Ａｆｔｅｒｎｏｏｎ　Ｃａｆｅ

一人でも多くの人に読んで貰いたいエントリーがあったので、紹介させて頂きます。(ご本人には了解済みです)

ブロタイ:村野瀬玲奈の秘書課広報室「フィリピンで日本軍により「慰安婦」にされた二人の女性の生の声」
フィリピンで日本軍により慰安婦にされた二人の女性の話です。

ご存知のように、アメリカ下院で慰安婦非難決議案が通りました。
この動議が出された時、国会議員まで雁首揃えて「軍による強制はなかった」などというバカな広告をワシントンポストに掲載したおかげで、決議案の可決を加速してしまったことは記憶に新しいです。

そして今、慰安婦非難決議はアメリカのみならずオランダ下院でも採択されました。
またEU議会でも取り上げられ、ここでも非難決議が採択されるやもしれません。

慰安婦達が日本軍にどれほど悲惨で悲劇的な体験を強いられたか、数多くの証言があり、どれも胸をかきむしられるようなものです。

一部の人々は慰安婦達に向かい、その証言は信用ならないだとか金目当ての嘘だとか、聞くに耐えない心無い暴言を吐きます。

あるいは、当時売春は合法だから問題はなかったとか、狭義の強制はなかったから日本軍に責任はないとか、とうの昔に論破され破綻した屁理屈にいまだにしがみついて、彼女達の人間として女性としての尊厳を惨たらしく蹂躙したことを正当化しようとしています。
この虚しい試みは、失笑を買うばかりです。

法など知らずとも通常の人間らしい感覚を備えていれば、酷い人権侵害であったことなど一目瞭然なのにそれすら認めようとしない恐るべき人権感覚の欠如を、日本は国際社会から非難されているのです。

もし、あなたが過去に犯罪を犯したことがあったとしたら、あなたはその罪を認め、反省し、二度と繰り返さないと誓おうと努力しないでしょうか。
それとも、自分は何も悪くなかった、悪かったと認めることなど、自分を貶める自虐行為だと開き直るでしょうか。
日本は今まさに、これを問われているのです。

どちらの態度がより尊敬を集めるかは明白ですね。
日本軍が犯した性犯罪を認めようとしないネトウヨ発言こそわが国を国際社会に顔向けできなくし、自国を貶めるものだと言えるでしょう。

またこのような態度は、日本は人権後進国であると国際的な不信を招き、結果、国益を害することになるでしょう。
現実的な政治的利害という側面から見ても、諸外国と上手に渡り合い、自国の利益を守るには、慰安婦非難決議を無視するのは自分の首を締める愚かな行為です。
これこそ「外交下手」の最たるものでしょう。

私は人間の尊厳を軽んじ、他人の痛みをわかろうとしないな非人道的な感覚が日本に根付いていることを、心から恥ずかしく感じます。

もしよろしければご紹介したブログを読んでいただいてその感想をコメントして下されば嬉しく思います

（２００７／１１／２４

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