コメント
対等な日米関係を築くためには、まず「現実」を正しく把握しなければ。
私は今回の記事には、賛成できません。
なぜなら、日本が置かれている「現実」を把握した上での”主張”とはとても思えないからです。
そもそも、例示されているフィリピンやコスタリカと、日本とでは国際社会における立場が全然違っていて参考になりません。
日本は、フィリピンやコスタリカと違って、世界有数の「債権国家」である点が、ぜんぜん違います。
要するに「ゆすり、たかり」の対象となる存在なのです。例えれば、日本はドラえもんにでてくるジャイアン(アメリカ)に擦り寄る”スネ夫”のようなものでしょうか。
(そういえば、ゆすり甲斐のないフィリピンですら、米軍が撤退した途端、中国に南沙諸島を占領されましたね。)
この問題に関して、学ぶべきはフィリピンでもコスタリカでもありません。
日本人が、自らの立場をしっかり把握することこそ、求められます。
「平和憲法があるから平和だった」などという”幻想”に捉われ、自己欺瞞状態に陥っているままでは、いつまでたっても毅然とした態度を取ることなぞ望めないでしょう。
このことについては、岸田秀が「日本がアメリカを赦す日」で詳しく解説していますが、拙ブログでもその記述を引用紹介していますので、以下リンクを貼らせてください。
・平和主義の欺瞞【その3】~現実を直視しなければ不可逆的に失敗する~
http://yamamoto8hei.blog37.fc2.com/blog-entry-225.html
・平和主義の欺瞞【その2】~自己欺瞞によりますます卑屈になる日本~
http://yamamoto8hei.blog37.fc2.com/blog-entry-216.html
追記:お名前間違えてましたので訂正致しました。すみません。
>一知半解さん
>対等な日米関係を築くためには、まず「現実」を正しく把握しなければ。
> なぜなら、日本が置かれている「現実」を把握した上での”主張”とはとても思えないからです。
あなたの仰る「現実」とはどのようなものでしょうか、その具体像が全く見えません。
ひょっとして安保がなければ、または不平等な地位協定がなくては中国や半島が侵略してくる、とかいうネット(だけ)でお目にかかる「現実」ならば、ここで展開されるのはご遠慮申し上げます。
> そもそも、例示されているフィリピンやコスタリカと、日本とでは国際社会における立場が全然違っていて参考になりません。
> 日本は、フィリピンやコスタリカと違って、世界有数の「債権国家」である点が、ぜんぜん違います。
> 要するに「ゆすり、たかり」の対象となる存在なのです。例えれば、日本はドラえもんにでてくるジャイアン(アメリカ)に擦り寄る”スネ夫”のようなものでしょうか。
何故フィリピンやコスタリカが参考にならないのか、その理由があなたの仰る範囲では私にはわかりかねます。納得できるよう具体的にお願いします。、
ようはどこがどう違ってそれがどういう影響を及ぼすのか、さっぱり伝わってきません。
また日本は世界有数の債権国家とはどの国に対するどういう債権ですか?
ひょっとして単に「経済的に豊かな国」だから中国や半島が狙ってる、という程度のことなら、先ほども申し上げたようにご遠慮申し上げます。
> 日本人が、自らの立場をしっかり把握することこそ、求められます。
ですからどういう立場だと、アメリカが理不尽な要求をしてきてもNoと言えなくなるんでしょうか?そこのところが全く見えません。
だいたい不平等な地位協定を直したがらないのはアメリカですよ。
> 「平和憲法があるから平和だった」などという”幻想”に捉われ、自己欺瞞状態に陥っているままでは、いつまでたっても毅然とした態度を取ることなぞ望めないでしょう。
日本より遙かに周辺諸国が政情不安な国々に囲まれてる中米コスタリカが非武装非暴力で平和を保ち続けているという驚異的な「現実」も、あなたにかかれば「幻想で自己欺瞞」ということになりそうですね。
れっきとした「現実」なのですが。
コスタリカの準軍隊
国境警備隊や市民警備隊などがあり、対戦車ロケットや装甲車などを保有していますし、憲法では有事の際徴兵制を可能としています
http://mltr.ganriki.net/faq12f.html
より引用
>1995年のMilitaryBalanceでは,現役7500名
>市民警備隊:4300名(海兵隊400名を含む)
>国境治安コマンド2個(北部,南部),国境警備大隊5個,対ゲリラ戦大隊2個,
>市民警備コマンド(大隊)7個
>海兵隊400名
>内海哨戒艇7隻(32m級高速艇×1,小型哨戒艇×1,100t以下×5,小艇×10,
>固定翼機
>セスナ206×4,コマンダー680×1,O-2×3,PA-23×2,PA-28×3,PA-31×1,
PA-34×1
>ヘリコプター
H-500E×2,FH-1100×1
>地方警備隊(行政警察省):3200名(小火器のみ)
よくコスタリカの軍事力を知らないと軍隊がない=軍事力が無いと短絡しがちですが、それは間違いです。
コスタリカのある南米では、軍によるクーデターが多いため解体しただけですね。
気分的「反米」ほど、危険なものはありません。
>あなたの仰る「現実」とはどのようなものでしょうか
日本の「現実」とは、自由貿易体制下でもっとも利益を「享受」していながら、エネルギー資源・食糧を海外に「依存」していて、それでいながらその体制維持をほとんど他国に「ただ乗り」しており、また、世界一の債権国でありながら借金の取立て手段を持たず、アメリカの「属国」でありながら、対等だと「勘違い」している国、といったところでしょうか。
そもそも、この問題を考える際、日本が戦後の国際社会で最も「成功した国」であることを自覚してない人が多すぎるような気がします。
勿論、成功したからといっても国内的には、未だに貧困問題とかありますが、海外のそれとはレベルが違うし、日本が抱えている問題も、成功したが故の贅沢な悩みと海外では受け取られているのではないかと思います。
フィリピンやコスタリカなどとは、世界における「存在感」が違うのです。
日本は世界中からやっかみ・嫉妬の対象になっているんですよ。
そしてまた、やっかいなのは、この成功が、自分でお膳立てしたものではなく、欧米が作った秩序にただ乗りしていると欧米から思われていることを、当の日本人が意識していないことです。
さらに問題なのは、そうした状況を把握しないまま、「真の独立」「核武装」だの主張したり、「アメリカのポチ」だの批判している人が右にも左にも多すぎることです。
要するに、現実を見据えて、覚悟を決めた上での「反米」ではなく、気分的「反米」レベルに過ぎない人が多すぎます。
だから、フラフラする。
今後の民主党の姿勢を注目してみればそのことはいずれ明らかになると思います。
彼らの反米ポーズも、所詮は「気分レベルの反米」ですから、アメリカから恫喝されればコロッと態度がかわることでしょう。
>ですからどういう立場だと、アメリカが理不尽な要求をしてきてもNoと言えなくなるんでしょうか?
現実を直視せず、自己欺瞞し続けていれば、何時までたってもNoと言えないでしょう。
たとえ言えたとしても、その場限りで却って卑屈な態度に戻るか、また、悲惨な結果を招くか、いずれかではないでしょうか。
これについては、拙ブログで紹介している岸田秀の記述を読んでいただければ…と思います。
>日本より遙かに周辺諸国が政情不安な国々に囲まれてる中米コスタリカが非武装非暴力で平和を保ち続けているという驚異的な「現実」
条件が全く異なる例を挙げても、それは日本の現実を把握したことにはなりません。
そもそもコスタリカは、南風さんが指摘しているように、軍隊を警察と呼び変えているだけなのが現状で、これを非武装非暴力と見做すことこそ、「自己欺瞞」そのものではないでしょうか。
OECDで貧困率2位、小泉政権以降、毎年社会福祉予算2000億カットで奇しくも教育費や医療費で国民が困窮している現状は、アメリカの年次改革要望書の言いなりになった結果では?
政権交代がきっかけで、族議員や官僚の防衛利権を守るためのアメリカ追従外交から日本もアメリカに要求すべきことは要求する関係に変わってほしい。
お返事遅くなってすみませんm(_ _)m
コスタリカの国境警備隊は軍隊というに及ばない内容であることはあなたがあげてくださった資料が示しているとおりです。警察を精鋭化した程度のものですよ。軍艦や戦闘機はなくて、ボートやセスナだけ。
コスタリカが保持する最新鋭のセスナをご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/484f09be97f12a6f9947090aa3d4038a
軍事力を持ってると言うには及ばないですね。
>一知半解さん
すみませんが何度読んでもあなたが仰ってる内容が私には理解できません。
日本は世界から嫉妬されてる?
年間の自殺者が異常に多く、ワーキングプアあふれる生きにくいこの国がですか?
百歩譲ってそうだとしても、それと屈辱的な地位協定とどう結びつくのでしょうか?
うらやましがられてるから侵略される、だから屈辱的な日米軍事同盟に甘んじるべきとでも仰りたいのでしょうか?それならそれであなたの言い分はわかる(とても同意できませんけど)のですが、そうも仰ってませんし・・何が仰りたいのか・・???
>monamiさん
コスタリカは軍隊を持たないと決めた時、それまでの軍事費を全て教育費にまわしました。コスタリカは政情が不安定な中米にありますから、何もしなければ平和はすぐに失われてしまう。では、何をすべきか。軍事にお金をかけるのではなく、民主主義教育にお金をかけたのです。小学生のうちから平和の大切さ、民主主義、対話による紛争解決を徹底して学び、子どもも選挙に参加するのです。軍隊は何も生まないが、教育は平和を維持する次世代を生むのです。
「平和とは単に戦争のない状態を指すのではありません。行動を伴ってこそ平和になるのです。私たちはバラス(弾丸)でなくボトス(投票)を選びました。平和を願うなら闘わなければなりません。単に“平和主義者”でなく、非暴力での闘いをすべきです。」という元コスタリカ大統領夫人カレンさんの言葉には重みがありますね。
コスタリカ
空港警備隊はセスナとヘリコプターをそれぞれ3機ずつ保有しています。いずれも武装していません。国境警備隊は1996年地方局に統合されました。したがって今国境を担当しているのは普通の警察官です。足立力也「丸腰国家」参照。コスタリカには戦車も戦闘機も戦艦もありません(カルロス・バルガス)
軍事力のあるなしは結局軍事力の定義いかんによるので、どこに境界線を引くのかは難しいのでしょう。ただ、南風さんは一般の警察官も軍事力に含めていますが、日本の警察も軍事力を有しているという認識なのでしょうか?疑問です。
一知半解さんは自己欺瞞だと批判してますが見当違いです。ただ単に事実認識に違いがあるだけです
。
秋原葉月さんどうもはじめまして。コスタリカに関しては学ぶところが多いですね。
”情緒”オンリーの「反米」にはとても賛成できないと言いたいのですが…
日本の置かれた「立場」をどう把握するか?それは人それぞれ違うと思います。
ただ、ワープアだの自殺大国だの一面があるにしろ、依然として日本は海外から見ればもっとも豊かな債権国であることは間違いないでしょう(あなたにはそのような実感はないかも知れませんが)。
要するに、自分の視点を絶対化せず、相手から見られた場合はどのような「立場」となるか、相対的・多面的に把握する必要があると主張したいのです。
また、現在の自由貿易体制というものは、英米が築き上げてきた体制ですが、それが永久不変でサービスを受けられるとは限らないことに気づいていただきたいですね。そのことに関連する拙記事↓を参考にどうぞ。
・ソマリア海賊問題から「海上秩序の傘」について考える
http://yamamoto8hei.blog37.fc2.com/blog-entry-228.html
そして、次に主張したいのは、気分的「反米」は有害無益でしかない!ということ。
反米のメリット・デメリットを冷静に考慮し、対策を講じ、覚悟を決めた上での「反米」なら、理解できなくもないのです。
しかし、実際、護憲派の方たちの「対等」というのは、何ら対策を講じるわけでもなく、覚悟を決めているわけでもなく、ただ”心情的”反発に基づいた情緒的「反米」としか受け取ることができません。
そう受け取らざるを得ないのも、「反米」を唱える人に限って、現実的な対策にことごとく反対するからなのです。本気で反米するなら、現実的に対米依存を減らす手段を講じるべきでしょ、と私は思います。
(例えば、独自の情報収集衛星に反対するとか、中東へのエネルギー依存を減らすための原発建設に反対するとか、護憲派の皆さんはいつも「現実的対策」に反対してますね。)
本当に屈辱を晴らしたいのなら、現実を見て対処せよ!ということです。
現実を見ずに心情的に屈辱だけを晴らそうという行動は、自らを危険に晒すもので賛成できません。
現実を把握せず、気分まかせで情緒オンリーの「反米」なら、戦前の日本も同じでしたね。
戦前の対米強硬派と、自主独立を叫ぶ”ネトウヨ”や”反米護憲派”は、ベクトルが違っているだけでやっていることは同じではないか。
そう思えてなりません。
日本人が本当に戦前を反省するとしたら、まさにこの点であって、歴史認識とかのレベルの話ではないと私は考えております。
そういう意味では、戦前の反省を迫る護憲派の皆さん自身は、本当に反省していると言えるのか?非常に疑問に思っております。
民主党はサヨクだ!
新風は左傾化した!
どれも認定基準が認定する人の主観なので、ある意味無敵と申せましょう。サヨクからすれば民主党や新風をサヨク、左傾化呼ばわりされちゃたまらんよなぁ、とも思うわけですが(笑)
冗談は置いておいて、まじめな話、「警察力」をそのまま「軍事力」として勘案してもよいものか、と思います。そもそも組織の目的自体が警察と軍隊では基本的に異なるのですから(仕事の内容が一部重複する部分はありますが)。
現実、現実といわれても
「現実」って一言で言われても世の中にはたくさんの事実が存在しています。人により見ている事実は違うだろうし、その中からどういった事実を重視するかも人によります。それによりある問題への対処方にも違いがでて来ます。
一知半解さんはただたんに自分と異なる立場の見解を非現実的と切り捨ててるだけのように思えます
。反原発の人には反原発の人なりの事実があると思います。
初めまして。
「コスタリカは軍隊を持たないと言いながら準軍隊と言える組織を持ってるじゃないか」という人々はコスタリカの国境警備隊の装備とかを知らない・・というか知りたくないんでしょうね。自衛隊のように軍隊規模の組織を持って武装してることにしておきたいのです。コスタリカが軍隊を持たないからこそ成功している事実を認めたくないんです。日本は世界でも有数な規模の自衛隊を持っちゃいましたから。
>一知半解さん
”情緒”オンリーの「反米」、気分的「反米」ですか。
ずっと莫大な思いやり予算を払い続け、基地の移転も内緒で全部日本が肩代わりしてやり、沖縄は本土復帰してから密集する基地の存在にずっと苦しめられ、米兵が犯罪を犯しても決して日本では裁けずアメリカに保護されてしまう、こういう歴然たる苦しみが存在し続けています。それが「気分的に」「情緒的に」ただ何となく反米だとは、現に存在する不平等や押しつけや苦しみがまるで妄想か幻影かのようですね。現状認識がまるで出来てないので話になりません。
ちなみに私は自分の考えを「反米」という一辺倒な言葉では表しません。アメリカの軍事面にはとても賛同できませんが、その他の所では見習うべき点も多く、簡単に反米、親米、と二者択一できるようなものではないからです。
>こねこさん
私のブログにも表に出さないのも含めちょこちょこ「無敵」クンが来てくれるようになりました^^;
無敵クンを説得するのは多大な労力の割に報われない虚しい作業なので、私はやらないようにしています。
軍隊と警察は違いますが、一つ一つみればグレーゾーンももちろんありますね。
でも、朝と昼の境目が何時何分とくっきり線を引けないからといって朝も昼も一緒くたにするのはおかしな事です。それと似ていますね。
「苦しみ」を本当に受け止めるのであれば、現実的であれ。
何度もコメントを表に出していただきありがとうございます。
そろそろ議論も平行線のようなのでこれで最後のコメント投稿にしようかと思っておりますので宜しくお願いします。
>こういう歴然たる苦しみが存在し続けています。
私もそれは否定してませんよ。
それが属国である証拠ですし、屈辱でもあることはわかっています。
疑問なのは、なぜそこまで屈辱に思うならば、現在の片務的安保を、双務的に改めて対等に近づこうという考えにならないのか?ということです。
弱小なフィリピンだって双務的だからアメリカに物申せたのではないでしょうか?
いつも感じるのですが、護憲派の主張というのは、どうも都合が良すぎるきらいがありますね。
権利の主張ばかりで、義務についてはおざなり。
反米のメリットばかり焦点をあて、デメリットは考えようともしない。
当然デメリットに対する対策もない。
これでは現実的と、とてもいえないのでは。
対等な日米関係を築きたければ、世界に通用しない「平和憲法」を持ち出してごまかしたりしないで、それに至る「現実的な」対策を示して欲しいと思います。
そうしていただけさえすれば、私もそれが気分的「反米」とは思いませんし、十分検討する価値はあると思います。
村野瀬玲奈氏も秋原葉月さんの記事を引用してエントリーを上げてますが、結局のところ、「対等な日米関係は信ずればできる、やればできるはずだ」と言っているだけなのです。
いわば「為せばなる」論とでも言いましょうか。
しかしながら、幾らそうした「信念」を持とうが、現実を踏まえなければ必ず「失敗」するのです。
そのことを日本はたった60年前に何百万人という高価な犠牲を払って体験したはずなのですが…。
これでは、神風を信じていた戦前の日本人のことを笑えないような気がします。
というか、主張のベクトルが違うものの、思考様式がソックリに思えて仕方がないのですが。
根拠なき「為せばなる」論ほど、有害無益なものはありません。
アメリカの実力や、日本の立場を考えてみればみるほど、とても口先だけの「為せばなる」論には賛成できないのです。
>現に存在する不平等や押しつけや苦しみがまるで妄想か幻影かのようですね。
こうした苦しみを感じるからこそ、現実的にどのような対策を講じればよいのかを考えるべきなのではないですか?
単にこうした苦しみを嫌がるだけなら、「子供の駄々」となにが違うのでしょうか?
こうした苦しみからどうすれば脱却できるのかを具体的に模索してはじめて、「大人の対応」と言えると思うのですが。
>一知半解さん
>権利の主張ばかりで、義務についてはおざなり
片務的に義務ばかり負わせられてるのはむしろ日本のほうでしょう?だから対等な関係に是正しようと言ってるんじゃありませんか。
仰ってることが支離滅裂です。
日本の役割
「片務的安保を、双務的に改め」るという結果から導かれるのはイラク、アフガンへの自衛隊の派兵です。現地で治安維持活動をするということです。最近のニュースをみるだけでも私は素朴に日本は派兵しなくて正解だったなと思います。
それでは世界秩序安定のために日本はどのような役割を果たすべきか。一知半解さんは日本が「ただ乗り」していると批判してますが私はそうは思っていません。ただ単に軍事力を使っていないだけです。
日本は国際機関の活動資金提供に大きく貢献しています。また海上交通の安全に関してもマラッカ海峡におけるシステム構築に定評があります。他にも武力紛争が起きないように努力することも日本としてできる貢献のひとつでしょう。例えばメコン川流域は食べ物水が不足しケシの栽培が行われています。国連開発計画によればこの地域は潜在的紛争地域に指定されています。軍事力に頼らなくても世界の安定に寄与することは可能です。
「平和憲法」が世界に通用するか否かは私には分かりません。しかしながら、同じ志しを持つ人は世界にもいます。だから今後もそういった人達と手をつなぐのです。そのほうが楽しいしね。
ワールドマーチ
http://www.theworldmarch.org/index.php?lang=jpn
http://www.anatakara.com/petition/index2.html
>ひろとさん
日本の国際貢献について伊勢崎賢治さんの著書「自衛隊の国際貢献は憲法9条で」という本がとても良かったですよ。お勧めです(既読でしたらすみません)
シルバーウィークあけたらエントリーにしようかと思っています。