合流をもちかける交渉をした、など、全て代表である石原氏ではなく、代表代行で大阪市長として多忙である(はずの)橋下氏が取り仕切っています。
都知事を引退して代表に収まった石原氏がどうしてやらないのでしょうね?
私はマスコミがこぞって橋下氏を特別扱いすることに麻痺してしまうことが恐ろしいと思います。
どうしてこういう異常な事態を異常だと社会を上げて告発しないのか
それをもう少し大局的な視点から
次のエントリ- で見てみたいと思います。
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