本日は西のバカ殿と双璧を為す東のバカ殿こと石原慎太郎氏についていくつかメモしておきましょう。
ご存じの通り、石原氏は尖閣諸島問題を煽って日中関係を悪化させました。
ところが、尖閣諸島購入のために自分が呼びかけて集めた募金をどうするかも宙ぶらりんのまま、新党作って国会に行きたいから知事やーめたっ!という「我欲にまみれた」理由で辞職しちゃいました。
日中関係悪化させた責任取って辞任したのならともかく、これでは責任感ゼロの放り投げです。4期目は出馬しないと言っていたのに何のためにまた知事になったのか、これなら初めから知事などやらない方がましだったでしょうに。
そんな東のバカ殿の言行についてまとめられたtogetterがこちらです。
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赤旗政治記者の伝える、石原都知事の言行 http://togetter.com/li/396961# リンク先で読んでいただきたいのですが、軽く抜粋してみましょう。
(石原)石原知事が2003年の1年間で【214日】は出勤せず(祝休日含む)、実質週2~3日しか出勤していなかったことが日本共産党都議団の調査で判明。「出勤」扱いでも都庁が日程を把握していない「庁外」が67日も(つづく) (石原)石原氏は知事就任から2010年までの12年間で32回も豪華海外出張を繰り返し、うち28回分だけで4億6000万円余の税金を浪費。2001年にはエクアドル・ガラパゴス諸島での豪華クルーザーによる観光旅行、アメリカ・グランドキャニオンなどには夫人も同行(つづく) (石原)知事3期目の4年間で13回も海外出張し2億2000万円余も支出。北京、ローザンヌ、シンガポール、ベルリン、コペンハーゲンと五輪名目で約1億4000万円を支出。航空機はファーストクラス、北京五輪開会式参加では夫婦で1泊24万3000円の最高級スイートルームに宿泊(つづく) (石原)石原都政は2016年オリンピック招致関連事業に150億円もの税金を投入しながら09年のIOC総会であえなく落選。石原知事自身が総会などで着た背広2着分計45万円も五輪招致経費から支出。無駄金投じての落選に「痛くもかゆくもない」と強がる(つづく)
なんなんでしょうこの浪費。急遽行われることになった12月の都知事選には50億のお金が使われるとか。東京都はそんなにお金が余ってるのでしょうか?
そういえばこの言行、登庁せずにツイッター三昧、咲洲に欠陥城を購入して大赤字をもたらした西のバカ殿と酷似してますね。さすが似た者同士(笑)
ゲンダイネットではこんな報道もされています。この記事が飛ばし記事であることを東京都民のために祈りたい気分です。
フザケるな!石原 都知事時代は勤務平均59分 時給13万円 http://gendai.net/articles/view/syakai/139380 こういう恐ろしく税金を浪費する政治家を4期も選出したのはひとえに、こういう事実をマスコミが報道しなかったので有権者が知らなかったせいなのだ、と思いたいです。
徳岡弁護士も村野瀬玲奈さんも石原氏の滅茶苦茶ぶりを最近取り上げられてるので、ご覧下さい。
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村野瀬玲奈の秘書課広報室 「前頭葉の退化した60、70の老人に政治を任せる時代は終わった」と石原慎太郎は言っていた。 ●
Everyone says I love you ! 人の気持ちがわからない石原慎太郎氏に今の日本は任せられない さて、海外ではこの石原氏をどのように報道しているでしょうか。原発事故同様、国内の「大本営発表」に取り囲まれていては自分の姿は見えません。海外の視点も知りましょう
NHK-BSのワールドニュースコーナーが取り上げた米ABCニュースの石原知事辞任報道では、尖閣諸島問題で日中間の対立を煽ったことを強調して解説していたようです。また、「今後は他の右翼政治家と組んで新党を結成」とも。conservative(保守)ではなくultra right(極右)とまでは言わないけどright(右翼)という表現です。
ワシントンポストの報道はこちらです。
Shintaro Ishihara, brash Tokyo governor, quits, launches national party http://www.washingtonpost.com/world/brash-tokyo-governor-quits-launches-national-party/2012/10/25/aa8911b4-1e8b-11e2-8817-41b9a7aaabc7_story.html 要約すると
『首都の知事であった13年間、彼は外国人を排撃し、日本人の優位性を説き、核武装を主張した。そして、昨年3月の壊滅的な大地震を「日本人の強欲に下された天罰」と言った。そして、その後再選された。
尖閣で日中間の対立を煽ったことにももちろん触れ、更に橋下との提携にメディアがわきたっていると伝えている。次の選挙は穏健右翼(穏健保守ではない)か極右の選択しかなく、リベラル勢力はなんの影響力もない。野田現総理も対立する自民安倍も対中強硬姿勢と平和憲法を変えることを主張していると結んでいる。』
この記事を書いた記者による9月21日付けの記事(下記)でもはっきりと日本の右傾化が指摘されています。
「With China’s rise, Japan shifts to the right」 http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/with-chinas-rise-japan-shifts-to-the-right/2012/09/20/2d5db3fe-ffe9-11e1-b257-e1c2b3548a4a_story.html 英エコノミスト誌の10月6日付け東京から発信した記事
Beware the populists (ポピュリストに気をつけろ) http://www.economist.com/node/21564263 この記事も日本の右傾化に警鐘を鳴らしていますが、石原を「an old rogue of the Japanese right.」「日本の右翼における老いたごろつき」と書いています。
NHKニュースから。
韓国メディア“日本の右傾化進む” http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121026/t10013026241000.html 10月26日 0時46分 東京都の石原知事が都知事を辞職し、新党を結成する考えを示したことについて、韓国のメディアは、「日本の政治の右傾化が進む」などと警戒感を示しながら伝えています。 このうち、通信社・連合ニュースは、石原知事の記者会見だけでなく、いわゆる従軍慰安婦問題に関連した、これまでの石原知事の発言を批判的に伝えたうえで、「石原氏が新党を立ち上げることで、日本の政治の右傾化が進むものとみられる」という見方を示しています。 また、KBSテレビも、石原知事を「日本の代表的な右翼政治家」と紹介しているほか、有力紙「国民日報」は、自民党の安倍晋三氏の総裁復帰などにも触れながら、「日本の政界の右傾化が進む」と結論づけています。 欧米のメディアも また、欧米の主要なメディアも、「日本をさらに右傾化させるだろう」などと伝えています。 このうち、イギリスのBBCテレビは、石原知事が国政に復帰するため辞職することになったと説明したうえで、「尖閣諸島を購入する計画をたてて中国を激怒させた」と短く伝えました。 また、BBCのニュースを掲載したホームページでは、石原知事の人物像について「挑発的な発言で知られ、中国を絶えず敵視してきた」と紹介しています。 また、アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは「威勢のいい知事が新党立ち上げ」という見出しを掲げ、「日本政府は、尖閣諸島を購入しようとした石原知事を恐れて、中国との緊張を和らげようと、みずから島の購入に乗り出した。しかしその思いとは裏腹に、中国が激怒した」として、石原都知事の言動が日中関係の冷え込みにつながったと伝えています。 そのうえで、石原都知事が結成する新党については「日本をさらに右傾化させるだろう」と分析しています。
ブログ「大阪弁で世情を語る」は英ガーディアン紙の記事をとりあげてくれています。エントリ-から引用させていただきます。
政界「ゴリゴリブラザーズ」もありやな…あの二人 http://blogs.yahoo.co.jp/tubuyaki2594/7024064.html (引用開始) ところで、今回の慎太郎くんのことについて、海外の雑誌が論評してたそうやねん このtweet読んでみて
石原東京都知事、新たな右翼政党結成のため辞任(英ガーディアン 10/25) http://bit.ly/SFu7aE 「日本経済の先行きに大きな不安材料を積み増した本人が“俺が日本の経済課題を解決する”と話していることについて、特にテレビ界からはどのような批判も聞こえてきません」
上記のtweetで紹介されてるリンク先にはな、イギリスのガーディアンゆう雑誌に最近載った 慎太郎くんに関する記事の翻訳があんねん さすがに、ここにそれを全文転載すんのはあんまりにも厚かましいので 是非、リンク先のページを見て、その記事を読んでみて欲しいねん そんでも、ちょっとだけその記事の内容に触れさせてもらうとな まず、記事の見出しが 『石原東京都知事、新たな右翼政党結成のため辞任』…やねん はっきり「右翼政党」って書いてあるやん そんでこんな表現もあったで 『傲岸な国家主義者である石原氏』… (「国家主義者」ゆうのは「国粋主義者」と読み替えてもええと思うで) そんで、またまたこんな表現もあるわ 『彼の右派的大衆扇動政治』… それに続いて、おっと、我らが徹ちゃん(=橋下徹)のことまで書いてあったわ 『石原氏はもう一人の右翼的政治家、橋下大阪市長が率いる新党、維新の会との連携の可能性を否定しませんでした。』… う~ん、海外メディアは日本のメディアみたいに、慎太郎くんや徹ちゃんにベンチャラする理由ないから ちゃんとありのままの姿を書いてくれてるやんね 慎太郎くんとか、徹ちゃんは、海外の(公平な)目で見たら 「保守」やのうて「右翼」にしか映らへんねん… 厚かましく、もうちょっとだけ引用させてもらうとな、こんなことも書いてあるわ 『東京都知事時代には、女性と外国人に対する侮辱的発言を繰り返し、フランス語を『国際標準語になり損ねた言語』であると揶揄し、フランス語圏の人々を侮辱しました。 2010年にはサンフランシスコで行われた同性愛者のパレードを見た後、同性愛者を『不具者』呼ばわりしました。』 う~ん、こういうこともきっちり書いてくれてるね (みんな、こういうことの一つ一つを忘れてもうたらアカンよ) (引用ここまで)いかがでしょうか。
海外では石原氏を保守ではなく右翼だとはっきり述べています。そして日本は右傾化(実質は極右化)してきていると認識、警戒されています。
しかし日本の大手メディアは石原、橋下のバカ殿ブラザーズを決して「右翼」とは報じません。それどころか「新しい第三極」などと持ち上げる始末です。
民主、自民がどんどん右傾化してる中で更に斜め上行く極右が、どうして希望を託せるような新しい第三極たりえるのでしょうか?
世界が日本の右傾化を認識しているのに、本人(日本)にその自覚が無く、石原氏のような極右を極右と報道しない所に日本の深い病巣があると思います。
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